あちゃぁ~っ!雪下キャベツしばれちゃったかっ?!
※【凍れる=しばれる】北海道の方言。凍り付く、冷え込む、といった意味。
こんにちは。寺坂祐一です。
今年は雪が少ない。信じられないぐらい少ない。ヤバいぐらい少ない。
1月10日で愛する我が町、中富良野町の積雪で15cmほどしかない。強い風が吹いたら吹っ飛んでくし。
例年だったら50cmは積もっているはずなのに…。まぁ、家周りの除雪作業がなくてラクでいいかっ♪ってたかをくくっていた。
したっけー。
寺坂農園には越冬してる雪下キャベツ(寒中キャベツ、冬キャベツ)があるじゃぁ~あーりませんかっ!
「今朝、-21度だったぞ…。雪少ないからキャベツ、いっちゃったんじゃないか…」
事務所内で販売担当の笹原が青ざめる。私も血の気が引く。わわわわ…。そうだ、うっすらしか雪がない。
すでのこの雪下キャベツ。寺坂農園の野菜お取り寄せ通販でも人気商品で、もう500玉ほどご注文を頂いている。
雪下キャベツは、雪がお布団のような断熱材になって、土の上に並べられた冬キャベツは雪に守られ、キャベツ自身も凍らないように糖度を高めて身を守る。
だから、甘ーいキャベツが雪の下で生まれるのです。
でも、それは雪があってこそ、の話。
今年はその雪が少ない。しかも富良野地域は「地球温暖化ってなんですか?」つーぐらいの極寒の地。
キャベツが凍り付いてダメになったら、お客様に対して大キャンセル祭りだ。想像するだけで恐ろしい事態。新年明けましていきなり大ちょんぼ状態だ。
「試しに掘ってみます。冬キャベツ凍ってなきゃいいのですが…」
従業員さんが掘り出しに行く。掘るといっても雪は15cmほどしかなく作業は楽だが、キャベツの表面はバリバリに凍っている。
これはマズいぞ…。
試しに半分に切ってみると、中まで凍っている()キョェェーッ!
慌てて、そこら中の少ない雪をトラクターでかき集めて、キャベツの上に雪を増量でかけてみましたが…。
焼け石に水、ならぬ、凍結キャベツに雪。である。どうなることやら…。
低温倉庫に入れてゆっくり5日かけて解凍してみる。
ドキドキしながら解凍されていくのを待ち、そして今日試し割りしてみると…。
自然解凍で大成功♪
食べてもシャキシャキで食感よし。そして甘い!甘すぎるっ!キャベツの砂糖漬けみたいだ。こんな甘いキャベツ食べたことがない。
冬キャベツにとっても、あまりに寒さが厳し過ぎて、糖度をMAXまで上げて耐えしのいでいたんですね…。感動。強い、強いよ君たち。
大切に大切に、おいしく頂きますからね!大事にお客様にお届けしていきますからね!
しっかし、きわどかったなぁ…。
もうちょっと雪が少なかったら、凍結して細胞が破壊されゆであがったようになり、全滅するところでした。
ついでに、責任持って雪下キャベツの直販・通販発送販売担当している笹原さんの胃にも穴が空くところでした。これで彼の精神衛生も保たれるでしょう。
そんな厳しい越冬しのいだ雪下キャベツ。
来週からお届け開始、たのしみにお待ちくださいねーっ!
【追記】「ちょっと…甘すぎるんじゃない…」
今年はそんなクレーム来そうな予感が…(^_^;)
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