病状報告です。かなり落ち着いています。
多くの方にご心配おかけしました<(_ _)>

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6月に病気になってから、
隠すのも辛くて
仮面をかぶって生きることが出来なくて
カミングアウト投稿をしたところ
500件近くの応援コメントを頂きました。

メッセージも20件ほど。
お手紙やハガキ、メールなども
30件ほどいただきとても癒やされました。

皆様には心から感謝しています。
どれだけ、私を支える力になったか。
言葉では言い表せません。

夏、メロン直売所に
いらっしゃるお客様からも
「社長さん、大丈夫ですか?」
毎日、お声がけ頂いたようです。

本来なら、一人一人に
お礼と感謝の気持ちを伝える
返信をしたかったのですが…

6~7月はもう何が何だかわからない
パニック状態の様な感じで
なんとか最低限の仕事だけこなす。

やっとこやっとこ生きていたような
そんな状態だったので
返信できず大変申し訳なかったです。

大変遅くなりましたが、
たくさんの応援メッセージ、メール
お手紙・ハガキをありがとうございます。
心から、心から感謝しています。

夏から秋にかけて
たくさんの友達が農園に来てくれて
励ましやアドバイスを頂いたことにも
とても感謝しています(^人^)

おかげさまで、
先月11月は薬の量が半分に。
そして今月は、
お薬無しですごせるようにまで
ゆっくりですが回復しています。

(でも不安だから
お薬は常に持ち歩いています)

あの自分の心に渦巻く
気持ち悪い不安感、怖れ、焦燥感。
かなり和らぎました(^^)
あ~、ほんと気持ち悪かったぁ。

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症状としてはパニック障害みたい…
ダウンする方ではなく、
目がギンッとして眠れなく
不安感とドキドキする感じなんです。

動けるので、傍目に元気に見えるので
「あ、大丈夫じゃん」
って、言ってもらえるのですが、
心の中はてんやわんやの状態でした(T_T)

うつ病になった理由。
自分は間違いなく【がんばりすぎ病】
やるよっ!やっちゃうよ!

完全主義ももっていて、
負けず嫌いで、真っ直ぐなタイプ。
”生き辛さ“は元々あったんですね。

まぁ、その資質のおかげで、
こんな幸せなメロン産直農家に
なれたわけですが…(^_^;)

PTA活動、会長もやったし
観光協会理事などいろんな役職が。
農業法人と通販会社の2社経営。
2冊目の執筆も進めながら
講演活動もこなしていた。

地域の区会長もかさなり、
(神経すり減らすし大変で忙しい)
昼も夜も予定だらけのスケジュール。
うーん、自分、がんばってた!!

いつも
「これを乗り越えればっ!」
って、がんばっていた。

そんな無理も続くわけもなく
エネルギー切れちゃったんです。

理由とは別に
【うつ病になったきっかけ】が。

春から4月、5月と月日は進み
メロン農家として収穫間近の6月。
超☆繁忙期に突入したとき。

6月12日に、地域がらみで
『自分でも信じられない事件』
があった。
とても悲しい出来事だった。

この事件については
詳しく説明できなくてごめんなさい。
個人的すぎて書けないです。

私の投稿はとても多くの方が見ていて
特に、特に!地元周辺農家の方が
とてもしっかっり読んでる~(>_<)

そんな相互監視農村社会なので
詳しく説明できないことを
お察しいただけたらと幸いですm(_ _)m

気持ちが落ち着いて、すべてを
受け入れられるようになったら、
俯瞰出来るようになった時に
上手に説明できたら、と思っています。

で『自分でも信じられない事件』が
おきて、それはもう、まるで

「2流のテレビドラマかよ!」

というぐらいありえない出来事が起き
そのままベタ~って
ふさぎ込んじゃいました。

突然ブレーカーが落ちたように
虚脱感、虚無感、自己崩壊感に襲われ
体にチカラが入らなくなりました。

信じていたのに裏切られた感覚。
精一杯やってきたのに、
仇となって帰ってきた衝撃。
本当に現実なのか?わからないくらい。

泣きました。家族で泣きました。
不安そうに見つめる6才の娘が
とてもかわいそうに思えました。
ごめんな…泣いてばかりで。

もうダメだ…って本気で思いました。
自殺も本気で考えました。
妻から「絶体に死んじゃダメ!」って
いわれても、よくわかんないです。
この世の中は私に厳しすぎる…

しかし、ふと思うと
『私は生命保険に入っていない』
ことに気がついた。
従業員もいっぱいいる。借入もある。
自殺はありえない、で、決定。

ですがもう、眠れません。
いろんな考えや感情がグルグルと渦巻き、
心臓がドキドキし胸騒ぎがおさまらず
すぐに体調がおかしくなりました。

事件の翌日、病院の精神科を受診決めた。
ついに、敗北宣言です。

病院の門を車で通るとき
「あぁ…ついに、ここまできたかぁ…」
あきらめにもにた感情を覚えています。

やさしい精神科の先生と面談し
いろんな事情を説明した。

「寺坂さん、大丈夫、治りますよ。」

「お薬は出します。飲んだら楽になって
経過を見ながら減らしていってください」

「離れるのが一番です。
南の島でも1ヶ月行ったら良くなりますよ」

「メロン農家で、これからピークなんです」

「ですよね…、それとあと…」

「なんですか?」

「引っ越しするしか、方法はありません」

「えぇっーー!?!?」

驚きのアドバイス、絶体っ、無理だよ!!
メロン農家だもん(>_<)

24時間、暴風雨や急な天候変化があり
メロン農家が通いで出来るはずがない。

露地農家ならまだしも、施設園芸農家だ。
農地から離れて住むなんて考えられない。
いいメロンを作れるハズがない。

すぐに薬を飲むと、落ち着いてきた。
ドキドキした不安感や気持ち悪さが
すーっと落ち着いてくる。

逆に薬が切れてくると、すぐにわかる。
いてもたってもいられなくなるのだ。
気分が重苦しく、悲しくなってくる。

実は、私にメンターがいて、
東京のプロカウンセラーさんに8年ほど
定期的に電話セッションを受けていました。

速効予約。
当日セッションを入れてもらいました。
1時間のなかで、事件のことを説明し
お話を聞いてもらいました。

「寺坂さん、長い間サポートさせて
もらいましたが、あきらめましょう。
引っ越しするしか、方法がないです」

「えぇ~っ!?!?」
精神科医さんと同じ結論に。うわぁ~。

原因に固執している限り
回復が遅れる。完治は遠い。
治っても再発の可能性も高い。

原因を手放し、不安を手放す。
それが最良なのはわかっているけど
それが、なかなか出来ないから…ねぇ。

人間関係の手放し。
これはキツイ。
嫌われないように、頑張ってきたから。

しかしそれから、未来を見据えた上で
妻としっかり話し合いあった。

すぐに駆けつけてくれた
親友にも相談したしました。
そしてついに隣町への引っ越しを決断。

うつ病を直したい。
辛い現実から開放されたい。
その一心だけだった。

そこからは良く覚えていません(^^;)
夏は、なんだかガーッと過ぎた感じ。

早朝はメロンの収穫をして
一つ記事を投稿したら仕事終了。

あとは妻(専務)と社員さん、
たくさんいるスタッフがしっかりと
仕事・通販業務をこなしてくれました。
本当にありがとう!

夏はとにかくメロンを収穫した、
という感じ。
アパート探しもしたし、
あ、登山もいったっけ(^^)

睡眠導入剤と抗不安薬のおかげで
最低限の仕事は出来ました。
物忘れがはげしくて、困ったけど。

まだ忙しいさなか8月に引っ越して、
新生活がスタート。
娘も転校です。迷惑かけるなぁ(T_T)

「パパ、うつ病になったから
お引っ越しするんだよね。
それで学校も変わるんだよね。」

って6才の娘に
言われたときは泣いた。
自分が情けなくて泣いちゃったわ。

あと同居している年老いた両親。
一緒に住めなくて、ゴメン!!
さびしいよね…。

去年まで7人家族だったのに
大ばあちゃんが施設に入り、
私たちが引っ越しして出て行くと
いきなり大きな家に2人ぐらし。
寂しい思いをさせちゃうな…。

実際、引っ越しとなりましたが
通勤に車で16分かかる、けど、
メロン農家が出来ることがわかった!!

朝4時に出発しても4:20には
メロン畑の管理作業が出来る。
大変だけど、安心しました。

そんなこんなで、秋も過ぎて冬になり、
数々の講演をこなしていくうちに、
受講者からたくさん元気を頂きました。

11月末に無理して1週間休暇を取り
宮古島に行ったのも良かったです。

急に緊張が解けたのか、疲れが出たのか
逆に体調を悪くしましたが
かなり気分転換になりました(^^)

12月も連チャンで講演が入り
みなさんから嬉しいフィードバックを
頂いて、ホント元気をもらいました。
講演活動が一番の治療になったかも。

「このままでいいんだ」
「自分は価値のある存在なんだ」
「自分はみんなから愛されているんだ」

自己肯定感がグーンと上がるのが
講演とその後の懇親会でした。

全国各地に『教え』に行っているのに
『私自身が教えられ、救われた』のでした。
懇親会でたのしく飲んでくれた皆さん
心から感謝しています!!

秋~12月で14講演(?!)こなしました。
あ、『がんばりすぎ病』だ(笑)

長くなりましたが、経緯や原因を
お話しさせて頂きました。

自分、限界だったんですね(>_<)
いっぱいいっぱいで、生きていた。

そこに事件が起きて、
それがきっかけとなって、崩れた。

きっと余裕を持って無理せずに
生きることが出来ていたら…

同じ事件が起きても、
うつ病にならずに
大人の対応ができたと、
今となっては思います。

失敗から、学びます!
これを経験とし、ゆっくり生きる、
がんばらない、力を抜いて…

そんな生き方をはじめる
44才のタイミングなんでしょうね。
どなたか、生き方のご指導ください。

いろんな方にご迷惑をおかけしたが
とくに、同文館出版さんには
大変申し訳なく思っています。

2冊目執筆、
出版が年内の予定でしたが
大幅に遅れて、遅れました…(>_<)

1月から無理せずにゆっくりと
より充実した内容で書きます。

全国の農家さんにお役に立てる
より実践的な本にまとめますよ!
転んでも、ただで起きないよ!

あと、地元地域の区会長のお努め。
6ヶ月間、残り半年、っていところで
区会長職が出来なくなってしまったことが
とても悔やしいです。
副会長さんには
とにかく迷惑をかけてしまいました。
本当に申し訳ないですm(_ _)m
そのほか、役職関係、団体の所属は
ほとんど降ろさせていただきました。
ご理解頂き、とても恐縮です。

本当にみなさん、
ご心配をおかけしました。
このように元気に、年を越せます(^^)

ですが、まだ完全回復には
時間がかかると思います。
気長にこの病気と付き合っていきます。

自分は弱い人間です。

弱いまんまで生きていきます。
負けていい、
逃げてもいい。
そんな自分を許します。
またなにか、
寺坂祐一がヤバそうでしたら
ご指導・ご鞭撻をよろしくお願いします。

では今日もたくさんの
仕合わせを生み続けましょう♪(^^)/