「次々にやってくる新人のスタッフとか海外からの研修生に、どうやってメロンなどの作業手順や技術を教えていくんですか？」
寺坂祐一です。
１月２４日は北海道・本別町、北海道立農業大学校にて3時間講演でしたが、3時間しゃべりまくっても時間が足りなかったという『農家の取り組む直販・通販の実践』話でした。
約40名近くの学生さん・先生にご清聴頂き感謝です(^^)
あれ？写真の中に爆睡している子がいる…（笑）。あれぇ、僕の話っておもしろいハズなんだけどなぁ…(^_^;)
講演の中で、季節雇用のスタッフや、海外からの実習生・研修生をたくさん受け入れている、とお話ししました。国内からも研修目的の方が、毎年何人も住み込みで働いています。
あっ、あなたもメロン栽培や農家の直販・お取り寄せ通販の実務を現場実習で学びたいのでしたら、どんどん応募くださいね(^^)/
で、最後の質問の時間で
「通年雇用している社員さんに、どのように社員教育をしているんですか？」
「豊作だったり不作だったりしたするのに、どうやってお客様からの注文受付量の対応をしていくんですか？」
「従業員と一緒に働いたりする中で、心理学の学びとか活用しいているのですか？」
など、さすがこれからの北海道農業を支えていく志高い農大生。質問が経営実践的で鋭いです(^_^;)
今日は冒頭の質問、
「次々にやってくる新人のスタッフとか海外からの研修生に、どうやってメロンなどの作業手順や技術を教えていくんですか？」
現状、春になるとどんどん新人スタッフが入ってきます。研修生も外国の方も入ってきます7月のピーク時で総勢40名ぐらいになるので、それこそ毎週のように新人さんが入ってきます。
ちなみに、この『毎年いろんな人との出会いが面白くて、円が繋がるのがうれしくて、自分人生の幅と世界がが広がっていく』、のがたまりません♪
もう、家族経営に戻れない魅力が雇用経営にある（デメリットもいっぱいあるけど：笑）
で、寺坂農園、私たちのやり方を説明しますね。
たとえば、メロンの3回目『ツル曲げ・芽とり作業』を例にします。
まず、海外の研修生・実習生に関しては『最低レベルでコミュニケーションできるレベルの日本語力』があることを確認しています。
ですが、昨年、この壁を越えた
施維橔さんは、ポケトーク？翻訳機のみでコミュニケーション取ることに成功！すごいぞ！文明機器はっ。
海外からの方は、翻訳機で乗り切れます。大丈夫です。
で、作業を教えていく仕組みなのですが…。
・まず、社長か専務が新人さんに張り付いて、丁寧に手取り足取り作業方法を教えます。この辺は長年やっているので『メロン作業を教えるプロ』でもあります。
・新人さんにやらせてみせて、しばらく横に張り付いて見守ります。なれてきたら応用技術とかイレギュラー対応も教えていきます。ここまでで20分ぐらい。
・次に、ベテランパートさん、先輩アルバイトさん、先輩研修生さんとペアになって「わからなかったらすぐに聞く」という約束の元、作業を続けてもらいます。
・相手が植物なのでマニュアル通りに成長していない時とかは、目印のヒモ を置いていき、手を付けさせません。
・1時間後に、社長か専務が見回りにくるので、その時に分からないところとか質問に対応指定いきます。
・いよいよの時は、携帯鳴らして社長・専務を呼んでもらいます
これをやっていくと、メロン作業は難しいですが専門農家なので、後は同じくり返しになる。1ヶ月ぐらいで自立できます。
・面倒見が良く教えるのが上手な人、を見極めて、新しい新人さんが入ったらその先輩（って、もその年にきた新人）とペアになって、教えてもらう。
以下、上記のくりかえし…。
という感じで、メロン整枝作業・関連農作業をどんどん覚えてもらっています(^^)/
■あともう一つ、良い方法が。
各農作業、メロン作業を丁寧に解説したYouTube動画をアップしているので、「その動画を見ておくように！」と、予習してもらっています。
YouTube動画は効果的です！！ぜひ作ってアップした方が良いですよ－。教育動画に最高です。
こんな回答させて頂きました。参考になれば幸いです(^^)/
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メロン作業、YouTube解説動画、よかったら見てやってくださいねー(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。