「なぜ、全くぶれることなくBtoC、
お客様への直販への道だけを
真っ直ぐ進むことができたんですか？」
うわーっ、
いろんな質問を受けてきたけど
この質問は初めてだ。
自分、な、なんでだろ・・・(^^;)
21日に栃木県で講演し、
翌日は千葉県東金町に移動。
千葉県立農業大学校にて講演でした。
アグリトップランナー育成研修会。
県の担当者によると、
年商1000～1500万の農家さんを
3000万円超えを目指す研修会とのこと。
第一回目として私が呼ばれました(^^)
この3年間で千葉県講演4回目！
ついに『県』からお声がけいただき
嬉しい限りでございます<(_ _)>
80人以上が参加。
席が足りなくて、後ろの方に
パイプイス増やしているし(^^;)
かの有名ならでぃっしゅぼーや(株)の
大西さんの講演と2本立て。
ハリキッテやらせていただきました。
講演が終わり、質疑応答の時間。
わたし、質問に強いんです(^_^)v
この緊張の時間、大好きです。
どんな質問が来るのかなーって。
4つほど質問が出たのですが
今回は冒頭の質問。
「なぜ、全くぶれることなくBtoC、
お客様への直販への道だけを
まっすぐ進むことができたんですか？」
「ふつうBtoBに流れていくと思うんです。
直販って大変だから。
なのになぜ、徹底してBtoCに集中して
成功することができたんですか？」
はぁ～、あまり考えたことがなかった(^^;)
そうだよね、農業ビジネスでは
BtoB取引（農業 対 企業）取引が
いわゆる「自分で売っている」ですよね。
相場が不安定な委託販売、
農協さんや市場出荷から、
スーパーや青果業者さんと売買契約し
計画生産し、納品する。
そういうBtoB取引は
農家の販売として王道だと思うのです。
これをやるだけでも大変です。
責任もプレッシャーも半端ない。
それに対して寺坂農園が取り組んでいる
直販・通販は、お客様と直接つながる
BtoC取引（ビジネスtoコンシューマー）
となります。
すんごい手間がかかります！（笑）
すべて小分けして、
一件ずつ梱包し発送するのですから。
毎日の電話受付、FAX,郵便受付。
販売管理システムへの入力～伝票作成。
問い合わせの電話対応。
受注量管理、梱包・発送・発送済み管理。
入金管理、督促業務。
クレーム対応、問い合わせ対応。
怒鳴りつてくるモンスタークレーマー対応。
あやしい詐欺の対応(T_T)
さらには、毎日の情報発信、
Facebook,twitter,Instagram。
メルマガの配信。
販売データ分析、DM制作、リスト作成。
DM郵送、キャンペーン管理。
などなど・・・・
きっとまだまだある(^^;)
直販・通販は膨大な業務を伴います。
これら、一つ一つの仕事が
お客様の「おいしいっ」という喜びに
ぜーんぶ繋がっていきます。
今では当農園も会社組織なって5年目。
だいぶん形が固まってきて
チームワークで進めていくので
安定して業務が回っています。
やっぱり、最初は大変でしたよ…(^^;)
仕組みがちゃんとできるまでは。
たくさんのお客様からお叱りを受けて
成長してきました・・・。
で、どうして
【直販・通販の道】だけをぶれずに
まっすぐ進むことができたのか？
◆『このメロンを
全部お客様に直販と通販で
販売できたらすごいよね！』
って、つねにワクワクしていたから。
です(^-^)
人のできないことが出来る！
って、うれしいよね。
それができたら
たくさんのお客様から愛される、
ということだから、やり甲斐もある。
【自分で育てたメロンを
お客様に直接、すべてお届けする】
ということに
常にワクワクしていました。
【困難への挑戦】ですね。
なかなか出来ないことだからこそ、
販売方法の勉強と実践、
その仕組み作りに、没頭しました。
まずは年商3000万円を目指して…
次に5000万円超えを目指して…
この頃が一番キツかったなぁ～(>_<)
そうそう、年間の販売額が
5000万という階段の踊り場に上がると、
見える風景が違うんです！(^o^)
出会う人ががらりと変わり
見える風景（社会という意味で）も
全然違って見えました。
その時、1億円の大台が見えたんです。
そしたら、挑戦したくなるのが私の性。
「こんなすごい田舎なのに
一番小さな農家が直販で
年商1億超えたらすごいよね！」
って、
ワクワクしてしまったのです(^^)
そしてまた、あらゆる手段を使って、
猛勉強してモーレツに働いて・・・
3年ほどで達成しました(^_^)v
成長するって、快感ですね。
多くのお客様から支持されるようにも
なりました。ありがたいです。
ですのでこのプロセスのなかで、
BtoBを考えることはありませんでした。
『すべて自分で直販する』
が、ワクワクキーワードでしたから
この仕事、農業が大好きだったんです。
これが答えです(^^)
そうしたら、ここまで徹底して
直販・通販をやっている農家も
そうそうないので、
今までの取り組みをまとめて出版。
それが
自著『直販・通販で稼ぐ！年商1億円農家』
として発売されて、今でも
amazon農林水産カデゴリー1位
ベストセラーとなっております(^^)
さらには講演依頼もたくさん頂いて
自分の経験・実践が役立てるなんて
嬉しい限りです。
◆誤解しないでほしいのですが、
BtoBが、農業でも自分で売ることの
王道だと思います。
これが一番、現実的にも取り組みやすく
経営改善に繋がっていくでしょう。
【値段を決めて販売する】
農業経営を安定化させるのに
とーっても大事な要素です。
ただでさえ自然の影響、豊作・不作など
不安定要素が多いのですから。
今日は、どうして
【直販・通販の道】だけをぶれずに
まっすぐ進むことができたのか？
のお話でした。
では、今日もたくさんの
仕合わせを生み続けましょう♪(^_^)/
追伸：大野さんから、イチゴと
デザインカットしたメロンを頂きました。
「本、何回も読みましたよー」
って、フセン凄すぎ！！
ありがとうございます(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。