「ネットをやっている、
そのメリットとデメリットを教えてください」
おぉ~、いい質問だなぁ。
23日に帯広農業高等学校の農業科学科40名の生徒さんが
視察研修でご来園でした。
メロンが残り少なくて残念でしたが、
メロン栽培についてガーッとと説明し、
力を入れて取り組んでいる土作りを中心にお話しました。
そして寺坂農園の特徴である
農家が取り組む産直・直販について
お客様と関係を深める方法や
経営内容につい主に説明しました。
いやぁ~、午後イチの視察だし
畑作農業関係の後継者が多いから
今日の話は圏外、居眠り多発かな…
って思っていたのに、
みんな真剣な目つきで、しっかりと
お話を聴いてくれて嬉しかったです!
メロンおじさん(私)も話に熱が入りました。
あ、それはいつものことか…(^^;)
除草剤散布事件に関しては
説明が難しかったけど、
事実のみお伝えしました。
人生、いろんなことがありますわ。
最後に質問コーナーでは
いろんな質問がでました。
で、生徒さんから出た冒頭の質問
「ネットをやっている、そのメリットとデメリットを教えてください」
うわー、ちょっと難しい質問だね。
幅が広いというか…
まぁ、寺坂農園のような経営で
産直・直販に取り組む農家だと
webの利用、SNSの利用は効果絶大。
地方の田舎に居ながらにして
全国のお客様、人とつながれるのは
夢のような現実です。
しかも『SNS+スマホ』の時代、
24時間ゆるく誰とでもつながれる
夢のような時代になった。
しかしながらSNSやスマホ、webは
あくまでも道具であり手段。
大切なのは、
農業の現場で起きていること、
感じていること、考えていることを
伝えて、相手に伝わる。ことが大事。
伝えるだけじゃ、ダメですよー。
伝わる、ように気持ちを込めて
感情も含めてしっかり書かなきゃ。
しっかり情報発信すること、
相手に共感してもらえること。
ここを大切にSNSやブログを楽しんでます。
結果的に…お客様や、当農園に興味を持っていて
SNS等で繋がっている方は
寺坂農園のことをすごくよく知っていて
考え方や農業へ姿勢や番犬のことも含め、
1年を通じての出来事を知っている。
これはすごいことだ。
15年前なら、紙媒体のニュースレターぐらいしか
伝える方法が無かった…。
で、デメリットは…これもある(^_^;)
全国のお客様に向けて投稿しているのに
一番記事を読んでいるのは
『周囲の農家さん』
記事に上げたことの一部をネタに
揚げ足とるかのように
アレコレ言われるのがキツいですね。
ほんと、よく読んでくれています(笑)
あと、詐欺が来ますね。
これはなかなか手強いね。
勉強代がかかることも、あるー(T_T)
そしてモンスタークレーマー。
こいつも対処方法を知らないと
かなりやっかいだ。
ですが、それを補って有り余るほど
webの活用、SNSブログの活用は
メリットが大きいです。
地方・田舎での農業が、
とーっても楽しくなるツール。
逆に、地方・田舎の方がいいかもしれない。
今まででは考えられないほど
人と人が繋がりやすくなったツールです。
いい時代に生まれたもんだ(^-^)
私の中では優先順位1位です。
それは、社長以上に情熱を持って
農業を経営をしている人はいないから。
社長自らの情報発信が
一番伝わると考えています。
情報発信しないと、伝わらない。
伝わらなかったら、
社会に存在していないことと同じ。
誰にも興味を持ってもらえません。
あくまでも“当農園の経営方法では”
webやSNSの活用はとってもおもしろいし、
お客様との関係が深まって
農業がよりおもしろくなる。
と、感じています。
情報技術の世界って、あっという間に発展して
社会ってドンドンよくなっていきますね。
寺坂農園のように、お客様と直接繋がり
産地直送でおいしさをお届けする農業は
web、SNS、ブログなどは
ガンガン楽しくやっていきたいですね。
こんなに立派な後継者がいるなんて
十勝の農業の強さ、底力を感じる
すばらしい学生さん達でした。
今日は帯広農業高校の視察研修で
質問を受けたことに答えたお話でした。
では今日も農業を通じてたくさんの
仕合わせを生み続けましょう。
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。