温度湿度管理の技術継承を進めています。
こんにちは。寺坂祐一です。
つーか、僕が出張でいなくなるので、留守番の専務(妻)と社員さんに育苗ハウスの温度管理のやり方をレクチャーしているわけです。
しっかりとしたメロン苗を育てるには、丁寧な温度・湿度管理が欠かせません。しかも、こくこと変化する天候要素といろいろな資材を使ってメロン苗にとって最善の環境を維持しなければなりません。
もし、午前中に開け忘れたら…苗は焼けて全滅。
もし、水やりを忘れたら…苗は干からびて全滅。
もし、温水ボイラーが停止してたら…苗は凍結して全滅。
チキンな私はネガティブ妄想が広がりまくるのであります。
んで、ざーっと『寺坂農園流・メロン育苗ハウス温度管理方法』を教えてるシーンを動画に撮りました。興味がありましたら見てやってくださいね。
※メロンのプロ農家さんに向けた動画ではありません。あくまで当農園の従業員さんへの技術継承。それとメロン栽培現場を知りたい方向けの食育動画となっています。
メロン苗の温度、湿度管理をしていくにはいろんな要素があって
・発芽床の3重トンネルビニールと電熱線加温設備
・苗を保温する2重のトンネルビニール
・2重ハウスの開閉
・1重目のビニールハウスの開閉(これは全自動)
・ポット式ハウスストーブ
・温風ストーブ
・苗床を全体を温める温水ボイラー
・メロンへの灌水管理
・朝から午前中の太陽の動きと天気
・昼から夕方にかけての太陽の動きと天気
ざっとあげてこんなもんかな。
これらの要素を総合的に判断して、さらに太陽の方向と空を見ながらこれからの日照量変化を予測して、先手を打ちながら各資材を掛けたり開けたりスイッチ入れたり切ったりして、メロンの生育最適温度25度前後をキープしていきます。
詳しくは動画を見てね。
苗半作。良い苗を育てられる=本畑でもおいしい甘いメロンを育てることができる。
プロのメロン農家として、毎日のメロン愛あふれる細やかな管理を続けていくことが結果につながります。
めんどくさい…じゃなくって。ここがメロン農家の面白いところ!なのであります。張り付き管理です。赤ちゃんに寄り添って肌掛けを見ている状態であります。
すべては甘いおいしいメロンを育て、全国に産地直送でお届けするために。
私出張でいなくなりますが、見守り留守番よろしくお願いします!専務と社員さんがこの管理をマスターしたら、私、長期でお出かけできるかなっ?!(絶対怒られる)
あなたもメロン栽培をがっつり研修・実習で学びたいのでしたら、寺坂農園では絶賛募集中です。マニアックにみっちりとメロン栽培のすべてを技術継承しますので、ふるってご応募を。
では今日も農業を通じて、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるように、自分の能力を発揮します!(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。