来年2022年のメロン作りは、もう始まっている。
菌活堆肥、散布作業の実際をお伝えします。
おはようございます。最近、筋トレにハマってきて体内にてテストステロン生成が進みこれから農閑期だというのに体調・やる気アップ中の48歳メロンおじさん寺坂祐一です。
さぁ、できましたっ!菌活堆肥。
春に、足かけ3年掛けて発酵させた牛糞おかくず堆肥を30トン購入し、これに米ぬか・カニガラ・菌体などを添加し再発酵させること6ヶ月間。
見事な完熟菌核堆肥が完成です。
放線菌や酵母、酵素が一杯だと思われます。
分解が進んでいて木片も真っ黒、指で潰すと柔らかくほぐれるレベルです。
このコストも手間も情熱も掛けて再発酵させた菌活堆肥を、メロンハウスに散布する秋の一大イベントであります。
だって29棟もある。ざっくり20tは散布しなければならない。人力散布だといつになるかわからないぞ。
と、いうことで新兵器登場。
小さいマニアスプレッダ『Takakita DL-810』を導入、これを使って効率化を図りました。
しかし、大きな課題が。
トラクターでの牽引バックって、難しい。セミクロだとさらに難易度高いかも。
しかもメロンハウスの前って通路幅が限られているので、牽引バックで90度車庫入れ!という「教習所か!」状態に難易度☆☆☆☆☆関門があるのだ。
私がやっても、成功率50%ぐらいかな…。
牽引バックって、ハンドルを反対の反対に切らなきゃいけないし、トレーラー(マニアスプレッダ)のわずかな挙動変化を感じ取ってすぐに舵を当てなきゃ『ジャックナイフ状態』くの字になって進まなくなる。
「えっと、ハンドルを反対の反対だから…、こっちか?」
なんて考えていたらすぐにトラクターとトレーラーがくの字「ジャックナイフ状態」になってしまうのだ。
もうね、牽引バック走行は体で覚えるしかない。
んで、スタッフW田さんにまずは3時間、駐車場で牽引バック走行とバック車庫入れを練習してもらってから、実戦投入。
最初の3棟ぐらいは苦労したメロンハウスの奥までマニアスプレッダを入れていましたが、今ではプロ並み!俺よりうまいじゃんっ(汗)
1日半掛けて、無事に29棟のメロンハウスに約20tの菌活堆肥を散布してもらいました。ありがとう!
この後、耕してモアーで粉砕したメロン残渣と菌活堆肥を土中混和し、分解促進と土壌中の微生物多様性を加速させます。
生きる土、作りです。
今日は菌活堆肥散布作業のご紹介でした。
では今日も一日、筋肉もりもりになって48歳おっさんでもかっこよくなることを妄想しながら、自分と自分の周囲の人がより一層幸せに豊かになるよう、自分の能力を発揮します(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。