恐ろしい病気の話。
メロン【つる枯れ病】高温多湿なメロンハウス内環境が続く今年は、発生しやすいです…
また恥さらし投稿ですが、これが現実です。
長雨大雨続きだったのでビニールハウスは閉まりがち。換気が出来ないメロンハウスの中は、ムシムシする多湿状態が続きます。
そうすると、喜ぶのが『カビ=病原菌』。大繁殖できる環境となるので、病気が増えてきます。正確には、カビ(糸状菌)だけではなく、細菌やウイルスによる病気もある。
大体、1ハウスに250本のメロン苗が植えてあるなか、数本、このつる枯れ病が発生します。
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※この投稿(これからの投稿も含む)は『農業をもっと知りたい一般の方』や『寺坂農園と繋がっているお客様』に対して情報発信をしており、メロン栽培している農家の方やプロの農業者に向けて技術情報を発信しているものではありません。
寺坂農園で起きていること、率直に感じていることを情報発信し、みんなに知ってもらい共感頂き、こうやって皆さんと楽しく交流できるって、本当に幸せだと感じます(^^)
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まぁ、農家経済には、ほぼ影響がないレベルです。が、この病気が本格的に多発すると、ひどいことになります。
1枚目が、株元のに発生した つる枯れ病。このままひどく浸食されると、つるや葉に根から吸った養分転流が起きないので…。
写真2枚目のように、枯れます(T_T)
↓
しかも、ネットがかかり終わって糖度上昇期に入り、メロンの樹が弱ってきて抵抗性が落ちたときに、発症がひどくなり枯れていきます。
無残にも4玉のメロンがむき出しになって残る。もちろんこのメロンは甘いはずもなく、おいしい訳もないので、加工用にも出荷できず廃棄です。
3枚目はビミョーな判断ですが、メロンの果実につながるつる(アンテナ部分)につる枯れ病に浸食されたパターンという予想。
ひょっとしたら、ただの雑菌が入り込んだか?もしくは違う病気かも。
ツルから伝染し、メロンの玉の上の方も病気に冒され変色、ぶよぶよになっているのが分かるでしょうか?
写真を見たらひどい絵ですが、1ハウス約1000玉あるうちの2玉ぐらいの発生で、大丈夫です(^^)
でも、若い頃、技術不足でこのツル枯れ病を多発させたときは、ひどかった。
1ハウス500玉中、300玉ほどを廃棄したことがあって、涙モンでした。
収穫直前で激発するタイプの病気なので、おそろしや…。この病気を止められなくて、メロン栽培を減らしている農家さんもいるハズ。
私も、この病気を止められなかったときは、メロン栽培をやめなきゃダメかと本気で悩んだことがあります。
対策はいろいろありますが、長くなるので…。あ、検索したらいっぱい予防・治療方法が出てきますよー。
基本は耕種的防除。
化学農薬に頼らずに、品種選定、接ぎ木、栽培環境の改善、土作り、緑肥栽培、などなど…総合対策の積み重ねだと実行しています。
あ、寺坂農園はこの『ツル枯れ病』の発生は、今年もごく一部なので、この病気に関する殺菌剤の散布はまったくしていません。
うどんこ病だけ怖いので、硫黄剤だけ使用しています(^^)恐怖の『うどんこ病』については、また書きますね。
メロン生産現場の一部、ツル枯れ病についてのお話でした。お恥ずかしい写真をお見せしました<(_ _)>
今日は早朝からメロンがたくさん採れました!フラーチェ、これもデカいっ!!全国発送のお仕事、やりきりますっ!
メロン畑&直売所にも、この休日にたくさんのご来店ありがとうございます!!メロン不足で、申し訳ありませんー。
「収穫出来しだい発送します!」との予約販売での対応にご理解頂きありがとうございます。
では、今日も農業を通じて、『自分』と『自分の周囲の人』の幸せを生み続けます。
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