人は年を重ねると魅力が増すが、苗の老化は活力が減るだけ。

よっしゃ!やっとこアスパラガスの苗を畑に定植できた。

おはようございます。最近、妻の口数が少なくなってきたなーって思っていたら「余計なこと言ったらネタにされてあんたに書かれるからだよ」とすごまれビビっているチキンな寺坂祐一です。

ネタ切れ、という心配事が増えたな…。ハァ…。

ようやく!アスパラガスの苗を本畑に定植することができました。

あと10日は早く畑に植える予定だったのですが…。畑の土の乾燥に失敗してアーだコーダやりくりしまして、やっとこ畑を耕して土作りができたので、すぐに植えました。

えっと、種を播いたのが2月10日だから…。
わぁお!3ヶ月60日間育苗だったのか。大きく立派な12cmポット苗に育ちました。

根巻き状態を見ても…。うーん、やっぱり後10日早く植えたかったですね。老化気味。でも新葉と新芽が元気に出ているから大丈夫かな。

夏の短い北海道・富良野の気候風土条件下で、5月10日にこれだけの大苗を植えられれば、まぁ、よしでしょう。

アスパラガスの新植は、霜の怖れがなくなる6月定植が多いですよね。安全に。うちはビニールハウス内なので早く植えることができるのです。

植えたあと、茎葉にスノーグローエース254をかけて生育促進を図ります。

これから9月までの養成期間でいかに大きく樹を育てることができるか?腕の見せ所です。

しっかし、700本は植えごたえがあったわ。苗を運んで並べるだけでも大事業ですわ。寺坂農園得意の人海戦術・マンパワー全開で力を合わせ、植えまくりました。

そうそう、写真5枚目。
初めて『菌根菌』の接種なるものをやってみます。RTi。確かキューバからやってきた農業技術資材。

RTi菌根菌、グレーのホコリ、みたいな菌資材なのですがこれをちょこっとアスパラガスの根にくっつけて(接種)共生させます。

あんまり詳しいことはわからないのですが、菌根菌はアスパラガスの根と共生し、菌糸を土の中で伸ばしながらリン酸などの肥料分を集めアスパラガスの根に供給し、そのかわりアスパラガスの根からは養分を分けてもらうという、まさに『共生』してくれる菌なのです。

アスパラガスの生育がどうかわるのかな。無接種の対象区も作ったので生育に差がつくのか?今後の成長が楽しみだ。

このアスパラガスは3年後に本格生産になる気の長い世界。3年後には遮光シートで暗黒空間を作り、そこで芽吹かせるホワイトアスパラガスの予定です。

品種はガリバー。昨日の記事にも書いたけど、ホワイトアスパラガスで収穫し産地直送するなら、アティカスの方が太くて収量があっていいかも?アティカスの長所が生かされる感じがします。

メロン農家なのでアスパラガスのことはよくわからないのですが、いろんな農業技術に挑戦し失敗を経験としながらPDCA回しまくって、おいしくて感動するホワイトアスパラガスを3年後に収穫する!を妄想しています。

『夢しか叶わない』は、真理です。

では、今日も一日3年後にこの畑で立派でおいしいホワイトアスパラガスがたくさん芽吹いてくる妄想に浸りながら、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!