”いじめ”という行為は、種を保存するための本能に組み込まれている。

キャッチーなタイトルだが、真理だと思う。私が中学生のころからイジメたりイジメられたり見たりやられたり、でして…。

社会に出ても人が集まれば組織に属すれば、「それ、いじめじゃない?」という場面に遭遇するし、自分がスケープゴードにならないないように必死になったり。

農業を法人化し、労働集約型のメロン産直農家なので雇用も多い=部門ごとに組織ができる=「それ?いじめじゃない?」と経営者から見て危険を感じる場面もたまにある。

イジメの問題の一つは、いじめている側はいじめていると思っていないし。いじっている、かまってやっている、ぐらいの感覚だ。

いじめの自己認識がないかがり、それをやめるという判断決断もできない。

しかも、『真面目な組織』はいじめが起こりやすい、か。

世界各地で起きている戦争も、イジメの究極形だと私は感じているのだが、違うのだろうか。

うーん。イジメはやっぱり人間の本能なのか…。

しかし、私はあきらめたくない。

寺坂農園では学校内でのイジメがなくなることを願って、
岩岡 勝人 (Katsuhito Iwaoka) 先生が主宰しているNPO法人学校の底地力の活動も応援させてもらっている。

だが一方では、大人のイジメもひどい。
会社内でも農村地域でも町内会でも、人が集まり組織になればイジメが発生するかもしれない環境が整う。

んで、この本を読んでみた。


■「いじめ」と「脳内ホルモンの」危うい関係ーー
■「子供のいじめ」「大人のイジメ」の海難策を脳科学から考えるーー 表紙から引用

↑見事に書いてありました!!ほぇぇぇーっ!っていうのが読後感。読んでよかったです。

まさか、あの脳内ホルモン「○○○○○ン」がイジメを起こす作用があるとは…。驚き。詳しくは読んでみてね。

恥ずかしい話だが、自分は基本「いじめられる側」がポジションだ。まぁ、イジメで加害する立場よりいいかもしれながつらい状況は辛い。

その理由、わかった。23pに書いてあった!私って社会的集団にとって最も脅威なる存在だったのか?!(笑)この話題はここまでにしておく。

↑裏表紙オビも強烈ですねー

では、恒例のアンダーラインをひいたところを紹介しますね。
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■いじめをはじめとする社会的排除行為が、ヒトが種として存続することを有利にしてきた 18p

→そんなに根源的な話かよーっ。

■「向社会性」がいじめを生む。この「サクション=制裁行動」は集団になるとほぼ必ず生じます。23p

→必ずってそんなー。どうしたらいいんだーっ。

■(いじめている側は)そこには「自分は正義を行っている」という無意識な大きな満足があります。あるいは正義を行う快感に中毒になっているので、止めることはかなり困難です。63p

→いじめってやっぱり快感なのね…。とほほ…。私も過去に多様な「正義」によって斬られたこと、多々あり…。

■妬みの対象に不幸なことがあると、喜びを感じてしまうことがわかっています。これを学術的に「シャーロンフロイデ」と呼びます。いわゆる、「他人の不幸は蜜の味」と思ってしまう感情です。74p

→わかるーっ!2年前に除草剤散布事件の被害者になったとき、ザマーミロと「喜んでいる人」がこんなにいるんだ!って衝撃を受けました…。とほほ…。

■仲間意識が強すぎるから、関係が濃すぎるからこそおこってしまういじめは、人間関係を薄めて風通しをよくすることが有効です。148p

→ここから始まる解決策の提示は、見事です。

■(学校内で)「いじめをすることはあまり得にならない、逆にそんな行動なのだ」というシステムを作らなければなりません。174p

→なるほど!と感じて解決策の数々。詳しくは本著を読んでね。
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まだまだたくさんアンダーライン引いたのだけど、ここまで。

いじめる行為には快感が伴うので、これを止めることができない。だが、人類の英知はそれを乗り越える抑止する方法を手に入れることができる。と、信じて。

この本、多くの人に読んでほしいな。

■まとめ

「いじめ」というキーワードにピン!ときた方は即買いを!かなりよいヒントをもらえるはず。

こんな方におすすめかな。

・社長、経営社の方。
・組織のリーダー
・自分がこの親で「うちの子、イジメられてる?」「イジメやってる?」と心配な方。
・学校の先生は全員読みましょう
・脳の仕組みに興味ある人
・心理学?人の心に興味がある人

組織マネジメントを学べる本。居心地の良い組織・集団を脳科学の視点からの解説が見事。

私も組織を作り育てる立場。

寺坂農園の職場環境をよろ働きやすい職場に。いじめの無い心理的安全性が感じられる居場所となるように。

経営者が責任を持って目と心を配り、仕組みを作っていかなければならない、と身を引き締める思いでした。

もっと良いメロン農園に。「ここに働きに来て良かった」といわれるような素敵な農園作り、終わりなき探求が続きます。

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