始まりよければすべて良し。よっしゃ!メロンの発芽成功じゃ。

発芽率100%、イェイ!

こんにちは。寺坂祐一です。

2月はまだまだ日照量が少ないので、いかにヒョロヒョロと徒長させないかが腕の見せ所ですね。伸びちゃうんだけど(笑)。

本当に可愛いヤツらだぜ。
太陽の光を浴びてうれしそう。
2葉のメロンから元気と生きがいをもらっているよ。

あまりにも可愛い過ぎて心配で気になるので、30分~1時間に1回はメロン育苗ハウスに様子を見に行っています(笑)。

そのうち管理に慣れてきたら、あんまり行かなくなるんだけどね…。そういうときがアブナイ。

水不足で萎れたり、高温でダメージ与えたり、温水ボイラーが止まっていたり…😱

いつも心の片隅に「メロンの苗は?」状態であります。

メロンの発芽を揃え、100%発芽率を目指すポイントは色々ありますが…。

基本は、発芽の3要素。


温度、水、空気(酸素)の環境を整えること。

■温度は、発芽が揃うまで30℃キープ。温水ボイラーの稼働、発芽床の電熱線の管理。トンネル被覆の開閉作業とそのタイミング。すべてに気を張らせてタネ周辺温度30度をキープし続けます。

■水は、土にかけ過ぎて湿らせすぎてもダメ。乾きすぎてもダメ。冷たい水もダメ。ぬるま湯をじょうろのシャワーで優しく掛けて、適度な水分(経験と勘)状態をキープします。

■空気(酸素)は、水かけにも関連するのだけど、水をやりすぎると発芽用培土の中の空気が追いやられ過湿となり、イコール酸欠となるので、発芽はすんごく悪くなります。

これは種の覆土厚さ(どれぐらいの厚さで掛け土するか)も関わってきます。うちはメロンで約7mmの覆土としています。

ここで注意するのは『使い慣れた発芽用育苗培土』を使うこと。

土のゴロゴロ塩梅、保水性に効果があるピートモスの含有量、などをよく見て、水をチョット掛けすぎても水捌けがよく、空気層を保持する育苗培土だとグー。

寺坂農園では農協さん取り扱いの『ポットエース』を使っています。これ、自分的に傑作培土。

「今年は発芽用の培土、変えてみよう!」
って時は要注意!!

その育苗培土のクセ、特質、粒子の大きさ、保水性、排水性、空気層の保持力、ECなどが全部違うので、水のかけ方、水の掛ける量、その頻度などの管理方法が全然変わってきます。

また、育苗培土の種類によって“最初の水分量”が違います。軽い育苗培土は水分量が少ないことが多いので、最初に水をかけたときに中のピートモスが撥水性が出したりして、灌水が難しいです。その特性を理解して使うには大丈夫です。

私も昔、発芽用育苗培土を切り替えて発芽に大失敗。苗の本数が足りなくなった苦い経験あり。とほほ…。

どんな培土でも、俺の灌水技術でバッチリだぜ!
という場合はOKですが、寺坂農園では従業員も関わるので、「これぐらいの感じで水を…」という経験レベル的な教え方しか出来ません。

ですので、『お気に入りの発芽用育苗培土』が決まったら、ずーっとその土を使って、クセ、特性を体感で知り尽くして灌水管理をしていくのが、発芽率100%に近づくコツなのであります。

あ、マニアックな投稿になりすぎた😛
こりゃぁ、いいね!付かないな…😔
コメントもスルーされるな…😅
寂しいなぁ…😢
まぁ、いいやっ。

育苗培土ポットエースを使った発芽管理と灌水技術。これから専務と従業員さんにみっちり感覚でマスターしてもらいますよ!

すべては甘くおいしい感動メロンを育て全国にお届けするために!です。

では今日も農業を通じて、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!