突き抜けたおいしさ!本気でおいしい赤肉メロン、だけど…。

寺坂祐一です。

メロン食レポ。北海道赤肉メロンの評価・評判をどこまで高められるか?挑戦し続ける試験品種栽培。

今回はメロンの品種育成で定評のある(株)埼玉原種育成会さんが育成した『ラブミー SR-9B』です。

※投稿の許可、型番公開の許可は頂いてます。

正直、食べてみて今までの赤肉メロンの中でナンバーワンのおいしさ。スタッフみんな誰が食べても驚く旨さ、人気ナンバーワンの赤肉メロン品種だ。

しかし…。
2019年、メロン栽培にとって好天に恵まれたこの年、7月19日収穫なのですが、玉の大きさが通常の大玉サイズ。むむぅ…。

お客様へお取り寄せ通販で全国発送しているメロン、同じメロンハウスではフラーチェ(品種名はエルム)を育て収穫していますが、ぼほ特大サイズ2~2.5kgが中心、デカい。

ラブミーは1.6kg前後の中玉~大玉サイズの仕上がりだったので、

もし、通常年の春~夏の気候・天候だった場合は…。中玉サイズ中心の仕上がりになり、1.3kg前後の小玉もたくさん出る=お客様の贈答用ギフトのご注文に対応できない可能性がでてくる。むむぅ。

お中元ギフト、贈答用のメロンでインパクトあって、お届け先様に感動してもらうには、やはり北海道メロンは大玉~特大サイズのメロンでありたい。

ラブミー。この小玉傾向リスクを、栽培技術、温度管理・土壌水分と肥培管理で克服できるのか?気になるところだ。

(注意:小玉と表現していますが、北海道の大きいメロンサイズが基準で見ており、都府県で生産されるメロンだと通常サイズ1.3~1.7kgの適正サイズで仕上がります)

あともうひとつ。


外観は美しい。しかし、果肉が固い。プラス面で言うと『日持ち性(店持ち性)が良好』といえるのだが、産地直送で直販していると、お客様に届いてからも「いつまでたっても柔らかくならない、固い」という悲しみが発生する。うむぅ…。

しかしながら、この突き抜けたおいしさ。捨てがたいっ!来年はあらゆる栽培ステージで本格的試験栽培に挑みます。このおいしさ、絶対お客様が食べたとき、感動ハンパない(でも、果肉が固い)。

完璧なメロン品種は存在しません。
ですが、お客様に幸せの塊である感動レベルのメロンをお届けする為に、これからもどこまでもメロン栽培を探求していきます。

難しいからこそおもしろい。それがメロンを育てて、大切な人にお届けする志事なのです。

では今日もメロンの収穫に行ってきます!残りも少なくなってきましたーっ。