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---------------- 寺坂農園メールマガジン1248号 令和元年8月26日 ----------------
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メロン畑に強力な雑草【スベリヒユ】の群生が出現っ!どーするっ?!
メロン畑に強力な雑草【スベリヒユ】の群生が出現っ!どーしてーっ?!
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メロンを育て収穫した後は緑肥としてエン麦を育て、土作りに勤しむ“自称:マジメ農家”なのですが…。
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雑草は農家の敵!!農業経営は雑草に食い潰されます。経営難に陥り離農していく農家さんの畑は、だいたい雑草だらけなのです。
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私も、おばあちゃん・おじいちゃんから、「草、草取れ!雑草生やすな!」と、耳タコレベルで雑草恐怖を洗脳されてきました。
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昔の人は、雑草が畑に多い茂る=生死の問題に直結、だったのでしょう。ほんと、雑草にはうるさかったです。
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そのおかげもあって、完璧にはほど遠いですが雑草を管理した畑作り、メロン畑作りに頑張ってきたのです、が…。
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畑のスタッフから「社長、メロン畑見て欲しいんですけど…」
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一緒に見に行くと、超☆強力・繁殖力旺盛、夏の雑草No.1の『スベリヒユ』に、メロン畑が面制圧されているではないかーっ!!
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「社長、すいません。エン麦まいて水を掛けたんですが、スベリヒユだらけになっちゃいました。どうしましょう…」
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うーむ。 メロン収穫後、8月上旬は暑さが続いたから、ハウスの中と言うことも相まって、スベリヒユは高温で発芽。
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涼しい方がいいエン麦は遅れて発芽、生育。よって、スベリヒユの勝ち!というのが、私の推測。いろんなことがあるな…。
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スベリヒユ。
おどろいたーっ!しかもね、朝8時頃までの水分たっぷり吸った、プリプリのスベリヒユがおいしいの!
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夏の野菜って、冬春野菜に比べて暑いから食味が落ちるのはしょうが無いとけど、スベリヒユは旬だわ。旬の味覚だわ。
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ネットで調べたら、ヨーロッパでは野菜、オメガ-3を豊富に含むスーパーフードなのね…。しらなかった…。
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スベリヒユはあちらの方では、パースレイン、プルピエと言う名前で、世界中食されてるんだって!!
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生命力・繁殖力強い雑草で、ニンジンや大豆育てているときから、この雑草には苦労していたけど、なんか、見る目変わったわ。
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でもでも、あくまでもメロン産直農家であって、スベリヒユのお取り寄せ通販・全国発送は承っておりませんので、あしからず!!
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メロンが超豊作の後、スベリヒユが豊作とは…。あはは。サラダで、当農園の野菜ドレッシングを掛けて、全部食べてやるっ!(きっと無理)
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まぁ、この後、一緒に伸びてきているエン麦が涼しくなって勢いを増し、メロン畑を面制圧してくれると思うので、心配していませんが…。経過を見守ります。
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今日はスベリヒユ食べてやっつけた!
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恐怖の白い粉がメロン畑に…。
寺坂祐一です。 あ、そんな、犯罪的な白い粉とかじゃなくて、病気の菌、病気の症状ことで、見た目完全に白い粉。
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【うどんこ病】 私がまだ、メロン栽培技術が未熟でへたっぴだった頃…(今でも極められていないが)の過去失敗談。
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メロンの葉にデンプンがかかったように、白い点々が発生し…。
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日後ぐらいんは写真2枚目のように広がって、気温が高いと1週間ぐらいで写真3枚目のように病気が広がり、一気に全滅コースへ…。
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↓こうなるとメロンの葉は光合成も出来ないので、弱っていき、メロン果実がおいしく仕上がらない。
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急速な広がりをみせる恐ろしい病気の一つだ。この写真は、今年の8月お盆食べ頃時期に収穫した赤肉メロンの、一カ所だけ発生したうどんこ病。
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今回も、うどんこ病の拡散速度よりも、収穫完了のほうが早かったのでセーフでした。
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今年のうどんこ病発生は、当農園ではこの1株だけで、あとはほぼ皆無。しっかりと発生を予防することが出来ました。
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予防方法は、鉱石系の殺菌剤・硫黄剤を丁寧にメロンに散布して守ってあげるだけ。他の殺菌剤や抗生物質系の殺菌剤は一切使わずに、収穫まで持っていけるよう技術体系がとれるようになりました。
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15年前くらいかなぁ…。
よりおいしいメロンを高温期でも収穫・お届けしたく、8月収穫のメロン品種、フラーチェ(品種名はエルム)を導入・切り替えしたとき。
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※ルピアレッドというメロン品種は、うどんこ病に強いほうなのです。
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って、メロンを見て喜んでいたら、あれ?白く点々が見えるけど、収穫までそんなに広がらないで大丈夫だろ。って、甘く見ていたら…。
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1週間後には見事に拡散。ハウス一棟全体にうどんこ病菌がまん延しメロンの葉もつるも真っ白になって、私は青くなりました。
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もう、こうなるとメロン草勢も弱ってしまって、どんな殺菌剤を掛けようとも、うどんこ病の勢いは止まらず、ジ・エンド。
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その時、その時期のメロンハウス1棟、約1000玉は、甘さの薄いコクの薄い残念メロンでの収穫となりました。とほほ…。
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もちろん、お取り寄せ通販でご注文いただいたお客様に、この残念なメロンを産地直送で発送することは出来ません。
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その時期に採れた残念な失敗メロンは、ぜーんぶ加工用としてその筋の業者様に引き取ってもらいました。がくーん…。
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価格? あぁ…、二束三文ですよ…。箱代引いたら、経費がまったく出ない、捨てるよりマシレベルでございます。
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あの時は、辛かったなぁ。
お客様にメロンをお届け出来ず、キャンセルのお願い連絡も大変。期待に添えず、申し訳ないし…。
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私はこの失敗を糧に、うどんこ病対策を研究し徹底しました。
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今では、うどんこ病にやられることはほぼ無く、甘い、おいしいメロンを直販できています。
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でも、こうやって油断したときに天候なんて毎年違うから、うどんこ病が猛威を振るう年だっていつか来るんだし、気を引き締めてあらゆる策を立て、これからもメロンを育てていきます。
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子育てに全力投入!のオルフェメロン。あと数日だ。頑張れ!と、声かけながら、生育サポートしていきますーっ。
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