『人間の悩みは全て対人関係の悩みである』これはアドラー心理学からです。
私の感覚では、人の悩みは90%が対人関係の悩みで、残りはお金の悩みかなぁ~って。

【人間関係 境界線の上手な引き方】おのころ心平さん著。

バウンダリー=自分と他人の間にある境界線。心の境界線と物理的境界線(遠い近いの距離もそうだし、皮膚もそう)がある。

私も日々、たくさんの社員さん・スタッフさんと接します。それ以外にも妻や子供の家族、地域関係の関わりや友人関係、親戚、取引先との関係などなど、人と接すること無しに生きることができません。

人間関係が苦しくなるとき。
人間関係が、辛くなるとき。
人間関係が崩壊するとき。

だいたい、バウンダリー・オーバーをしているか、されているかのどちらかです。

自分の心の領域に、土足で踏み込んで “自分の欲求を満たすために” コントロール掛けられてくる。

もしくは、、「あなたの為に…」という善意に身を隠して、“自分の欲求を満たすために” 相手の心の境界線を突破していく。

この2つだ。
境界線がない人、薄い人は、自他境界線があいまいな為に、『相手のことが自分事』になって、頼んでもいないのに余計なお節介をはじめたり…。

逆に自分のことをなのに、相手が過干渉してきても受け入れてしまって、自分が我慢を重ねたりと…とても辛い気持ちになってしまうのだ。

この本の1p『はじめに』にも書いてあるが、以下そこから引用↓
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親、近所、友人が口を出して「あなたのため」と言う場合は、じつはたいてい「自分のため」を考えていると言うのが心理分析のセオリーです。

そして、「あなたのことを思って」とられる行動というのは、たいていうまくはいきません。
ーーーーーーーーー

過去に反省すること、多々アリでございます…(^^;) 自分も昔は自他境界線が曖昧で、お節介だったし、他人からコントロールもされちゃうし、断れないしで、生き辛い人生でした。

一番めんどくさいのが、身内。親戚。


「○○だから…」「あなたのためを思って…」自分の言いたいことを好き放題言ってきたりします。

↑これ、相手のことを思って言っているのではなく、自分の不安を減らし、自分の欲求を満たそうとコントロール掛けてきているだけ。完全に他人の境界線突破しています。

自分の不安を消すために、相手をコントロールしようとする。しかも善意のお面をかぶっているからたちが悪い。正論かざしてくるので、言われると自分が悪いように感じてしまうのです。

境界線が侵された側の人間は、それがセルフアタックに繋がり、自尊心が低下し、自己肯定感もダウン。生きるのが辛くなってきます。相手の都合で。

しかし、今は違います。かなり心の境界線を意識できるようになり、他人を尊重しつつ自分の気持ちも大切に尊重して、問題や課題を区別して生きられるようになった。

たまーに、自分の心の領域を踏み荒らされることがありますが…。すぐに境界線の再設定をできるまでになりました。

相手と会話している最中にも「おっと、ここからは相手の問題で相手が取り組むテーマだ。自分のことではない。」と気づき、お節介や深入りすることもなくなりました。

その他、心の境界線に侵入されたときは、抵抗するようになった。不快だったら、不快だと言う。やめて欲しいことは、やめてくれと言う。放って欲しいときは、放って欲しい言う。などです。

相手の侵入・バウンダリーオーバーに対して、自分が我慢したり自責の念を持ったりせずに、しっかりと抵抗し「あなたはあなた。私は私」を主張することを意識しています。

このように、心の境界線と物理的境界線をしっかり持つと、一気に生き方が楽になりました。私は、ここ数年、徹底しています。具体的には…

・お節介な親戚や批評してくる親戚→会わない。話しても時間の無駄で自分のエネルギーがどんどん奪われるだけです。自分の無価値感を埋めるために相手を批判してくる人間に、何を言ってもムダです。物理的境界線も意識して、会わない。とにかく近づかないのが自分を守る最善策です。

・頼んでもいないのに、いろいろ批評?アドバイスしてくる人→距離をとる。「○○○と言われると、不快だ」と意志を伝え、ゆっくりと距離をとります。

・必要以上に、相手が求めてきてもいないのに、こちらから助けに行かない。問題に介入しない、干渉しない、手出ししない。

など、大切な自分を守るために気をつけています。そして、自分だけじゃなく、自分の不安を埋めるために他人様に対し、過干渉したりコントロール掛けたり(パワハラ・モラハラなど)とならないよう、気をつけています。

これは自分の子供に対しても、気をつけなきゃね…(^^;)

せっかくの人生。
一緒にいて、楽しくて元気になれる人だけとお付き合いしたいです(^^)

境界線を意識して人と関わるようになって数年経ちますが、今回出会ったのがこの本。

すごくよかった!わかるーっ、わかるーっ!の連続でした。相手と境界線を引くテクニックってあるんですね!知らなかった…。

特に、第2章 凛とした人になる。バウンダリーの7つの習慣。5番の「強烈な第二印象」をつくる 46p

↑これ、私に必要なスキルだった!
実は先日、早速やってみたんですが、効果絶大だった。ビックリした、ほんと。『シャーク・ゲージ』っていう対応法です。

境界線を持つって日々の努力の積み重ねなので、また反復攻撃が来ると思うから、その時またやってみます。詳しくは本書を読んでみてくださいね。

あと、ケーススタディが5つ掲載されてて、とてもリアルで境界線の引き方アドバイスも見事、これらのストーリーには引き込まれました。

①上司の頻繁なアドバイスで時間を取られる
②一方的に長話をする友人との関係性を変えたい
③ママ友から詮索されるのが苦痛
④父親との価値観の相違
⑤本心と言動に食い違いがある姑

これらの事例にピンときたら、読んでみてください(^^) この本は、

『今、人間関係で悩んでいる人、苦しんでいる人』

↑に読んで欲しい、きっと解決策・対応方法が理解できるはずです。あとは実行するのみ。

他人に心を踏み荒らされて、他人(親)の期待に応える、他人の人生を生きる、のは、やめましょう。

自分を大切に、自分を尊重し相手も尊重して生きる。境界線を上手に高くしたり低くしたり、近づいたり離れたり、上手に相手と関われるようになったら、人生が一気にラクになります。

他人の人生に生きず、自分自身の人生を取り戻しましょう。

最後に、210pから引用で
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人生は、人間関係なしに語ることはできません。人との出会いと別れは必然で、そこからたくさんの学びを得ます。人生を終えた後に、魂が続くとするなら、きっと「人間関係で生じた経験」こそが残るでしょう。
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人は、人との関わりの中で幸せを感じる生き物。最近ひしひしと感じるようになりました。
気になった方は、この本読んでみてくださいね。

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