おはようございます。昨夜はチョコレートを食べ過ぎて胸焼けに苦しみ「これが老化っていうヤツなのか?!」ニュータイプになりきれていない中年おっちゃん農民の寺坂祐一です。
今朝は雨。写真は一昨日の朝に撮影した上富良野町での日の出です。
天照大御神さまが岩との扉を開いた瞬間、ってこんな感じだったのかなー、と。
佐川友彦さんが講師の【経営改善で見直そう!働きたくなる農園作り】がテーマの中から、心に響いたことを3つシェアしますね。
■「農家だから」は禁句。
→わかる。寺坂農園が法人化したのは7年前ですが、その時「農家だから」と許されないことだらけになる(笑)。
社会保険、雇用保険、労働保険、源泉徴収に年末調整など福利厚生をちゃんとしないと、働き手は来てくれません。定着してくれません。
その他、仕事を間違えたら怒鳴りつける!なんてもってのほか。まだ農業の現場であるみたいですね・・・。
■雇用は恋愛。働き手本人のことを考えていく。
→シビれた!まさに!です。
関係性を発展させるのに時間がかかりますし、関係を持ってから本番で学んでいくしかない。
その人を大切にして関係を育んでいく、まさに恋愛と一緒。長期投資!
経営者として、身が引き締まる思いです。エゴが出ちゃうんだよなぁ・・・修行せねば、実践せねば!
■人は城、人は石垣、人は掘
→久しぶりに聞いた、有名な名言【武田信玄公】さまのお言葉ですね。
寺坂農園は機械化よって効率化できない施設栽培・全量直販という雇用型農業。
夏のピーク時にはスタッフ数が総勢40名にもなる、とにかく『人』でなり立っている産直・直販農家です。
農場スタッフがメロンの手入れをしっかりやってくれて、販売スタッフが直売所のお客様と接し、受注スタッフがお客様の電話を取りメールを返信し、加工スタッフが野菜ドレッシングやピクルスを製造し、社員さんがマネジメントしてくれています。
最前線は経営者では無く、雇用したスタッフ達が活躍し運営されて続けているのです。
この『人は城、人は石垣、人は掘』。
久しぶりにこの言葉を聞いて大いに納得すると同時に、スタッフのニーズをちゃんと把握してそれに応えていかねば!
と、「働きたくなる農園になるには?」ワークショップの時間でうんうん考えました。
個人面談ちゃんとやらんきゃな。まずは聞くことから。不満もニーズもうけとめて、小さな改善を積み重ねて、より良い農園に働く環境にしていくのだ。
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以上、3つの響いた言葉を紹介しました。
私、140pまで読み進めていますが、途中から正座して読みましたもん。
働く側から書いた農業経営書。改善ポイント満載の本。いま超絶オススメの農業書です。耳が痛くなるのを覚悟して読んでください(笑)。
さぁ、今日もメロン畑の片付け作業と11月頒布会の発送作業をみんなでファイトです。
では、今日も一日「チョコレートは一日3粒まで」というルールを自分に課っしながら、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。