久しぶりのメロンの赤ちゃん。着果確認、ヨーシ!👈

おはようございます。昨日は何人いるかわからないぐらいの農場スタッフに次々と指示を出しながら、ハウスの中をトラクターでメロン畑を耕しまくっていたら気がついたら夕方になったという、一日が4時間に感じる年取った寺坂祐一です。

ここ数日、雪やら晴れやら1時間おきにめまぐるしく天候が変わる毎日ですねー。時雨模様ですねー。寒いし。

ですがっ!第一回目のメロンハウスではミツバチ君が大活躍でして、無事に着果(授粉して子房が膨らみ始める)しましたー\(^o^)/

第3ステップクリアーっ!という気分です。

時雨模様の天候が続くときは、急に日が差してきてハウス内の温度と湿度が急上昇して、サイド換気を開けて調整したな、と思ったら今度は急に日が陰り雪が降って吹雪いてきて、慌ててハウスサイドを閉めて保温に努め…。

一安心して作業に戻ったら、また急に雲の割れ目から太陽の日差しが強烈に差してきて、慌てて…(以下、夕方まで無限ループ×3日間)となります。

メロンハウスの温度管理につきっきり状態、歩きっぱなしの巻上機回しっぱなしになります。

そこまでしなければ、いいメロンはできない。

ミツバチ君が元気に飛び、メロンの花粉が良く出て授粉しやすい環境を維持していくのがメロン農家の仕事なのだ。

25度前後の気温に保ち、適度に換気して湿度も抑えながらと、とても気を遣う所です。

もし、他の農作業に没頭してしまって、太陽の日差しが出始めても気づかずに20分遅れて、慌てて開花期のハウスを開けに行ったとする。

その時、ハウスの中に入ったらモワッと湿度が高く(何%まではわからない)メガネが一気に曇るぐらいまで一時的に高湿度になってしまったら…。

その瞬間、雄花からでる花粉が湿度によって破裂。授粉能力は無くなり、ミツバチが訪花・授粉作業に頑張っても着果しない=実がなりません。

結果、メロンのツルと葉だけになる。もしくは着果が少なく果実の大きさも揃わずバラバラになる悲惨な状況に。

一瞬の気の緩みが、命取りになるのだ。

メロンは着果節位11~14節で雌花開花させて一発勝負。その約5日間の開花・授粉期間がとても大事なのです。

ですがっ!寺坂農園は全自動換気装置を完備。もう5年ぐらいになるかな。すごく楽です。

全自動換気装置が、ハウス内の温度を感知してきめ細やかに稼働。セットした温度一定に保ち続けます。

時雨模様でめまぐるしく天候が変わっても、ハウス内は25度に保ち続けてくれるので安心、そしていい状態で開花・授粉が進んでいきます。

ミツバチ君達にもストレスが少なくていいし。この投資がなかったらこの3日間は、すでに14棟もメロン植えているのでハウスの開け閉めで大変だったと思う。

他の農作業にも集中できて、一石2丁です。

しかし、全自動換気装置も人が作ったもの。壊れたり不具合が出たり電線が抜けたりと『まさか』がつきもの。

ハウスがちゃんと開いているか?換気装置がちゃんと作動しているかの見回りは欠かせません。

メロンの赤ちゃん、ふんわり毛をまとっていてかわいいですね!

これからは肥大期に突入。メロンの管理を変えて肥大を促していきます。毎日大きくなるのがワクワクするのだ。

今日は、昨日メロン畑を耕しまくったので、マルチフフィルム張りやトンネル設置など第7回目7月中旬収穫予定の富良野メロン畑準備を進めていきます。

では今日もビニールハウスの全自動換気装置に活躍してもらいながら、自分と自分の周囲の人がより一層豊かになるよう、自分の能力を発揮します!