土を愛し、土を養い、根本を養う【真農の道】
マニアック農業・土作りトークが楽しかった😄島本微生物工業株式会社 研究開発の黒木さんがご来園でした。
寺坂祐一です。
寺坂農園では、メロンで使う有機質肥料はなんと手作り。ボカシ肥という自家製発酵肥料を冬期間に作り、春、メロン畑に投入しています。
その発酵肥料であるボカシ肥(米ぬかや魚かすを主原料に発酵させた有機質肥料)の種菌は、島本微生物工業さんの『バイムフード』という種菌を使用しています。
----以下、島本微生物農法のパンフレットから引用---
有用微生物群と酵素の力。
【微生物農法の「土作り」】
微生物農法の根幹ともいえる「土づくり」では、有用微生物群と発酵の力で、有機物を土に優しく効果の高い資材に変えていきます。
健康な「地力」を持った土は、作物が必要とする水分や養分、酸素を必要なときに適切なだけ供給でき、微生物の生態系が豊かで有害な病原菌の繁殖を抑えてくれます。
また、作物の生命力を十分に発揮させ、健全な生育を育んでくれるので、農薬に頼らない「自然の力」を活かした農業を可能にします。
----ここまで-----
もうかれこれ…。
25年ぐらい使っているかな❣️
猛烈なかぐわしい香りで高温発酵する種菌『バイムフード』は超お気に入りなんです。
メロン栽培でも『連作障害』といって、毎年同じ農地でメロンを育てていると「なんか生育がよくない…」と収穫量と品質が落ちたり、つる枯れ病や菌核病、灰色カビ病など病気の発生が増えがちです。
土壌消毒処理とか、太陽熱消毒とか、連作障害を乗り越える技術はあるのですが、寺坂農園では徹底した土作りを行うことによって連作障害の発生を抑えています👍
メロン栽培後に、エン麦やひまわりなどの奥肥を育て、土中に耕し混んで、有機物の豊富な土作りを目指してます。
また、秋に緑肥を耕し混むときには、大量の米ぬかと漁カス(マグロ粉末、スケソウダラ粉末など)を一緒に耕し込んで、微生物が活発に動く、生きた土作りを実践しています。
その他、先日投稿した『メロン栽培マニアックス動画』でもお伝えしたとおり、土を耕す時の土壌水分の見極め方にこだわり、団粒構造の発達したふかふかで柔らかい土作りを実践。
さらには、重量のあるトラクターのタイヤで“生命体である土”を踏み固めないように、踏圧の低いハーフクローラートラクタ(後輪がクローラになっている)をメロンハウスに入れて、土壌を踏み固めないように配慮しています🥰
そして極めつけは…
今回ご紹介の島本微生物工業さんの種菌、バイムフードを使った自家製発酵肥料ボカシをメロン畑に投入。
生きた菌をたっぷりメロン畑に入れて、微生物の多様性を維持し病原菌を押さえ、メロンの根がすーっと伸びるような土作りに取り組んでいます。
で、結果が出てるんじゃいかな…。
私が18歳の時からメロン栽培に取り組んでいて、5番のメロンハウスは連作28年目に。
そのようなハウスでも病気がほぼ出ません。それ以外にも全体で31棟メロン栽培していますが、殺菌剤はうどんこ病対策の硫黄剤(天然鉱石)以外はまったく使用せずに栽培できています✌️
これもコツコツと土作りに取り組んできた効果なのかな…と、信じています(土の中でどんな作用が、生命体反応が起きているのか見ることが出来ないため、妄想、信じるしかない)。
以上のことを、黒木さんにお伝えしました。バイムフード愛用者だということを。
今回、黒木さんは北海道全域の島本微生物工業ユーザーさんを回られているようで、富良野地域でも使っている方がいるとのこと!
私、ビックリ!😮
「えーっ、こんなマニアックな微生物、使っている人いるんだー」
すると黒木さんは
「はい、ですがみなさんは、うちの葉面散布剤を使っているぐらいです。種菌のバイムフードを使って発酵肥料を自分で作ってやっている本格的な方は、寺坂さんしかいません」
あ、そうなんだ…😅
そんなめんどくさいこと、手間のかかることをやる農家さん、なかなかいないよね…。
しかも、完全に信じる世界。土の中は宇宙と同じ。妄想の世界。宗教レベルの世界かも(私は島本微生物の信者です:笑)。自己満足の農業です。
でもでも、私はもっと美味しいメロンを作りたい。甘いだけではなく、酸味とのバランス良く、おいしさに深みのあるメロンを育てたい。
で今回、黒木さんから新しく紹介されたのが、有機質発酵肥料の『真農エキス1号』。これがまたマニアック!商品名が昭和っ!😃
フイッシュソリュブル(魚の液状濃縮液)にブドウ糖を加え発酵させた液肥だ。
これが、むせかえるほどくっさーい!!😵
見た目はドロドロで、いかにも濃い有機物。魚原料なのでアミノ酸ミネラルもも豊富そうだ。
数日前から、メロンに水を流すときに混ぜて施用してみたのですが、メロンが元気でいい感じ。メロンのおいしさに深みが出そうで、ワクワクですわっ
まだまだ、土作りとメロン栽培技術の探求を続けて行きますよ❣️
黒木さん、色々と土作り、発酵と酵素、微生物のことを教えて頂きありがとうございました。
すんません、またメロン栽培マニアックス投稿になってしまいました。メロン生産者100人いたら、みんな育て方が違って当然。どの育て方も正しいし、生産者によっておいしさが違うのがメロン栽培のおもしろいところ。
北海道産ふらのメロン、イチ生産者として評価・評判が高まるように、食べた方が感動する美味しいメロンを目指して。
一度メロンを食べて、また食べたくなるようなおいしさに深みのあるメロンを育てたい。
寺坂農園は産地直送しているので、お客様の声はダイレクトに返ってくる。だから今年も本気で全力でメロン作りです。
今日は初物ふらのメロン、収穫開始から3日目。600玉ほど収穫出来ました\(^o^)/
メロン整枝作業と選果場でのメロン全国発送作業、やりきりますー✊
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