「ねぇ~、パパァ。かまくら作らないの?」
夜の晩酌時。突然、私から距離をとりつつある12歳娘ちゃんが、酔っ払ってる私に話しかけてきた。
(なぬっ!このメッチャ時間なくて常時キャパオーバーな俺に、なんていう質問を…)
おはようございます。昨日は準備含めて一日『寺坂農園のバックヤード、仕組み・大公開勉強会』で疲れ果て、夜は『農業始めたい人の学校』今回は高津佐講師の気合いで受講、やりきった感で布団に沈みましたが朝日はまた昇った状態の寺坂祐一です。
んで、2週間前。
娘が突然パパである私に「ねぇ~、パパァ。かまくら作らないの?」と聞いてきたのである。
ビックリだ。
「俺がお帰りの時はひれ伏せよ!」「イヤだ~」「パパ様と呼べ!」「やーだねー」「嫁よ!教育がなっとらんぞっ!」嫁「おめーに似たからだよ」ぐらいしか会話していない。
もう妻と背が変わらないぐらい大きく育ち、女の子、っていうより娘!ってうか女子!みたいな感じで成長してしまった娘ちゃん。
パパからも徐々に距離感とるようになってきて(おじさん臭を醸し出しているのか?)寂しさにも慣れてきた昨今。
突然、娘ちゃんの子供モード発動。
戸惑ったわ、私
困ったなぁ。どーしよ…。
娘が2階の自室にこもったのを見計らって、私は妻に相談した。
「そういえば、娘ちゃんって『かまくら』作って入ったことないのか?」
「そーだねー。息子君の時はよくパパとかまくら作ってジンギスカンとかやったけど…。娘ちゃんとはやっていないねー」
「なぬっ!北海道の農家の生まれで『かまくら』を知らないのか?」
「うん、かまくら堀りとかやったことないわ」
「それはヤバいな…。北海道で生き抜くサバイバル技術、かまくら作りの大変さとか作り方とか知らずに社会に出るのは…マズいな」
妻は冷静な顔で
「そんなん、どこの家もやってないよ」
「学校でもやってないのか?」
「今は…、やってないねー。雪像作りとかも」
「いや、それじゃぁダメだ。北国で生き抜くべく、これは父親として教育せねばならない必須科目だ!」
つー展開でして、なんとか日曜日に時間を作り出し親子3人でかまくら作りに挑んだのでありました。
雪山はトラクターで敷地内を除雪しすでに山になっているところを掘削していきます。
かまくらを掘り始めて20分ほどで娘は「腕が痛いー」。だよねー!よい体験である。
「パパ。中の上ってどうやって掘るの?」
出番である。こうやって掘るんじゃー!ってスコップで天井を掘削しまくって空間を広げていく。そんなパパのすごさを見せつけることができました
しまいには娘から
「ねぇ~パパァ。どこまで掘るの?」
しまった!張り切りすぎた&掘りすぎた(笑)1時間ほどで家族3人が入れる空間になったので、なかで温か飲み物を一緒に楽しみましたー。
そういえば、私の超仕事人間だった父も、ボクが小さいときに1回だけかまくら作ってくれて、あのときはうれしかったなぁ~(遠い目)。んなことを思い出したよ。
そういえば、私の超仕事人間だった父も、ボクが小さいときに1回だけかまくら作ってくれて、あのときはうれしかったなぁ~(遠い目)。んなことを思い出したよ。
「どうだ、かまくら堀りの大変さわかっただろー?」
「うん、もういい。家に戻っていい?」
あっという間に”パパに冷たい娘”に戻っていたカナシー。
娘からは適性評価を得られなかったので、ここまで読んだあなたには是非、私の『パパ修行』を褒めて欲しいのでコメント欄によろしくお願いします!
秋~農閑期にかけて筋トレしてよかった、と思った瞬間でもあります(^^)
今日もZoom打ち合わせ2本。メロンの種も発注しなきゃだ。では今日も一日元気に笑顔で(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。