デカっ!つ、ついに買っちまったよ…。
『中古4坪冷凍庫』装備追加!もう後戻りは出来ないな
おはようございます。相変わらず根雪前作業に追われヒーヒー言っている寺坂祐一です。
先日、小屋を移動したり地面に架台をを作ったりとバタバタしていたのは『とある物』の昨日8日納品が日だったからでした。
『とある物』は【大型冷凍庫:中古】でした(^^)
「うちで大型冷凍庫いらなくなったんで、寺坂さん買いませんか?加工場やっているんならたくさん材料入っていいですよー」
「うぉ~、魅力的!んでも4坪ってデカだろうなぁ」
加工担当社員さんに意見を聞いてみた
「社長、欲しいですけど…。価格もお安いようですけど移設工事費も入れるとなかなかな価格だし…。でもあれば、現状ストッカー何台も使って冷凍しているのと一次加工冷凍品の預かってもらうこともなくなって管理も楽になるし、これからの商品作りの可能性も広がるし…」
悩むわな
隣の加工場を建てて6年ぐらいになるかな。
次は大型冷蔵庫だ!って思っていたけど、そんなに業績が急激に伸びるわけでなく、ここ2年は観光のお客様も減って売上げ低下気味だし・・・。
しかしながら、ゆっくりとですが通販での売れ行きが伸びてきており、商品点数も増えたため原材料の取扱量も急増中だし…。
うーん、でも中古ってそのとき限り!
なんですよね。この巨大冷凍庫は『チャンスの女神の前髪』なのか?それとも『農業6次産業化あるあるドツボ沼』の深み入り口なのか?
社長の仕事、決断。だ。
事業計画も書いてないけど、これからの加工部門商品展開と売上げの飛躍♪という都合良い脳内イメージを描いて、購入決定!(よい子はマネしてはいけません)となりました。
トラックに積んで農園に現れたのですが、でっ、デカい!!さすが4坪8畳だ。ビビる~、やっちゃったー感たっぷり(笑)
でも不思議!加工場の横に設置したら小さく見える(笑)。なんでー?!でも、扉開けて入ったらさすが4坪、広い。
室外機の巨大さにも驚きだ。さすが冷凍庫。冷蔵庫とは冷却ユニットがちがうなー。
「社長、これモーターで6馬力ありますから。とにかく冷えますよ!」
すごっ、電気代が怖いわ~
設置業者さん、冷却器接続業者さん、電気工事屋さんが集結し一気に設置工事を進め無事に稼働開始。-21度まで冷やす試運転も成功確認してから納品請求書を置いて帰還されました。ありがとうございます!
自分が作った架台もぴったりだったぜ。
これから柱立ち上げて屋根作らなきゃならんぜよ。壁はいらないみたいだけど、やっぱり雪積もるからね…。
またもや年内仕事が増えてしまった。でも、こーいうの作るの好きだからワクワクしている自分がいます。図面書くかー。
設置が無事完了し業者さんが返った後、加工担当社員さんとこの4坪冷凍庫をマジマジと見ながら
「こりゃぁ、稼がんとならんなー」
「ですね、私、冷凍庫のためにがんばります」
「電気代も怖いなー」
「電気代も加工で稼がないと!」
と話してたんだけど、私はそこでハッとした。
「あっ、ダメダメ。機械のために人間が働くってダメなんだった。支払いのために働くって良くない。あくまでも「お客様のおいしい幸せの創造」に向かって加工食品を製造販売して貢献しする、そのためのこれは投資!なんだ」
「シャチョー、そうですよね!」
「そうそう。農家で言うと、たとえばデッカいトラクター買って『その支払いのために働く』状態と同じになっちゃう。目的と目標と手段、こんがらがっちゃうんだよね…。経験あるわー」
農業の6次産業化って、本当に難しい。参入したばかりに経営の足を引っ張ったり撤退しているところもある。安易に踏み入れるべきではない(自分に言ってます)。
うちはOEMじゃなくって、自社加工場を作っちゃったんで売上げが出来る前に、加工場が出来てからも投資が続くんです。
エアコン、冷蔵庫、ストーブ、調理機器、追加電気工事、あれもこれも…と。すごいっす。やりこむほどに!投資が伴います。良い経験させてもらってます。
んで今回、自分もこの中古物件の話があったとき「とどまるか?」「進むか?」正解のない判断に悩みましたが、可能性が広がって面白くワクワクする道を選びました。
さぁ、この冷凍庫が入ったことで、商品の展開も広がるし製造量も大幅に伸ばすことが出来る、ハズ。いや、するのだ。
やってみなきゃわからないことは、やってみる!精神です(※よい子はちゃんと事業計画を立って収支予測を立ててから投資しましょう)。
早く根雪前の片付け作業をどんどん進めて、ミニトマト「ほれまる」のハウスも片付けて、真冬になる前になんとかこの冷凍庫に『屋根』作るぞーっ
今日は珍しく『寺坂農園の農業6次産業化ズブズブ沼はまり込み中』のお話でした。
では今日も元気に笑顔で生きましょう(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。