『作物が育ちやすい環境を整えること』

農業とは、これがすべてです。 潮田 武彦
-------
おはようございます。昨日の夕方いつもの散歩コースにいったら25cmぐらいの雪が積もりすんごい難儀し散歩じゃなくハード行軍となった寺坂祐一です。
でも、美しい夕焼け風景が見られてラッキーでした。
------
過日開催した、第一回目のオンライン講座【新規就農者必見】農業はいじめt大失敗した7つの事例。
そのなかで講師の潮田さんが話した言葉に大共感でした。

■『作物が育ちやすい環境を整えること』農業とは、これがすべてです。

そうそう!そうなんだよっ!って、思わず膝を打ちました。ホント一番大事!
栽培技術を上げる。
とか、
品質収量をあげて効率化する。
とか、
作物を育てる。栽培する。
とか・・・
もっと本質的なところ。
「人間に植物を育てることはできない」
私も痛感している。育てよう、たくさん採ろう、と、どう頑張ったってムリ。
■植物は自らの力で細胞分裂を繰り返し、根を伸ばし茎葉を地上に展開し、光合成といういまだ人間でも作ることのできないエネルギー転換システムを最大限に機能させ、実をならし種を残し、その種の拡散を図る。
人間ができることは、その植物が育ち安い環境を整える。それしかできない。いや、それが一番大事なのだ。

■農業者に2つのスタンスがある、とする。

A:畑で『作物を育てる』気持ちで農業に挑む人。
B:畑で『作物が育ちやすい環境をいかに作るか』で農業に挑む人。
どちらのが好成績を収め農業を継続し続けることができるか?は明白だろう。長期的には圧倒的な差が付くハズだ。
■私もまだ未熟者ですが「メロンにとって最高の環境をいかに作るか?」という作業(土作り、換気、灌水、追肥、整枝作業などなど…)メロンの身の回りに手を掛ける仕事ばっかりやっている。
「たくさん採るんだ」と欲を出して栽培していた若い頃は、よく痛い目をみましたよ…(汗)トホホ…。
その年が、暑がろうが寒かろうが、雨が多いとか干ばつとか天候自然はコントロールできない。
だが、どのような天候が来てもあらゆる技術を駆使し投入して『作物が育ちやすい環境を整える』ことを継続出来たとき、高品質な作物を最大限に収穫し、社会に提供することができる。

■また、作物を地上部だけを見てはいけない。

根がスーッと健康に伸びやすい土壌環境を整える土作りが基礎中の基礎であることは再三述べてきたとおりです。
前回のオンラインセミナーで潮田さんの話を聞いて、あらためて栽培とは?農業とは?について身が引き締まる思いでした。
------
ということで、【新規就農者必見】農業始めて大失敗した7つの事例・大検証
次回最終回は明日11/30 19:30~。
取り上げる7つの事例は・・・
—————————————
①湿気った畑で大失敗〜圃場選びの重要性(寺坂)
②販売に注力しすぎて畑がダメに(寺坂)
③農業継いだのに親と衝突!!仲良くできないその理由とは(寺坂)
④作ってみたけど売り先なし!売れたけど大暴落・利益なし!(講師:潮田)
⑤雑草の恐怖!あなたの経営は草に潰される(講師:潮田)
⑥貯金ゼロで就農開始!その1年後には(講師:高津差)
⑦いきなり6次化に挑戦!その結果は…(講師:高津佐)
—————————————
詳しくは開催要項を、下のリンクをクリックしてください。興味がわいた方はぜひ。

https://peatix.com/event/3079482?fbclid=IwAR0ZZlQqULxRU66Oc0klH7ufTIUZAnC63f2xSd70a1mStBkGmXOz2UhA9h0
今、当農園では根雪前の片付け作業に追われているところですが、一つ一つの作業がすべて来年の『作物が育ちやすい環境を整える』に繋がっている、ということですね。ガンバロー💪