微生物発酵の力を感じて!
    ボカシ肥切り返し3回目。
    スノーブロワーが大活躍です。

    こんにちは。昨夜は妻とネトフリで映画「 エデン ~楽園の果て」つーリアルな人間模様を見て「実話を元に、だったのかーっ!」って最後にぶったまげた😳メロンおじさん寺坂祐一です。

    来年のメロン栽培用発酵肥料、ボカシ肥。切り返し3回目、タイムラプス動画にまとめましたー。

    発酵温度は46.2度。ポッカぽかを通り越して熱く感じるぐらい。微生物の発酵パワーを感じますね!

    1日一回行う切り返しの目的は、微生物への酸素の供給です。種菌はバイムフードで好気性菌。空気を混ぜて入れることで発酵を促進していくのです。

    切り返しにはトラクターに装着したスノーブロワーが大活躍。本来、雪を飛ばし除雪する作業機ですが、ボカシ肥の切り返しにも最適なんです。

    ボカシ肥は雪より重いので、ムリすると負荷がかかり安全BOLTが切れます。なので少しずつ飛ばしていきます。

    3回目の切り返しが終わったら、ボカシ肥の山を台形にととのえて、過リン酸石灰を蓋のようにかぶせていきます。

    切り返し時の水蒸気、すごいでしょー。寒いのですが、これをやるとハウスの中が一気に暖かくなります。微生物の力って本当にすごい。

    発酵プロセスで発生するアンモニアを過リン酸石灰が吸着して、リン酸2アンモニウムというよく効く肥料成分が生成されるからです。

    最後に保温・保湿目的でムシロ掛けして今回は終了。翌日、最後の4回目の切り返しをし、過リン酸石灰とボカシ肥を混ぜ合わせて山積みし発酵を続けます。

    詳しく知りたい方はYouTubeで「ボカシ肥 寺坂農園」で検索を♪作り方を詳しく解説したマニアックな動画、見られます。

    「寺坂さんは機械があるからいいですよねー」ってたまに言われますが・・・。4年ほど前までは人力スコップで汗だくになりながら🥵切り返ししていたんですよ~。

    すべては、来年のメロンも甘くておいしく育つことを願って🙏です。

    では今日も一日、笑顔で元気に!彌榮っ( ^_^)/▢