農業の世界はまだまだ可能性が広がっているんだ。

【スマート農業のすすめ】
スマートアグリエバンジェリスト 渡邊智之さん著
おはようございます。今年の事業計画を立てなきゃいけないのにガンプラ制作と小屋作りと読書に逃避している寺坂祐一です。
人生は楽しいぜ。農業はやりがいMAXだ。
良い本読みました!
農業ってさー、スマート農業はドローンとGPS、後は施設園芸作物の環境制御ぐらいだろー。って思ってたけど、違ったわ。
スマート農業、AIとIoT(モノのインターネット)技術を農業に投入して、こんなにまで幅広い分野で可能性があるんだ!と、事業計画策定前にワクワク感アップしちゃいました。
■私も毎年、農業研修生・実習生を受け入れていますが、教えるにはメロンを見て
「これぐらいの葉の角度、葉色、大きさで…」
とか
「樹勢を見るにはツル先を見て、根の動きを想像して…」
とか
「この畑のクセは水捌けがこうで、土の質がこうだから…」
とか。
『感覚』というか経験で伝えるんだけど、これから農業をする人には「なんのこっちゃ?!」ですよね…(^_^;)
その職人的感覚とか「背中を見て覚えろ」的な技術継承でした。メロン栽培マニュアルもないです。「私のアップしたメロン栽培のYouTube見て!」ぐらいなもんです。
それらをセンシングして全国から集めビックデータにAI分析かけて・・・。
どんな農業になるんだろ。きっと農業界が良くなるに違いない。
■個人的にはドローンに期待
パイプハウスの中をドローンが飛んで農薬・栄養剤を精密散布、農薬使用量大幅減!
早くならないかなー。
ドローンが圃場を飛んで不審侵入者やスタッフのサボりを監視(笑)。こんなことしたらスタッフさんいなくなるね…。
ついでにドローンがメロンを食べるネズミをレーザー光線で駆逐!とか・・・。メロン畑に住み着いた野ウサギを追い払うとか…。
早くならないかなー。
■GPSにも期待!
主に水田・畑作でGPS搭載トラクターで精密作業がすすんでいますが、パイプハウス施設内でもできないかなー。
トラクターでハウスに入るとき、ガリッ!と入り口にぶつけるんだよな・・・。慣れたときに。
新人スタッフさんだと、トラクターで耕起しているときにパイプに寄りすぎてぶつけてバキバキバキーっと…(😭)
↑お約束。
ハウス内に入る中・小型トラクターにもGPSつけて精密作業。早くならないかなー。
■一番心が響いたのは、「新3K農業の実現」
「きつい・汚い・キケン」から「かっこよく・感動があり・稼げる」農業へ。
それいい!モテそうだ(笑)。あ、僕既婚だ。
農場スタッフさんもたくさん集まってきそうだし、継続雇用にも繋がっていく。農業が地方が盛り上がっていく。
スマート農業、これからは外せません。
農業経営を取り巻く環境変化が激しい今こそ、生き抜くためにも農業を継続しより良い産業へと成長させるためにも、AIやIoT技術の勉強実践は欠かせない!と感じました。
また、農業技術だけではなく、社会的背景、国家戦略、クラウド化、遠隔統合施設制御、スマホ連携、衛星活用、選果データと生産管理連携、コスト削減、時短、農業者のキャリア形成、金融・保険分野と農業、種苗メーカー、農機具メーカー、農地バンク、トレーサビリティー、ニーズマッチング、フードロス問題、防災、再生可能エネルギー、などなど…。
決して厚い本ではないが、幅広く網羅されていて『今のスマート農業とこれから』が一気に理解できます。
農作業始まる前に、テンション上がる本を読ませて頂きました。今日は『スマート農業のすすめ』の感想をシェアしました。
では今日も一日、男のロマン小屋作りにファイト!です(^^)
追記:そうそう!巻末の参考文献のところに自著「直販・通販で稼ぐ!年商1億円農家」が掲載されていてビックリ!感激でしたーっ😭