経営者に必要な力。
それは『問題解決能力』。どんなトラブルも乗り越えてみせる!
おはようございます。昨夜は晩酌のホッピー飲みながら中一の娘から「小学校と中学校の体育の違いを訴えるストーリー」を散々聞かされ好きな映画を見られなかったメロンおじさん寺坂祐一です。
「やばい…。12番ハウスに電気が来ていない」
2月上旬のこと。
おいしいメロンを育てるべく除雪してハウスビニールかけて、全自動巻き取りをセットしてっと。さぁー、スイッチオン♪
あれ?制御盤に付いてる電源スイッチ横の赤いLEDランプが点灯しない、動かないっ
テスター持ってきてコンセントにぶっさしてみると、やっぱり電気がきていない。
「おいおい、断線かよ…。漏電だったらブレーカー落ちるしな」
施設園芸農家は電気設備ノウハウもある程度無ければならない。頭の中に施設内全体の配線図を入れておき、トラブルが起きたときには消去法で原因を探り、修理して復帰させるのだ。
12番と13番ハウスの電気が死んでいる。
この系列は8番~15番まで直線で配線してあり、根元のブレーカーとコンセントには電気がきているから、どこかで断線しているのか?
専務(妻)にこのことを伝えたら
「ほら、そういえば去年の秋。黒丸君が土に埋めた電気コードに刺さって抜けづらかったヤツあったよ、って言ってたじゃない。それじゃない?」
あーっ!思い出した。
マルチフィルムを押さえる『黒丸君』(写真右下手前)。この鉄製のピンがハウス入り口の地下配線部分まで刺さっていた案件、あったー。
「ここ、断線か漏電するかもしれないねー」
メロンハウス片付けしているとき話していたの思い出したー
くぅ。めんどくさいな。
取り急ぎコードリール引っ張って12・13番ハウスの自動巻き取機は稼働させたが、8~15番系列のハウス換気装置を稼働させるためには、配線を修理するしかない。
んで、雪が溶けた先週。
原因究明と修復に向けて動いたよ、私。
確か8番か9番ハウスの入り口だったなぁ。
スコップで配線部分を掘り、電源コードを被覆しているパイプを注意深く観察、杭に打ち抜かれて穴の空いている部分を探す。
8番には電気がきている。9番ハウスにも電気がきている。次の10番ハウスにテスターさしたら電気がきていない。
つーことは、9番~10番ハウスの間か…。
掘った。掘りまくった。そして泥にまみれた配線をウエスで拭いて穴の空いているところ、配線が切れているところを目を皿にして探した。
うーん。どこも断線していないなー。
わからん。迷宮入りか?
電気屋さん呼ぶしかないかなー。
問題解決能力には自信があるんだけどなー。あきらめかけた。でも、“もう一度”、配線を順番に確認してみよう!
掘り出した電気コード配線を根元からたどっていく。配電盤でしょー。8番ハウスにつながってー。次は9番ハウスに配線が繋がってー。次は電気のきていない10番ハウスにはここから配線がー。
あっ!
コ、ここのコンセントが抜けていたっ
こ…これかい…orz
ハウス入り口部分に設置している屋外用コンセントにプスッと刺したら、10番以降の電源復帰!!
2月からずーっとモヤモヤしていた修理を考える時間と、穴掘り確認の時間、全部ムダでした
思い込みって怖いねー。てっきり断線していると思っていたわ。疲れた。ドッと疲れたよ。
電気が通った喜びもあるけど、自分のアホさ加減再認識にクラァ~ッときたよ。
昨年秋、スタッフの誰かがこの重要なコンセントを抜いたんだな(笑)想定外だったわ。いや、見落としただけだわ。
対策として今年から
・コンセント接続確認、よーしをやる。
・ハウス入り口部の配線部分30cm区間は『黒丸君を打つの禁止』
これでまた私はメロン栽培施設管理能力のレベルが一つ上がりました
いや、おバカネタが一つ増えただけ、のような気もするが…。
強化経営者に大切な力『問題解決能力』のお話でした!
では今日も一日、確認よーし!で自分と自分の周囲の人がより一層幸せに豊かになるよう、自分の能力を発揮します(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。