思わず胸が熱くなり涙が出てくる。
おはようございます。昨日は追い込みでガンプラ制作6時間黙々と取り組みましたが『ザグⅡ量産型』が仕事始めの今日までに完成できなかった寺坂祐一です。
今日から仕事始めの寺坂農園。
朝、社員さんスタッフさんみんなと9日ぶりに顔合わせると、とても嬉しい気持ちになりました。
野菜の通販業務、1月受付分発送作業、越冬雪下キャベツの掘り出しなのいきなりみんな忙しそうです。
私も社長業やることてんこ盛り。
メモ帳にタスク書き出して優先順位を付けてガンガンこなしていきますが、まずはメダカ水槽の掃除と水の入れ替えをやりました。
んで、毎年仕事始めに必ず最初にやる!って決めていて事があるんです。それは、
■大切な大切な資料に目を通すこと。
2017年に除草剤散布事件に遭ったとき、全国から支援して頂いた約2000人がのった『大切な名簿』すべてに目を通すことなんです。
休み明けなので他に急ぐ仕事てんこ盛りなのはわかっていますが全部「後でっ!」とかわして、今日の朝からはこの名簿に載っている名前すべてに目を通し、いろんな感情を感じています。
2017年事件があって年明け2018年1月クラウドファンディングで経営回復支援を受けて、それから3年かぁ、かならず仕事始めにはまずこの『大切な資料・名簿』に小一時間かけて全員の名前を見ていきます。
たくさんの方に応援されて支援されて助けられて、今年2021年も農業を続けることが出来る、感謝の気持ちが溢れてきて涙が流れます。本当にありがとうございます。
2000人を超えるので、すべてを暗記するのは流石に無理。3年3回目の名簿一覧を見ていって
「あっ、この方も支援してくれたんだ」
「うわっ、この人、事件後すぐ直接支援もしてくれたのにクラウドファンディングでも3件支援してくれてる!」
「この人夏にメロン直売所に来てくれたのに、お礼言えなかった!支援してくれてたんだ・・・」
ほとんどの方はお会いしたこともなく顔を思い浮かべることが出来ませんが、なのにご支援頂いたことに胸が熱くなります。
名簿に目を通していくと、いろんな思い出や想いがわいてきます。もちろん温かい気持ちに包まれる大切な時間なのですが、私も弱い人間。
■残念ながら当時のネガティブ感情も沸いてくる。
「Twitter中心にアンチ寺坂が騒いでいたな…」
「そう…親戚誰一人助けてくれなかった…」
「友人だと思っていた人から支援無しの現実…」
「あっ、この人支援してくれてたのに、夏に痛烈な寺坂メロン批判メッセージを送ってきて絶縁になっちゃったな。あれも辛かったな…」
などなど、まぁ、人間社会ですから的な現実も受け止めなければなりません(関わる必要のない人は華麗にスルーで)
■たくさんの支援・応援されている事実にフォーカスして。
現実は一つ、解釈は無限大。
現実は一つ、選択するのは自分。
現実は一つ、未来は選べる。
この『大切な名簿』からもらえるエネルギーは、私にとって大きな支えであり前へ進み続けるチカラの源泉です。
生きている限り、「まさか」は必ずあるし人に傷つけられたり裏切られたり理不尽なこともある。
でも、世界には愛溢れる優しいやさしい人がたくさんいることを私に教えてくれた心に焼き付けてくれた出来事と昇華されました。
大感謝の気持ちを胸に。
そしてネガティブな感情をぶつけてきた人にも感謝の気持ちを込めて。
2011年も寺坂農園は農業に命を燃やします。
■今年は『水やりの年に』
昨年はプライベートでも農業でもたくさんの挑戦をしました。いや、挑戦しすぎて忙しすぎたぐらいにして。
・2冊目の本「農家はつらいよ」出版
・テレビ出演4回
・雑誌など農業記事寄稿5件
・公式Instagram」開始
・バケツアスパラ栽培
・ミニトマト「ほれまる」栽培・産地直送
・グリーンアスパラガス新畑定植。
・パープルアスパラガス栽培開始!
・トウモロコシ7月末収穫チャレンジ
・ミニトマト狩り体験
・メロン後ミニトマト抑制栽培2毛作チャレンジ
・菌活堆肥作り
・野菜ドレッシングとピクルスのギフトセット販売開始
・赤肉メロン新品種「クインシー719」本格試作
・青肉メロン「クレセント」栽培・産直
などなど・・・
去年はやり過ぎた感あり。たくさん種まき(挑戦)しました。
今年2021年は、去年挑戦したことを取捨選択しPDCAを更に回して(水やりして)さらにお客様に喜ばれるべく成長させていきます。
一方、芽が出なかった案件は「ナイスチャレンジでした!」と過去のものとして、リソースを成長案件に集中していきます。
ちなみに来年2022年は『収穫の年』。
3年サイクルで農業経営全体を見て、社会にお客様に貢献し、社員さんスタッフみんなの物心両面の幸福を追求していきます。
やんぞーっ!がぉぉぉぉぉーっ!!!(^o^)
今日は『仕事始めにまず必ずやること』のお話でした。
では今日も一日、てんこ盛り案件を片付けながら、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。