これほど怖ろしいものはない・・
おはようございます!寺坂祐一です。
おどろおどろしい投稿からスタートに
なってしまいました。
このメロン畑は3回目に植えた
7月上旬収獲予定のほ場。
そこででた恐怖の生育今日なのです。
なんと、開花前に雌花が死んで
メロンが実らないのです。
もしくは開花しても弱々しく
受粉できずに枯死(こし)します。
ぎょぇぇぇーーー!!
わ・わ・わっ、どうしよう~!!
メロン生産者が恐怖に
襲われる瞬間です(゜ロ゜;)
整枝作業の段階で
成りヅル(結果枝)を5本残します。
イコール着果するチャンスは5花。
その開花時期に
・低温(メロン周囲温度が15度以下)
・日照不足
・強せん定
・ミツバチの導入遅れ
・開閉忘れによる一時的な高温
・土壌内での分解ガス発生の生育傷害
・各種要素欠乏
・生産者の情熱不足…
などなど・・
あずましくない状況が起きると
かわいいメロンは
「実なんて、つけないよー」
「こんな環境じゃ、子育てできない!」
すぐにへそのを曲げて、
このように雌花を枯死させ
納得のいく生育環境(子育て環境?)に
なるまで、実をならせません。
メロンって、繊細なのだ~。
ワガママ娘、みたいだー。
生存本能だから、当然か!
開花期前後は、ドキドキの観察と
栽培管理が続きます。
このドキドキ感はメロン農家ならでは。
本当に着果せずに、葉とツルだけ
育てることになるのです。
これが、辛いんだ・・・・
この場合、着果節位をあげて
上の方にメロンを成らしますが
これがいいメロンに成りづらいのです。
このメロン畑。
結果的には何とか13~15節に
着果しまして一安心でした。
メロンの雌花が枯死のお話しでした。
では今日もハリキッテ生きましょう♪
(^_^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。