甘いおいしいメロンを育てるべく、私が研究・実践中すべての技術を全部出し‼️
でも、一番伝えたかったのは、ひたむきにメロンと向き合う情熱・熱量です😉
【社内研修会：寺坂祐一が取り組むメロン栽培のすべて（マニアック版）】７月上旬社内スタッフ１回目は１５人、７月中旬に２回目を６名が参加で実施しました。
この、私のメロン栽培のすべてを伝える社内研修。当農園は研修生・実習生が毎年数名いるので、実施しています。
それだけではなく、箱詰め・全国発送している梱包スタッフも。そして、電話やメールFAX受付してる受注組も研修に参加してもらいました。
「どんなメロン栽培をしているか知ってる上でのメロン販売だと、気持ちが入るでしょ(^^)」と、言って、今年まで私のメロン栽培理論を聴いたことの無い人は全員参加です。
普段は、農場スタッフには個別に、作業をしながら、この作業の目的と意味、目指す姿を伝えていますが…。
なかなか、栽培全体を通して一気通貫で収穫までを教えることなんて、日時をしっかり決めて行わないと、出来ません。
富良野メロンの収穫・発送量が少ない日を狙って、２時間ほどで現場で解説しました。
まずは格納庫の中で土作り・肥料、農薬の解説から始まって、次はメロンハウスを次々と移動しながら生育初期、開花期、肥大期、縦ネット形成期～横ネット形成期→ネット完成期→糖度上昇期→収穫期→収穫判定法まで徹底解説・全部出し‼️で、お話ししました。ふぅ。
寺坂農園でメロン栽培理論・体系を説明するにあたって良いところが、栽培ステージが全１２ステージあるところ。
2～5棟ずつ10日間隔で種を播いています。栽培メロンハウス棟数も31棟、富良野メロン約3万玉を育てて産地直送しているので、あらゆる栽培ステージと失敗例・成功例、理想の草勢・よろしくない草勢など、メロン畑の現場で、各生育ステージを直接観ながら、わかりやすく説明することが出来ます(^^)
もうね、私、解説始めたら熱くなっちゃって、開始3分でマニアックメロン栽培マシンガントーク状態。
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土作りとメロン栽培における肥料の考え方と実践、だけで40分をオーバーし、メロン畑の解説までたどり着けないのじゃないか？と、途中焦りました😅
メロン畑での解説は、9月上旬～中旬収穫予定の青肉メロン・オルフェが一番遅く、開花期を迎えていました。このステージでの草勢チェックのポイント、樹が弱い場合、強い場合の対策方法、灌水管理のやり方など徹底レクチャー。
開花期～始まって、最後は収穫期のメロンハウスに行き、管理方法や収穫判定方法。美味しいメロンの見極め方、収穫法まですべて伝えました。
今回、社員スタッフさん全員に解説した、多くの失敗体験を乗り越えて積み重ねてきたメロン栽培技術。すべての農業技術は
『甘い、おいしいメロンを収穫し、お客様に届けるため。そして、もう一度食べたくなるような深みのある旨いメロンを目指して』
これが私のゴールなのです🏅🎊🎉
でね、ここまで最後まで説明して、最後の最後のレクチャーが『糖度の測り方・糖度計の使い方』なのですわ…。
ここ、メッチャ緊張する瞬間。
ヤバいよ、ヤバいよっ！
もうね、声も出なくなるぐらい緊張する。
なんでか？って…
2時間近くメロン栽培について、うんちくを熱く語りまくった社長（私）。
最後に収穫期のメロンを見定めながら、メロンハウスから1玉をハサミで切り取り、収穫してみせるわけさ。
試し割をしたメロンをパカッと開き、鮮やかなオレンジ色の果肉を見て、みんな「おぉぉぉーっ！」って、盛り上がるっしょ。
そして最後に、果実真ん中当たりの糖度を測るんだけど…。
そこで、『甘さの薄い糖度』が出た場合…。甘さが薄いメロンだった場合だと、今まで語り尽くした社長の誇りが、一気に崩れるのだっ😱
具体的に言うと、メロンの糖度出荷規格が、富良野メロンブランドで15度以上。
16度のメロンだと「おおーっ！甘いっ！」になる。
逆に14度ぐらいの糖度だと「さっぱりした甘さで、おいしいね」という感想になる。
13度だと、「あれっ？あまさが薄いね…」っていう感じです。
さぁ、メロンを割って、糖度計のガラス面で果肉を潰して覗いてみると…。
一方、デジタル糖度計でも果汁を搾って計測してみると…。
なんとっ！18.2度‼️
「おおーっ！すごい甘さだ！」みんな驚きです。
※この瞬間、私（社長）の“最大級ドヤ顔”をご想像ください。
さらに、実食！ぬる～いメロンをみんなに実際食べてもらいました。みんな「すごい甘さだ、甘すぎるー」と、大喜びでした。
甘さだけじゃなく、後味の良さ、おいしさを感じ取って欲しいです。甘さってインパクト強いですからね(^_^;)
あ～、一安心だった。
このメロン栽培マニアック社内研修。いつもこの最後の糖度検査と試食の時、メッチャ緊張するんだ。
もうね、最終判決が下される瞬間、状態だよ😅
まぁ、いままで、残念な数字がでたことはないけど…。自然の産物だからたまにはね…。
その時の『必死の言い訳』と『対策方法』も用意してありますが、それは次の時にでも(^^)
「社長！すっごく勉強になりました。ありがとうございました！」
「社長、すべてのメロン作業、ぜーんぶ繋がりました。ほんと、なるほどです！！」
「社長、まさかあそこまで考え抜いて妄想しまくって育てているとは…。ビックリしました」
「社長！いつも事務所で受付しているけど、聞いて良かったです」
「社長、ここに研修に来て良かったです！貴重な時間をありがとうございました」
私、ご満悦でございます。
その日の夜は気持ちよく眠れます(^^)あ、2時間しゃべるって、すんごくエネルギー使うんですよー。最後に糖度計審判もあるしっ。
はい、長くなりましたが、今日は【社内研修会：寺坂祐一が取り組むメロン栽培のすべて（マニアック版）】のお話でした。
ヤバいっ！
こんな長文書いてる場合じゃなくって、メロン収穫第4次ピークに入っていて、今日も明日も1000玉越えで通販ご注文分メロン発送しなきゃです！
明日もたくさん採れるし、明後日も採れるし…。お待ち頂いているお客様、いま、北海道赤肉メロンは大豊作中ですのでドンドン全国発送しておりますーm(_ _)m
では、今日も農業を通じて社会に貢献しまくりますっ✊
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。