「日本の農業に可能性はあると思いますか?」
私→うっぎゃーっ!質問が壮大すぎるーっ💦
3泊4日熊本県出張から帰ってきてー12度の中富良野町にびびっています。よく先祖はこんな厳寒の地に入植・開拓したかと…。すんごい尊敬する。
熊本はあたたかったなぁ…。
優しい太陽の日差しが懐かしいよ。癒されたぁ。しかも人も温かい。生まれ変わったら熊本の農家に生まれ農業をしたいよ…。
だが、農業・農家情勢の厳しさは半端なく伝わってきた。農業大国・大産地だけに競争の激しさがすごいんですね。
20日は午前中にミニトマト生産農家さん視察で玉名市横島町へ。そして午後からは熊本市に戻って講演でした。
九州農業研究会からお呼ばれ頂き、2時間ガッツリ講演させて頂きました。
最後に質問が相次いで盛り上がりました。その中で冒頭の質問「日本の農業に可能性はあると思いますか?」につきましては、びびった。
答えは、もちろん「あります!」
ただ、時代の変化が激しいので現状維持では厳しいかと…。変化対応産業ですから。
今日はもう一つの質問と回答を紹介しますね。60代男性からの質問でした。
「スマホとか情報発信とか、そのすばらしさについては分かるんですけど…。もう、ついてくのが大変でして…。どうしたらいいでしょう?」
私の答えですが、
「今日の講演ではあくまでも、私の農業のやり方では、スマホを活用した日々の情報発信を続けて行くことで、食と農を伝え、お客様と繫がり直販・通販で経営していますが…」
「この農業経営が正しい、とは思っていません」
「あくまでも、中年の農家のおじさん(自分)が楽しんでやっている農業経営で、食と農の情報発信を楽しくやっているから続けられるんです。めずらしい部類だと思います」
「どんな形態の農業経営でも正しいのであって社会に貢献しているので、誰もが私ような農業経営をする必要がないと思っています」
「スマホを使った情報発信を『やらなければならない』という義務になったら辛い作業になります」
「自分の生き方にあった農業経営をした方が、自分の能力を発揮できて、結果、農業を通じて社会貢献できてハッピーになれます」
「ですので、『SNSでお客様と繫がる農業が楽しい!』という方だけ、今日の講演の中から使えるところだけパクって実践して、もっと農業を面白くして輝いていって欲しいです」
と、こんな回答をさせて頂きました。
農業を続けていきそのゴールは『より幸せに生きる』ということ。
目的と手段が合致していれば、作業は苦労とならず『楽しい挑戦』になります。こうなると続けることができる。そして継続は自分の力となり信用となる。
信用を時間掛けて積み重ねていくと、いづれ突き抜ける。
反対に『やらなければ』と義務になったとたん『努力しなければ』になって作業となり苦しくなります。
そして、できなかった時は『継続できないダメな自分』と自己批判が心の中で起きてもっと苦しくなり、そのイライラ感、自分に対する憤りはやがて外に向かい、家族に当たってしまったり…と、負のスパライルに入る可能性大。
より幸せを求めて農業やっているのに、努力するほどになぜだか不幸になっていくのです。ここ注意ね!
好きを仕事にできたら、それだけで人生は成幸したようなもの。
私は食と農の情報発信とSNSを通じたお客様との交流が大好きで幸せを感じるので、これからも楽しく続けて行きます。お付き合いの程よろしくお願いします。
農業は私の天職です。ありがたやっ。
富良野は寒すぎるけどっ!
九州農業研究会の皆様、このような機会を頂きありがとうございました!
実は、来月24日も熊本県で講演あります。ここ3年で5回目かな…。うれしい限りですっ。
あなたの町にも、よかったら講演で呼んでくださいね。寺坂農園でメロン栽培・産地直送のない10月~3月の間でしたら対応可能です。
今日は1日、執筆後半の後半やりきるぞっと。
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。