「寺坂社長、どうかご訪問させていただいて、いろいろとお話を聞かせて頂きたいのです~!」

うわっ、調査マンが来たぁっ。
ビビる。寺坂農園を徹底的に調べていく。最後に鋭い質問を受けてビックリ!
おはようございます。夕ご飯を妻と食べながら相変わらずネトフリ配信の『忍びの家』にハマっているメロンおじさん寺坂祐一です。

■どうやら当農園と取引開始したい企業様がいるらしい。調査依頼が大手調査会社にあったとのこと。

最初は写真の封筒が届いた。
忙しい私は無視(笑)
例年どおりこの封書はゴミ箱直行。
したっけ、FAXが来た。
調査受け入れお願いのFAX。
すごく丁寧な文面だった。
忙しいから、無視。
「シャチョー、東京商工リサーチというところからお電話です~っ。シャチョーにお願いがあるということです~っ」
そしたら翌日、電話かかってきた。
なんだなんだ?必死だなぁ~。
毎年、調査依頼の封筒なんて無視してる。
今回に限って…、どうしたんだ?
私はしょーがなく電話に出た。
「シャチョー、寺坂農園へのとある企業から調査依頼がありまして、しかも急ぎの案件なのです~。お忙しいところ恐縮ですが、どうか1時間ほどお話を聞かせてもらえないでしょうか?」
う~ん。すげー必死だなぁ。
ひょっとしたら大手の企業案件なのか?
もちろん依頼主は教えてくれない。

■選択肢は3つだ。

1.調査を受け入れ全部公開する。
2.調査を受け入れるが決算書は見せない。
3.調査拒否する。
あなたならどーしますか?
受ける義務はない。時間ももったいない。なにしろ調査会社って探偵屋だ。自分を調べられるって何か怖い、気持ち悪い。
「いいですよ~。ウチは全面公開方針ですので。支障のない範囲内でなんでも答えますよ~」
「ありがとうございます!これから伺ってもよろしいでしょうか?」
どんだけ急いでるのよ😅
私答えは1。
調査を受けるメリット、社会的信用を評価してもらい、取引先が増えた方がいいからだ。世界が可能性が広がるではないか。

■次の日の午前、スーツでビシッと決めた中年男性、目つきがすんごくしっかりしている(鋭い目)調査マンがやってきた。

園内施設を案内し、事務所で決算書を見せて、たくさんの質問に答えていった。昔、帝国データバンクさんの調査を受けたことがあるが、やっぱり緊張しました。
1時間ほどで調査が終わったが、それよりも調査マンから学ぶことがすんごく多かった!
なぜなら、倒産する会社をたくさん見て調査してきたプロだからである。多くの会社経営を今でも調査し続けている彼から学ぶことはたくさんあった。
私は必死にメモったよ。そんなかから一部をシェアしますね。

■最大のリスクは社長自身

→社長の能力が高すぎてもダメ、社員がついて行けなくて崩壊していく。社長の能力が低くてもダメ。売上げ伸びず社員が次々とやめていく。
↑メッチャ怖いはなしや…。

■良い社長はビビり屋で慎重。

→裸の王様になった社長から倒産していく。不安でビビりな社長は常に先を見据えて先手を打っていくので、経営が継続していく。

■倒産する会社の3つ共通点

→過大投資する会社
→商品・サービスが時代の変化に対応できない・しない会社
→後継者・事業継承できる人材がいない会社
べ、勉強になりました。上記以外にも調査マンからしか聞けない社会や会社経営の裏話(マジで書けない内容)、本当に勉強になりました。ありがとうございました!

■んで、一通りの調査・雑談が終わり、

調査マンはカバンを抱え玄関へ。靴を履き、調査受け入れのお礼を述べ、玄関ドアをカチャッと開けた瞬間、私の方に振り向いて
「そういえば寺坂さん、ご自宅はここではなく隣町でしたよね?」
「はぃ、そうですが…」
「ご自宅のの登記を調べたら○○さんになっていました。寺坂さん所有ではなかったです。賃貸でお住まいなんですか?」
「うひゃ~!!そ、そこまで調べているんですか~っ!」
さすがプロの探偵(調査マン)である。社長の身の回りまで調べ上げ済みだったわ。きっと自宅まで来て現地調査し確認済みなんだろう。
ビビる~っ!&すっげーっ。家周りを散らかしていなくて良かったーっ!!
「じゃぁ、教えて!僕、愛人は何人いることになっているんですかっ??」
「あはは~っ。ではっ!」
笑いながら探偵は帰っていった。
そこ、教えろよ。
#この話がおもしろいと思ったらアスパラガスを購入して下さい(笑)
今日はメロンのハウス掛け作業5回目の分。メロンの種まきにアスパラガスの収穫・全国発送などなど、盛りだくさんのお仕事みんなでやっつけます~。
では今日も一日、元気に笑顔で♪彌榮っ( 😊)/▢