「先日、友達とちょっと言い争いのような感じになっちゃって…。今でも心がモヤモヤしてるんですよ。どう対処したらいいのかなって…」

わかるー。あるある!そういう時。
先週の火曜日は19:30~【農業始めたい人の学校】47回目、寺坂担当の最終講義でした。そこで出た質問です。
おはようございます。昨日はすんごい良い日だったんで!ホッピーがおいしく飲み過ぎてぐでんぐでんに。さらには夜中に愛するアイス『パルム』を1本食べてしまい、目覚めてから罪悪感と後悔の念に取り疲れているメロンおじさん50才寺坂祐一です。やっちまったぁ~orz

■2022年1月から開校し毎週火曜日の夜に講義を積み重ねてきた『農業始めたい人の学校』

学長を仰せつかっている私の担当講義もいよいよ最終回。テーマは
『農業でも必ずまとわりつく人間関係問題。地域・親との人間関係を乗り越える』
でした。もうね、本一冊分の内容になるんじゃないか?つーぐらい詰め込んだので初っぱなから「今日は講義時間オーバーします」宣言(笑)
農業やっていても人間関係は切り離せない。ましてや田舎の人間関係は都会の人間関係より近く密接になりがちで、その良さも悪さもあなたの身に降りかかってくる。
私の体験・経験談を元に解決方法・在り方・考え方について1時間15分しゃべり倒し、その後30分ほど質問タイムで回答しまくりました。
名付るならば『農業心理学』講座かな(笑)商標取ろうかな。

■んで、受講生Sさんから冒頭の質問が。

「先日、友達とちょっと言い争いのような感じになっちゃって…。今でも心がモヤモヤしてるんですよ。どう対処したらいいのかなって…」
「ありますよね。講義の中でも私の体験を交えて説明しました」
「はい。ですが…このような友達とのケースはどうすればいいのでしょう?」
「Sさんの『友達』なだけに、モヤモヤが消えないんでしょ?」
「はい。友達が言っていることがおかしいと思って正しいことを教えてあげているのに、すごい反発されて言い返してくるのです。最後は”なあなあ”にしたのですが…」
「オッケーです。では私の場合だったら…、でお話ししますね」

■リ・バウンダリングを実践する

このケースはバウンダリング(心の境界線)の問題だと思うのです。こいつは見えないだけに意識しないとコントロールできない。
『心の距離』を取り直し『心の境界線』を改めて引き直すプロセス、リ・バウンダリングをやってみる事を提案しました。
男性は縦社会。
どっちが上か?下か?
常に無意識に判断しています。
推測ですが、おそらくSさんと友人との関係性が、Sさんの人生プロセスが前に進んでいくことによって関係性のバランスが崩れてきているハズ。関係性の変化もあるはずです。
それでSさんも友人も『心の安定』を保つために【マウント取り合いをした】=言い争いになった、と捉えることができます。

■『正しい』は人を傷つける

自分が言うことが正しければ正しいほど、相手は辛く受け入れることができないので反発せざるを得ません。防衛機制の発動です。
こうなるとお互いの考えを受け入れ、わかり合うことは難しい状況に。
そして、自分の意見を相手に押しつけようとするコミュニケーションは『オーバー・バウンダリー』となりがち。相手の心の領域に侵入する行為となってしまいます。
相手の心の境界線を突破し、自分が望むようにコントロールする行為となるので、相手(友人)は必至に防衛(反発)せざる得ません。

■そこでリ・バウンダリング

この場合、一旦お互いの関係性の変化をよーく俯瞰して見直し、新しく関係性を再構築していけば状況は好転していきます。
相手の意見を尊重しすることは負けではありません。我慢でもありません。「相手の意見だ」と心の境界線を引くのです。自他境界線を意識するだけでOKです。
自分の考えは自分の考えと意識して、一旦、相手との心の境界線を引いて心の距離を取りましょう。
あいまいになっていた自他境界線を、ここで明確に区別するのです。
そして「相手とどのような関係性を作りたいか?」自分に問いかけ、その「自分の中から出た答え」を目指す関わり方をしていけば、自然と心の境界線を適度に引けて心のモヤモヤも解消していくことでしょう。
関係性の変化は相手がいることだし、自分が気づいても相手は変化していないので、何度かコミュニケーションチャレンジをして、と、ちょっと時間かかりますけど、関係性改善効果は絶大かと。
リ・バウンダリングって、私の体験からいうとこんな感じです(^^)
かーなり生きやすくなりますよ。
人間関係トラブル激減します。
いつも心がスッキリクリアーな人生に。
受講生のSさん。大切な友人さんとのリ・バウンダリング、チャレンジ成功を心から願っています(^∧^)
最後に私が好きな詩を紹介させていただきます。
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【ゲシュタルトの祈り】
わたしはわたしの人生を生き、
あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ
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私も心の境界線が弱い方なので、気をつけなければ!です。
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今日はリ・バウンダリングのお話でした。
では今日も一日、ダイエットダイエットと唱えながらも、自分と自分の周囲の人がより一層幸せに豊かになるよう、自分の能力を発揮します(^^)/