メロンに愛の一助。座布団を。

9回目】メロン作業『皿敷き』。解説動画ができました。

おはようございます。昨日は寺坂農園の紫アスパラガスがちょこっとですが初収穫に!規格外を晩ご飯で食しまくってアスパラギン酸パワーで目がギンギンに。またもや寝付けず深夜に「寝酒だ!」と焼酎のCCレモン割を飲んでしまった寺坂祐一です。

すげーな。アスパラガスの滋養強壮力。栄養ドリンク並みだわ(寺坂祐一体感:2021年)

おっと、今日はメロン栽培のお話でした。

メロンの皿敷き作業を丁寧に動画で解説、新人スタッフさんにレクチャーしている様子です。

メロンの幼果が縦ネット形成期に入った頃に、発泡スチロール製のメロン皿を1個ずつ丁寧に座分のように敷いていきます。

目的はネット(網目模様)が全体に美しくかかるように、です。作業のポイントとしては5つ。

■メロンとメロンの間隔を5cm以上とる。

→メロンの実はどんどん肥大するので、皿をしくときにメロンとメロンの間隔をあらかじめとっておかないと、肥大が進むと果実同士がくっつきます。

くっついちゃうとそこからカビが発生したり、蒸れて網目模様がアザのようになり規格外メロンになってしまいます。

■皿の敷き忘れに注意!

→葉陰にメロンがあったりと見えずらいので、目が慣れなれないと皿の敷き忘れが。敷き忘れるとメロンの果実とマルチフィルムがくっついたまま、そこがアザようになり規格外メロンになってしまいます。

■メロンの花落ち部分についている「枯れた花びら」を確実に除去する

→枯れた花びらを取り忘れると、そこからカビが発生したり菌核病になって痛んできます。枯れた花びらは確実に除去しましょう。

■メロンの茎葉を乱暴にかき分けない

→茎葉の隙間に手を忍び込ませて皿をしくような感じで(笑)。メロンの果実が葉の下で育つような「木漏れ日状態」で管理するのが理想です。

皿敷き作業後のメロンの木を見て「?!作業したの?」っていうぐらい荒らさないで作業ができたらプロ級です。

■敷設している灌水チューブの上に置かない

→メロンにお水をあげるために敷設している『灌水チューブ』の上に皿を敷いたメロンを置かない。灌水チューブに水を通すと膨らみ、メロンが皿から転げ落ちます。

また、メロンの果実は特大サイズだと2kgを超えるので、灌水チューブの上に重たいメロンがあるとそこで水の流れが悪くなり、メロンハウス全体への均一灌水ができなくなってしまいます。

こんなところかな。

丁寧に皿敷き作業をして、おいしくて甘いメロンなのは当然のこと、外観も美しく均一に網目模様がかかった高級メロンを育てちゃいましょう(^^)

この第一回目に植えた赤肉メロン『クインシー719』。やっぱり低温日照不足の影響で、玉がまん丸なのが多い。収穫期には横太りのメロンに仕上がりそうだ…。

今日はメロン皿敷き作業の解説でした。

では今日も一日おいしい感動メロンを育てて、たくさんの喜びと笑顔を想像していきます(^^)/