もう大丈夫かな。うつヌケしました!

3年と6ヶ月かかったのかぁ。うつ病から回復し元気に過ごすことができるようになりました。

今日はうつ病から回復?!したお話を。

おはようございます。今朝いつものようにセブンに寄りコーヒーと愛飲している『ポッカ・レモネード』を買おうと思ったら欠品していて、店員さんに「入荷お願いしますー」ってお願いしたら「廃番になっちゃったわー」と宣告され凹んでいる寺坂祐一です。おいしかったのに…()

メロン畑の準備とホワイトアスパラガスのハウス掛け&遮光処理、整枝作業や苗の管理に追われまくった数日を乗り越え安心感に浸っています。

思い返すとうつ病になるきっかけ?タイミングなのだ、この本『直販・通販で稼ぐ!年商一億円農家』を出版した翌年6月にどうやら頑張りすぎたみたいでうつ病になり病院通いへと…。

そうそう、おかげさまでまたもや重版出来!となりまして13刷りに。韓国語版・中国語版も含めて累計19500部となりました。

もうすぐ2万部。多くの方に読んでもらえて嬉しい限りです。
この13刷りが出版者から献本で届いたので、もういいかな?と思い立ちました。

※先生って(^_^;)こっぱずかしいね。ただのオタク農民ですよ…。

どうやってうつ病から回復…

正確には部分寛解なのですが、それは昨年10月に『うつ状態になってしまう、続いている根本的な原因』を生活から人生から取り除くことができたからです。

このタイミングで、抗不安薬と睡眠薬を飲まずに生活できるようになりました。病院通いもしなくなりました。

いま、部分寛解(完治とまで言えないけど、おおむね普通に気分よく生活できる状態)と捉えているのは、うつ病は完治しないと言われているから。

精神科医の樺沢先生の話によれば、寛解しても再発率が50~60%もあるらしいのです。気をつけなければ…。

たとえば、うつ病は『心の風邪』と言われていますが、正確には『心の骨折』です。どうしても痛みが残り完全に元に治ることはない、といわれていますが体験した私からしてもまったくその通りだと感じています。

自分が部分寛解なのは、まだね…。睡眠障害が残っているんですよ…。

面白いぐらいに深夜1時ごろにハッと目が覚めるんです。そこから寝付けない日が度々ある。

あと、悪夢をよく見る。これがキツイ。検索したら悪夢障害って名前あるんですね。深層心理が吹き出しているようです。

あと一つ、腰痛が。左腰に痛み・張りが強く出るんです。ストレスが掛かると余計に。

うつ病だと肩こり・頭痛が多いらしいのですが、私の場合は腰に症状が出る。あんま行っても鍼打っても湿布貼ってもだめ。夜中に腰が苦しくなって目が覚めるんです。

それでも、ゆっくりとですがそれらの症状も減ってきて、朝まで爆睡できる日も増えてきてだいぶん楽になってきました。

この3年と半年の波のうつ状態を、今の元気な状態から振り返ってみると…。

薄暗い怖さを感じるながーいトンネルを通過してきて、やっとあたたかな光に包まれた安心世界に到達した!という感覚です。

長い間うつ状態だったので、それが正常な状態だと勘違いするくらい長い付き合いでした。

私の症状は、落ち込む・ダウンする、というより、なんともいえない不安・怖れの感情、動悸、胸苦しさ、焦燥感、腰の痛みがつらかった。

あと、うつ病定番の『飲酒量の増加』。
うつヌケする直前までは、妻も心配するぐらいに酒量が増え、休みの日は昼から飲酒開始。夜中目覚めたら、また酒を飲むと…。

もう、ダメダメ人間でした。本気でアル中だな…と自己嫌悪へ負のループまっしぐらでした。危なかった…。あんなに呑んでいたら、体壊しますわ。

日中は抗不安薬飲んで、夕方から「この世から逃れる」かのように酔うために酒を飲む←アル中だ…()

さらに眠るために睡眠薬を2種類飲む。それじゃないと夜中に目が覚めて酒を飲んじゃうから…。

こうやって振り返って書いてみても、ヤバい状態でしたね。それが毎日で普通になっていたのが怖いです。それじゃぁ、なおさら体がだるくなるわな…。

それでも、酒とうつ病の薬に頼りながら、講演活動や日々の農作業、毎日の投稿を続けてきたのだから、やっぱり頑張りすぎてるな…。反省。

今は、若干の腰の張り痛みが残るものの、日中からお酒飲みたいとも思わないし、晩酌の酒量も適正(?!)ですし、夜中に目が覚めても酒や薬に頼らずにストレッチしてリラックスしたら眠りにつけるようになりました。

日中の気分も、寛解してみてわかるのですが、

意味不明の不安感・社会が怖い感覚もすっかりなくなり、農作業が忙しくても焦りもあんまり感じず落ち着いたまま対処できるようになりました。

不思議と怒りもでなくなり、今社会は大変なことになっていますがニュース・テレビからも離れて、おだやかな日々を安心して送っています。

多くの方にご心配をおかけしました。まだ油断はできませんが、自分の心の状態と体の状態と対話しながら、優しく生きていきますね。

なぜ?私はうつ病になったのか。
そしてどうやって寛解にいたったのか。
うつ病になったことはは私が生き抜くために必要な事だったことが、今では理解できます。

これらのことを、2冊目出版の本『農家はつらいよ』で赤裸々に書き切りました。思いっきり書きました。多くの方に助けられたことがわかります。感謝です。

うつ病という怖くて薄暗いトンネルを抜けるために取り組んだ、いろんな取り組みもプロセスも体験も全部書きました。

ちなみに、この本は私の40年間に渡る奮闘記。

振り返りながらのの執筆はつらい出来事を追体験することになり、とても厳しく苦しいものでした。

執筆中に鬱の症状が再発し、筆を休めることもしばしば…。

ですが、これが自分のいままでの人生と出来事にガッツリ向かい合い受け止める取り組みになりました。

森田療法か?認知行動療法における暴露療法か。この辺は詳しくないのですが、この執筆プロセスによって回復が進んだことは事実です。手荒い療法となりましたが…。

2冊目『農家はつらいよ』出版への私の想いは一つ。
『私の体験を皆さんにシェアしたことによって、あなたが抱えている生きづらさから解放され、癒やしと回復が進むきっかけになれば』です。

何かヒントが得られそう。参考になるかも?と感じた方に、手に取って欲しい本です。

最後は本の宣伝告知になってしまいましたが、5月13日発売です。すでにネットショップで予約販売が始まっていることをお知らせします。

長文お付き合いに感謝です。
では、今日も今まで助けてくれた多くの方に感謝しながら、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!