良い感じの堆肥30tゲット
今年新しく植える紫アスパラガス畑に投入し肥え肥えの土を作ります。
おはようございます。昨日まで6月のような陽気、今朝は冷たい霧雨で3月のような天気で体がついていけないメロンおじさん寺坂祐一です。
中富良野町で農家しているのに、遠く清水町コスモスファームさんからダンプ3台、約30トンの堆肥を購入。
すでに再発酵させて菌活堆肥となっている在庫の堆肥と合わせて40tの堆肥を紫アスパラガスを植える畑に投入します。すげー量だ。
すでに土色にまで発酵が進んでいていい感じのおかくず牛ふん堆肥ですが、これに生米ぬか1tともみ殻くん炭1500リッターを加えて攪拌、再発酵させてさらなる上質な菌活堆肥に仕上げていきます。
っても、5月上~中旬に定植予定の紫アスパラガスなので限られた発酵機関は1ヶ月間しかない。ホントは4ヶ月以上発酵させたい。
約60度の高温発酵を維持して、限りなく植物の根に優しい微生物環境の多様性を追求した堆肥作りを進めていきます。
上手に発酵させるポイントは3つ。
・微生物のエサとなる米ぬかなど有機物の添加。微生物の住処になり肥料養分を吸収蓄えてくれるもみ殻くん炭の添加。
・適度な水分管理
・新鮮な空気(酸素)を時折供給する。
です。適度な水分と空気(酸素)の供給。菌が高温を発するぐらい活性化させる為に大事です。
そのために、トラクターに装着したフロントローダーで切り替えし作業をして、余分な水分を飛ばし空気を混ぜ込んでいきます。
1ヶ月間しか期間がないので、5日に一回ペースぐらいで切り替えし作業をしてあげて発酵を促しまくる計画です。
切り返し作業するたびに、堆肥の臭いが変化していくのがおもしろくて楽しい♪
あと、色の変化。
茶色→赤茶色→焦げ茶色→黒色と発酵が進むほどに堆肥の色が変化していくのも観察していておもしろいです。
堆肥を手で掘って手を入れたとき「アチチッ!アチーッ!」となるぐらい高温に発酵する堆肥を確認しながら、改めて微生物の持つ力に感動するところであります。
メロン畑準備作業とアスパラガスの全国発送作業で忙しくなっていますが、合間を縫って堆肥作りもファイトです。
5月に紫アスパラガスを植えたら、またコスモスファームさんからダンプ3台堆肥を購入して5月~9月まで再発酵・菌活堆肥作りがまた始まります(笑)
完熟堆肥、大事。今年のメロンの生育が一段と良くなっていて生育観察わくわく感アップしています。
いかに根に傷害をださないか?多種多様な微生物性をそなえた堆肥を作るか。抗生物質やアミノ酸などがしっかりと生成された完熟へ持っていくか?
堆肥作りも挑戦の連続です(^^)/
一方、私のチキンハートは…。
堆肥の再発酵に○十万かけて手間もかけてって、マニアックに取り組むほどに諭吉さんが飛んでいって春先から罪悪感がつのるばかりです(笑)
「いや違う。これは投資だ。土作りへの投資なのだ!」と自分に言い聞かせています。必ずリターンがある!(ハズ)。
よりおいしく感動的なメロン・野菜を育てる為に。今日も一日自分の能力を発揮します(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。