ひょっとして?社長が思い込んでいる”ある錯覚”が原因かも。
おはようございます。ラジコン戦車を作り始めて初っぱなギアボックスの組み立てから難儀している、そして前に完成したシャア専用ザクをまだupしていないことに気がついた寺坂祐一です。
※写真は1月に日の出撮影時に撮った一枚。うしろは大雪山系。
昨日、第2回目の赤肉メロン加温栽培『クインシー719』400本:6月末収穫予定分のメロン畑作りと定植作業に総力戦だったので、久しぶりに投稿が3日間あいちゃいました。
自分、SNS中毒なので3日間投稿せずに農作業ばかりしていたら、なんだか落ち着かず気持ち悪かったです(笑)。
あ、2日前にclubhouseで3人農業トークはやったか。有機農業の拡大がテーマで、おもしろくて勉強になりましたわー。
んで、今日は冒頭のお話。
『ひょっとして?社長が思い込んでいる”ある錯覚”が原因かも。』についてです。
10日ほど前に、『事業成長のボトルネックの正体。信頼と手放し』についてかきましたが、その続きです。
■「自分がやらなきゃ!」という思いこみ。
「経営者なんだから、自分が一番頑張らなくっちゃ!」
「社長が一番働かなきゃ、みんなに迷惑かけてしまう」
「大変な作業だから、私も一緒にがんばって…」
↑私もそう思い込んで昔、年商1億円突破を目指して頑張りまくりました。
スタッフと共に作業に入り、指示し、一緒に汗を流して…、いや誰よりも仕事を課抱え長時間働いて奮戦しました。
ほんと、忙しかった。そして限界が来ました。
『社長の能力限界が売上げ・利益の限界点』となったのです。仕事がキャパオーバーした時点でそれ以上稼ぐことが出来なくなったのです。
そこで、前回書いたとおり、パートナーや農場スタッフ、通販直販部門の社員さんスタッフさんを『信頼』して仕事を『手放し』、組織の力を引き出して結果を出す!と頭を切り替えたところ、
社長自身の仕事が減り、体も心も楽になりました。そして、緊急ではないけど重要な『第二象限の仕事』に取り組むことを意識しています。
3年後、5年後、10年後になっても、おいしいメロン・野菜をそだて全国にお届けする農業を続けられるように。
そしてさらに、この『信頼』と『手放し』意外にも、もう一つ事業成長にブレーキをかけている思い込みがある、って気がついたんです。
■社長が思い込んでいる”ある錯覚”が原因かも。
「この大変な仕事をお願いするのは、気が引ける…」
「寒い雪降りの中、この作業を頼むのはどうも…」
「みんな暑い中農作業頑張っているのに、自分はエアコンの効いた事務所でSNSに記事投稿するのは…」
仕事をお願いするにしても、なんか「申し訳ないな…」という罪悪感を感じてしまう自分がいるのです。
昔、特に感じたのが、休みの日に家族で出かけるとき。
「メロンの仕事まだ残っているのに休んでしまった…」
「みんな働いているのに、私だけ休んで映画を見るなんて…」
「じいさん・ばあさんが休まず働いているのに、家族で温泉へって気持ち悪いわ…」
こんな罪悪感を感じまくって、遊びに行ってもなんか仕事している親やスタッフに申し訳ない気持ちが払拭できず、休みもレジャーも心から楽しめなかったりする。
せめての罪滅ぼしに、お土産どっさり買ってきたりして。
そう、この自分が自分を責める『罪悪感』こそが事業成長にブレーキをかける思い込み、不必要な思い込みなのです。
■罪悪感は、自分の心の中で発生する”錯覚”である。
↑これが結論です。
誰も私を責めてません。誰も私が休むことを責めていません。誰も仕事を任せたこと責めていません。
逆に「社長・専務には休んで欲しい」と社員さんから思われていることも多々あったし、仕事を任されてやりがいを感じているスタッフもいるし。
そして社長が休まないで働きまくっていると、スタッフさんも休みずらいし緊張感に張り詰めた農園になりがちだし。
「悪いなぁ、申し訳ないなぁ…」
罪悪感を感じると辛い。辛さを感じたくないから任せずに自ら働きまくる。休まずに頑張り続ける。
こうなると、より幸せになるために農業をしているのに、抱えている仕事は増え続け、なんか辛くて大変なことばかりになしまいます。
■恐るべし錯覚感情『罪悪感』
ではこの自分が感じてしまう『罪悪感』にどう対処したらいいのでしょうか。
それはまず『あ、今、罪悪感を感じている』と気づくことです。
自分の心に罪悪感があることに気づくことが出来れば、『罪悪感=自分の心中で生まれた錯覚』と認識して
「あ、この申し訳ない気持ちは錯覚だ。手放そう」
と認識と行動を変えることができます。自然に変わっていって気持ちがどんどん楽になって仕事をお願いできるようになるはずです。
自分の錯覚で「やらねば!」と思って抱えていた仕事を手放し、信頼して相手に任せれば、自分の心も体もどんどん楽になっていくでしょう。
そして農園は組織として成長し、次のステージへと昇華できると信じています。
■その『罪悪感』はどこからくるのか?
原因で多いのが「親からのまちがった刷り込み」が罪悪感の源泉です。
インナーマザーとも言いますが(ちなみに私はインナファザーにとりつかれている)内なる親の声、というのでしょうか。子供の頃から
「おまえが悪いからこうなったんだ」
「なんでこんなことするの!」
「もっとちゃんとしないからだよ!」
子供の頃からことあることに親に植え付けられてきた「おまえが悪い」というメッセージ。人として存在する自己肯定感を下げ、存在することに罪悪感を感じるようになってきます。
「自分は価値のないダメな人間なのか?」
と感じていたら辛すぎるので、これを感じすぎたらうつ病になって自殺とかになってしまうので
「いや違う!頑張って役に立つんだ!」
と罪悪感を感じないように仕事を目一杯抱えて頑張りまくって人に役立ち、自分の価値を証明しようと奮闘するするしかありません。
これではやがて、人の反応ばかり見て他人の評価ばかり気にして行動する人間となり、結果として『他人の人生を生きる』ことになってしまいます。
人に利用もされちゃいますし、人に騙され裏切られることも多くなります。
親から埋め込まれた『罪悪感』という錯覚から始まって、自分の人生を生きられなくなるなんて、悲しいですよね。
しかし親も、子供のことを思って教育・しつけだと思ってやっていることだから、なかなか難しいです。
あ、あと家庭内不和。夫婦喧嘩や家族内でのトラブルが多い家庭に育つと子供は
「自分がちゃんとしてないから、悪い子だからこうなるんだ」と錯覚して自分の気持ちを殺しはじめるので、大事です家庭内平和。仲良し夫婦であることも大事です。
■罪悪感を手放し、自分の心に素直になって生きる。
心の中で生まれる錯覚に気づくだけで、手放しが出来て心が解放されました。
農園の仕事も順調に進み、私がいなくても成長し続けていて、これからが楽しみに感じています。みんなの活躍に感謝です。
これが私の経験から書かせていただいた『社長が思い込んでいる”ある錯覚”が原因かも?』のお話でした。
■今日は第2回目の赤肉メロンを植え終わって、運動不足の体もボロボロですので「や…休むわ…年だわ…」と、素直に罪悪感なくお休みを頂きました。
今日のメロン畑は、信頼できる社員さん・スタッフさんに作業と温度管理をお任せです(^^)ありがとう。
おかげさまで、ラジコン戦車の製作、つーよりギアボックス組み立てがうまくいかない、ギアがかみ合わない謎の究明に取りかかることが出来ます。
長文お付き合いありがとうございました。
では、今日も一日何をしたら楽しいか?自分に問いかけながら、自分自身を生きましょう(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。