【全道女性農業者担い手研修会】札幌。
13日は帯広でノースファームサミット登壇。
翌14日は札幌で講演させていただきました。
ふぅ〜、ちょっとお疲れな自分ですが
充実した濃い2日間でした。
全道各地から、遠くオホーツクや道東からも
参加者が集まっていて、同じ農家でも
考えていること、悩みが違っていて面白かった。
【直販・通販で お客様と直接繋がる
やりがいのある農業経営】
というテーマで、まぁ、いつもの
『農業+ダイレクト・マーケティング』の取り組みを
がっちり1時間半お話しました。
直販とか、お客様と接する仕事って
やっぱり女性が向いている、と感じていますが…。
ですがですが、今回集まった女性は後継者。
もしくは経営者さんで、バリバリ活躍中の方ばかり。
だーっと1時間半お話しした後の会場の空気感は…
「で、できない。ムリムリ…」
という雰囲気でございましたー( ̄▽ ̄;)アレ?
講演、滑ったかっ?!
そうですよね…、日々の農作業をこなすだけで精一杯。
人手不足も深刻だし、直販を始めるなんて無理…。
はい、わかります。
寺坂農園も昔は、私と妻、そして母の3人でメロン農家をしていて、そこから直販を始めたので、とんでもなくエライ目にあいました。
大変だったなぁ。よく乗り切ったなぁ(笑)
なぜ?寺坂農園は生産したメロンをすべて直販できるようになったのか。
それは、ワクワクしたからなんです。
「自分で育てたメロンを、全部お客様に直接販売できたら、農業がもっと面白なる!」
って、常にワクワクしていました。
だから、たくさんの困難、壁を乗り越えることができて
猛烈なクレームに苦しんだり、詐欺にあったり、
地域とのバランを欠いてしまって、妬まれたり批判されたりと、
いろんなことがありましたが、
「こうなったら最幸!」
と、常にワクワクしていたので、
夢が実現したのだと思っています。
『夢しか実現しない』『夢しか叶わない』
は、本当でした(笑)
「そんなの無理」って感じたら
「どうやったらできるかな?」と、常に変換し、挑戦してきました。
挑戦し、失敗する。
失敗した数だけ、成長することができました。
それを18年やっていたら…
気がついたら、本も出版し売れて、講演依頼がたくさん来るようにまでなって、自分の経験・体験を伝える側にいました。
それもすべて「こうなった最幸だな」というワクワクからスタートしているんです。
それが私にとって『農業+ダイレクト・マーケティングの追求』でした。
そうそう、勘違いしないでくださいね。
直販や6次化が正しい、わけではありません。
あくまでも、私がこのマニアックな農業経営を【選択した】だけであって、この経営手法が好きなだけです。やりがいを感じています。
100の農業経営があったら、100通りの経営があります。畑作中心の経営でもOK。野菜専門でもOK。
酪農でも、農協100%出荷でも大切な素晴らしい農業経営です。
すべて、自分の選択であり、それが最幸ならOKなのです。
私は直販以外の農業経営をひはんしている訳ではなく、すべての農業経営が正しいと思っています。
あなたにとっての最幸の未来。
理想の3年後、5年後を、脳内にフルカラーで描き切って、ワクワクして、夢に生きて欲しいです。
未来は選択できる。
幸せを、選択する。
今掴んでいて、不要なものは手放す。
自分のセルフイメージを打破し、
コンフォートゾーンから抜け出して自らを解放し、
幸せな人生を、より幸せに生きて欲しいです。
ちなみに…
農家の直販、B toC取引主体の農業経営は
自分、これだけ講演して出版していても、追いかけて来る人がほんの数人しかいないので、ライバル不在状態となります。
うーん、ちょっと寂しい感が…( ̄▽ ̄;)
いえいえ、たくさんのお客様とつながって支えられているので、幸せです!
14日全道女性農業者担い手研修会で
お話ししたことを書きました。
参加者の皆様、ありがとうございました!
今日は忘年会。
いろいろありすぎた年でしたが
社員・スタッフさんに感謝の気持ちをガッチリ伝えたい。おかげさまで年越しできることに感謝です。
では今日も農業を通じてたくさんの
仕合せを生み続けます。
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。