お金の事ばかり考えて生きる人生なんて、もうまっぴら。

『お金にふりまわされず生きようぜ!』田中靖浩さん著読んでみました。
おはようございます。登山が趣味の私で『山は登るもの』と思い込んでいて娘とスキーに行ったら「滑り降りるって快感!」とあらためて感激した寺坂祐一です。
もうアラフィフなので、そろそろ老後に備えてお金の勉強もしていきたいなー、と(今頃かいっ)。
12歳の娘にも成人した息子にも、お金について教育しなきゃなーって。
子供向けお金教育本。ですがっ、老後どころか今の事業を継続していくうえで大切なことがしっかりと書かれてあり、身が引き締まる思いになったという…。

■この本を読んで思い出したのが9年前頃の寺坂農園の経営状態。

メロンの直販と通販がぐーんと伸びて年商1億円を超えたのを契機に、農業法人化へ踏み切りました。
より強い農業経営を目指し、働く人の雇用環境を良くしていこう!という意図、でしたが…。
法人化したら出費、この本で言う『お金を使う』がすごいのなんのって!!
社会保険料の会社負担、有休の完全消化、社員さんが固定費化に。税理士さん顧問料、就業規則の立案、社労士さん顧問料、などなど…。働く人にとって良い状態になりましたが、とにかくお金がスゴい勢いで出ていく。
一方、この本で言う『稼ぐ』力は法人化前と同じなので、法人化1年目は大赤字に。あっというまに債務超過に陥りました。
こうなると銀行の対応も厳しくなり、いつもお金に悩まされて精神もむしばまれ、日々ご機嫌に生きるなんて難しい状態に。
身内親戚からもボッコボコに言われる。
あの頃は辛かった。
もう2度とゴメンだ。
経営状態が悪いと自分の仕事に誇りも持てなくなるのでエネルギーレベルが落ちて、品質収量も落ちて、人間関係も悪くなり・・・振り返ってみるとやや負のループ入っていましたね。
あきらめずに、あらゆる施策をとり翌年はV字回復。ほっと一安心したことをよーく覚えています。
それだけ、お金のこと、稼ぐ仕組みを知るって大事です。
『お金にふりまわされず生きようぜ!』を読んで、全くその通り!お金の心配をしなくてもいい農業経営は「なぜ?農業をしているのか?」という志に全力集中で取り組めます。

■子供に(おそらく10歳以上)に読んでもらいたい、

親と一緒に読みたいマネー本です。うちに娘、読んでくれるかな…。

@田中靖浩 先生、素晴らしい本を出してくれてありがとうございます。
ちなみに田中先生の『会計の世界史』は名著ですよ!お金に対する理解が深まる、おもしろくなる1冊です。
今日は『お金にふりまわされず生きようぜ』本の紹介でした。
では今日も一日、元気に笑顔で!(^^)/