「メロン栽培で一番大変なことって、なんですか?」
韓国・チェンナン大学 園芸学科の生徒さん32名がメロン栽培と農家の直販経営について視察に来られました。

 

チェンナム大学、Chonnam National Universityの学生さん、波動がいい。いいオーラ出してました!

通訳さんのほか、日本語が上手な教授が説明してくれたのですが、韓国の南の方でもトップクラスの大学らしい。

学生さんの真剣さ、真剣にメモを取る姿、質問の連打レベル、すべてにおいてレベル高い。ひじょーに高いっ!!

世界各国、日本中からも視察に来て頂ける寺坂農園ですが、日本人よりも韓国人の視察団…えーっと韓国は3回目かな。いちばん向上心強く、学習意欲旺盛に感じます。

 

好きだなー。韓国人♪
韓国からの視察受入要請が来たら、もう無条件に「来て,来て!」っていう気分。

同じ農業を志す者。こうやって交流していくと、こちらのエネルギーレベルも上がっていきます(^^)

「青肉メロンは作ってないのですか?」
「雑草対策はどうしていますか?」
いろいろ質問が出ましたが

「メロン栽培で一番大変な事って、なんですか?」
この質問に答えるのが、一番大変だったかな(笑)。

大変なこと、いっぱいあるからなー。
まぁ、その”困難さ”が挑戦心をかき立てるのだが。

大きく、美しく、大きい、甘いメロンが大量に採れた瞬間って、ものすごい達成感(今、連日そうなんです♡)。

この結果が積み重なりが続けば富良野メロンブランドの評価・評判人気も上がる。

脳内からドーパミン放出しまくりで、疲労感も少なく感じる。自己肯定感上がりまくりのオーバーフロー状態に入りますね。

でも、それって『高品質なメロンを栽培・収穫するのが困難』だからだ。野菜栽培の中でもトップクラスの難易度。家庭菜園で甘いメロンが収穫出来れば、その人はプロレベルである。

 

で、答えたのは…

 

・まず、温度管理。全自動換気システムを設置していても『メロン畑から離れられない』こと。小さな赤ちゃんをずっと見守り、肌掛けを掛けてあげてるような感覚。半日でもメロン畑から離れると、なんか気持ち悪いです(笑)。

・毎日の生育観察。だが、これはおもしろいところである。毎日朝の1時間ぐらいはメロンハウス全棟を見回りし、メロンと会話している。メロンの声を感じるんだ。

日々、メロンの姿が変わっていきます。そして天候条件も変わる中、温度管理・湿度管理・追肥・灌水量、整枝作業の順番とか対策。あと農薬散布をどうするか?

31棟、生育11ステージがあると、脳みそが常にパンパン、生育を見ながらメロンの気持ちを感じ取っていると、早朝の貴重な時間があっという間に過ぎ去っていきます。

大きく、美しく、大きい、甘いメロンの収穫に向けて、どこまでメロンに寄り添っいながらも、現実的対応で『適期適作業』を積み重ねて、積み重ねていくのが、大変かつ”おもしろい”ところです。

こんな感じで答えました。ちとボケた答えかな(^^;)
ぜひ、卒業後は農業に、もしくは農業にかかわる仕事に就いて『農業の面白さ』を満喫して欲しいな、って伝えました。

教授から最後の質問があって、
「寺坂農園さんでは、インターンシップ学生の受入は可能ですか?」

「大歓迎!厳しくメロン栽培を教えますよ」
「毎年、台湾から研修生を受け入れています」

笑顔で答えたら、学生さんみんなが「オォーッ!」って盛り上がってきました。来年は韓国の研修生受入になりそうです。うれしいわー。

国境を越えて、農業の素晴らしさを探究し続けたいですね(^^)

今日は韓国からチェンナム大学、Chonnam National Universityからの視察ご来園のお話でした。

今日はこれから、メロンの収穫しまくりです!雨は降り続いていますが、朝、冷え込んできたので甘いメロンになっていそうです。

そして日中は、発送作業しまくりますっ!テンション上げていきます。

では今日も農業を通じて『自分』と『自分の周囲の人』の幸せを生み続けます。

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