名付けて【全部☆名札付ける作戦】
接ぎ木成功率低下…の対策。
大成功した方法があります!!
第一回目のメロン苗。
接ぎ木作業、技法は【呼び接ぎ】。
接ぎ木失敗で離れてしまった
『離婚苗』多発問題がありました。
第一回目は、4棟880本の成功苗でしたが
植えてみると足りないという
悲しいスタートでした(T_T)
足りない分は、接ぎ木に失敗した
離婚苗(メロンのみの苗)を
60本ほど植えてカバー。
後は栽培技術で収穫までもっていく。
「どーすれば、接ぎ木の成功率が
高まるんだろうか…」
寺坂農園内で議論を重ねた結果、
社長(私)が下した厳しい決断。
それが…
「全部の苗に作業者の名札を付ける!」
「えぇ~っ!本当にやるの?」
「1500本とか、全部に?!」
「誰が悪いか、わかるじゃない~」
いや、このまま
うやむやにしてはいかん。
第一回目の接ぎ木では、
種まき1020粒しましたが、
前半の成功率が高く、午後からの
成功率が著しく落ちていた。
みんな、技術はあるんだ。
接ぎ木ができるんだ。
だけど、無責任な気持ちが出てる。
それが『離婚苗』失敗の多発となって
現れていると、人間性悪説。
実はみんな、技量はある。
だから、すべての接ぎ木苗に
作業者の名札を付けたら
劇的に成功率が上がるはずだ。
これは、種苗費のコストにも
繋がる問題。
それよりも何よりも、苗が無いと
メロンがならないのです。
社長決断で実行!
名札を1300枚も買ってきて
全員の名前の頭文字を書いて
鉢の隅に差してあります。
1300株、ぜーんぶやりました。
やってみると、そんなに手間じゃ
ありませんでしたね。
社長(ワタシ)が接ぎ木した苗も
『ユ』と記入して並んでます。
いやぁ~、違う。
接ぎ木作業者の緊張感が
いつもと違いましたね!
萎れたり、離婚した苗、失敗苗は
ぜんぶ誰が作業したかわかる。
いい緊張感で2日作業し
第3回目の種まき1300本を終了。
その結果ですが…
第一回目は、1020粒種をまいて
810本接ぎ木苗ができたから…
接ぎ木成功率79%(T_T)
そして、第3回目。
1300本中、失敗苗(離婚苗)は
9本!!!!!!!!!
成功率99.3%。
なんだ、やっぱ、みんな、
できんじゃん!!!!
【結論】
人は自分の責任が及ばない所では
手を抜く生き物です(寺坂農園では)
これからは、人間性悪説をベースに
しっかり経営していこうと思います。
えぇ…<(_ _)>
しっかし、見事な接ぎ木成功率。
【全部☆名札付ける作戦】大成功!
苗を並べても気持ちがいいよ♪
これだと播種量も減らせて
コスト削減できるね♪
今日は【全部☆名札付ける作戦】
接ぎ木失敗を克服した
人間性悪説に関わるお話でした(^^;)
今日も一日中、トラクター乗って
メロン畑を耕し続けますっ。
では今日もたくさんの
仕合わせを生み続けましょう♪(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。