私は、劣等感の塊でした。
私は、自己肯定感の低い人間でした。
私は、「承認欲求を満たすため」に稼ぎ続けていました。
「数字」が読めると年収がアップするって本当ですか?【古屋悟司さん著+ 田中 靖浩 (Yasuhiro Tanaka)監修&会計ドクター】
ありがたいことに献本頂きまして、早速、昨日読ませて頂きました。
つーか、2回読んじゃった!おもしろくて、勉強になるーっ。
タイトルから見たら、まぁ、経営・会計のジャングルに属するのかもしれないけど…。
これは筆者が体験した実話。
実話に沿った経営物語である。ストーリー仕立てで一気に読める。これからどんな展開になるのか?ドキドキしながら読みました。
「収入」とはなにか?
「社員」とはどんな存在なのか?
「経営」とは何か?
大切な3つのポイントをしっかり実話の失敗話を元に、わかりやすく学べる本です。
副題に【決算書オンチのための「会社の数字」が肌感覚で分かる本】となっています。まったく、その通り!
会計の仕組み、会社が利益を出して、社員さんの収入にどう繋がっているのかが、とーってもわかりやすく解説されています。
【エビ天】にたとえて解説されていたのが秀逸でした。詳しくは読んでみてね♪(^_-)
著者の古屋さんが、大学を卒業して入社した営業の仕事で結果を出し、給与が不満で退職。転職先は歩合給の営業職!「歩合給って最高っ!」と頑張り続けるも、いろんな出来事が彼を襲い、これも退職。そしてついに独立起業!だが、そう簡単にうまくいかず借金が増え…。
という実体験が、すぺしゃるリアル(まぁ、実話だからリアルだよね)に赤裸々に語られています。この話を読むだけでも、勉強になる。
その実体験を振り返りながら、社員として、そして経営者になって『会社の数字』『自分の今の収入』がどう繋がっているかを見事に解説してくれます。
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私も…。生産農家から直販も始めたので19年前の26才に独立起業(直販開始で第二次創業をした感じ)した経験が。
若い頃は農協さんにお世話になりまくって経営を維持していましたが、農産物の販売単価(収入)の少なさに嘆き…(今振り返ると当然のこと)。
直販・通販を開始して徐々にお客様が増えて、パートさんを雇うようになりその数も増えると、経営が逆に大変になり…。
もっと大きくなって年商1億ぐらいになると、社員さんがいろんな出来事を起こしてくれて、頭クラクラになり…。
借り入れはドンドン増えるし(笑)←この謎はこの本を読んでかなり理解できました。
いろんな壁を乗り越えて体験・学んだことを本にまとめて出版し、これで安定かな?と思ったら、頑張りすぎたね。2年前にうつ病に…。
そして、うつ病が治ってきたかな?と、思ったら去年は除草剤散布事件の渦中に…。もう、人生イヤになった。
しかしながら、妻(専務)や優秀で頼もしく同士である社員さんスタッフさんに支えられて、たくさんのお客様に支えられて、善意溢れるたくさんの人に支えられて、今では幸せに楽しく農業を継続できています。
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いろんな出来事、我が身の成長プロセスを思い出しましたよ…(遠い目…)。
で、冒頭の3行を思ったわけさ。
私は、劣等感の塊でした。
私は、自己肯定感の低い人間でした。
私は、「承認欲求を満たすため」に稼ぎ続けていました。
↑過去形ね(^_-) 今は違うよ♪
この本を読んで、モヤモヤっと自分が経験し学び成長につなげてきたことが、『会計と社員さんの収入』という視点でバッチリ意識化され、まとまっていた!のがこの本。
感動がありましたね。
すっごく共感!そして、いままでのことに理解が深まりました。
今は『自分』と『自分の周囲の人』がより一層幸せになるよう、農家経営を進めていく所存です、が…。
でもまだまだ、理想から遠く、目的ははっきりしているものの目標は遠く…(笑)。
この本でもしっかり書かれていましたが、社員さん、特に仕事の出来る社員さんが「収入が少ない、どうしてだ」って不満が出るんだよね。
「なんで周囲と一緒なんだ?なんでアイツと一緒なんだ?」ってなっちゃう。相対的幸福の追求、他人軸で生きる、っていうヤツだ。
↑これ、ボクも得意でした(汗)。
社長としての実体験なのですが、社員さんから「ちょっと相談が…」って、話を聞くと…
「手取りの給料が少なくて、不安なんです」
えっ!? だって、所得税・社会保険・雇用保険などは、日本生まれたら義務だろ。しかも社保は“会社が半分払っている”んだぜ。
会社が社保税を払えなくなったら、国は速攻差し押さえ=倒産、という友達経営者の辛い姿も見てきた。取り立ての厳しさは銀行さんの比ではない。怖いわ…。
しかも、雇用中心の経営。会社としても社保の負担はかなり重い。
なのに、手取りが少ない、どうにかならんかって…(涙)。でもなぁ、自分が若い頃、同じ気持ちだったぁ。わかるなぁ。
税金を社長にクレームしても、困る。選挙に行って投票するしかないよね。「それは国に言ってくれ」です、ガックリですよ…。
それは…、その視点だけだと、給与の高いところに転職するしか方法はないよね。だが、会社は給与だけを提供しているのではない。
まぁ、私の経営手腕がすごくて高収益ビジネスモデルを構築し、営業利益をきっちり出して社員さんスタッフさんに還元!が私も理想としていますが…。まだまだ力不足です。
この本の中で『できる社員』に対する答え、『給与と手取り給与』に対する心の持ち方などの教えは見事でした。詳しくはこの本を読んで欲しいです。
私は経営者。社員さんも収入が大事。
お互い視点にズレがあって溝がある。この本は会計の視点でこのお互いのズレ・溝を埋めてくれる良書です。まちがいない。
いろんな経営書、ビジネス書とか読んできたけど、このような本、今までなかったなぁ。数字を見ながらも『人の心』にフォーカスした本書は学びごたえのある内容でした。
実体験からの語り、なので、しかも公認会計士の田中靖浩さんの監修なので、生の経営・会計を“肌感覚”で学べます。
・会社に勤めて頑張っているけど「収入が少ない」と感じている方へ
・中小零細企業の経営者さん、起業した人、起業する人
・社員さんの給与を上げたいけど、なかなかうまくいかない経営者さん
↑にオススメです。この本の帯にも
【今の収入に不満があるすべての人へ】とガッチリ書かれています。
あ、裏オビのコピーも秀逸なんで紹介させてください。
【「経営者が社員に呼んで欲しい本」ナンバー1(勝手に決めました)】
ウケるしょ、小さく(勝手に決めました)って書いてある(笑)。
だけど、私も同じ感想で、この本を2回読んで思ったことは「社員全員に読んで欲しい」でした。相互理解が深まると、会社はもっと絆が深まるよね。
あ、アマゾン覗いてみたら明日30日発売なんだ。
10冊買って、同士である社員さん全員とパート・アルバイトさんの中でも見込みあるスタッフに配ります。
友達、友人が独立企業したら、この本をプレゼントすると喜ばれること間違いなし、だ。プレゼント本にも決定!
あなたにもこの本を読んで【収入と幸せ】両方をアップして欲しいです。
きっとこの本、ベストセラーになる。私の予想では3万部を簡単に超えるんじゃないかな。
アマゾンではこちら↓
最後に、献本頂いた著者の 古屋 悟司 (Satoshi Furuya)さん、ありがとうございました<(_ _)>
大事に蔵書とし、経営に迷いが生じたときにまた読みます!
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。