冬の準備、着々と。
メロンハウスの天上フィルム巻き上げ作業、終わったどー。大雪山・十勝岳連峰が初冠雪していて寒い~🥶
24棟のメロンハウス、片付けほぼ完了で一安心だー。
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おはようございます。事務所で仕事したり外で仕事していたりと出入り多い季節。
戸締まりしくじってその隙に愛犬ハッピーを逃がしてしまい、妻から大目玉食らっているメロンおじさん寺坂祐一です🥹
ハッピーだって自由になりたいよね…。
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無風時を狙って!
今朝、ようやくメロンハウスを巻き上げた。
片付け約1ヶ月かかったー😅
トウモロコシ戦争終了後から総力戦で進めていたメロンハウスの片付け作業と土作り作業。
メロンの残渣を片付け、マルチフィルムなど資材を撤去。灌水ビュー部やトンネルパイプを片付けて…。
その跡、菌活堆肥を散布し、ph測定して石灰を散布し耕す。んで、緑肥のライ麦種まきして浅くロータリー掛け。
最後にメロンハウスの天井フィルム巻き上げ作業です。今朝、2棟巻き上げて24棟完了ですっ👍達成感バツグンじゃ。
写真1枚目。デブってしまいハウスの上に立つもガクブル揺れゆれでビビったシャチョーの表情でございます(笑)
寒くなったー。今朝で3度。大雪山は初冠雪で真っ白!十勝岳連峰もうっすら雪化粧していますよー。これから平地でも紅葉シーズンです。
■10月までハウスを掛けている理由
写真4枚目。緑肥のライ麦を撒いた跡に浅くロータリー掛け。ホコリがすごい!鼻の穴の中まで真っ黒になりました😅
本当はメロンの収穫が済んだら、8月すぐに天上フィルムを巻き上げたり、古いのは撤去したりしたいところなのですが・・・。
当農園では10月まで、正確には緑肥のライ麦種まき終わるまではハウスを掛けたままにしています。
理由は、湿った土を耕して練り上げゴロゴロにしないため。作り上げてきた団粒構造を破壊しないため、です。
8月にハウスフィルムを撤去し、土を雨に当ててしまうと…、どうしても9月末~は気温が下がり雨も多い季節なので土の土壌水分が多い状態になってしまいます。
そんな土壌水分が多い状態で、マニアスプレッダで堆肥を撒いて(かなり土を踏みつける)トラクターでロータリ-掛けをすると…。
土を練り上げゴロゴロ・ねちょねちょ状態に。いままで作り上げてきた団粒構造が破壊され、メロンの根が伸びずらく病気が出やすい土になってしまいます。
ですので、すべての片付け・土作りが作業が終わるまでハウスフィルムは掛けっぱなしにして作業を進め、「もうトラクターが入ることがない」状態になったら天上フィルムを片付けています。
これにより、湿った土をトラクターなどの踏圧で踏み固めることがない→団粒構造の発達促進、となるのです。よってメロン畑の微生物多様性も維持されます。
■ちょっと気がかりなのが、土が乾燥しすぎていてロータリー掛けしたらホコリが上がるような状態。
土が乾燥しすぎていてロータリーを掛けると、これもロータリー刃の打撃により土の団粒構造が破壊されます。適正な土壌水分であることが理想。
ですが、農業用水も止まっているし規模があるので水かけはまずムリなんですよね・・・。
と、いうことで土が湿っている状態で耕す、よりも、乾燥気味で耕す方が土壌構造を破壊しないため、多少は目をつぶって乾き気味なメロン畑を耕すことにしています。
ほんと、過湿な土壌をトラクターでロータリー掛けたら一発で団粒構造破壊!ですからね…。
ベストよりもベターで。「理想の100点を狙うより、今できる80点を実行しよう」のスタンスです😉
これらの取り組みで土の固相・気相・液相の4:3:3バランスに保ち、酸素と水がバランス良くて根が活発に伸びる土作りに努めていくのであります👍
さー、メロンハウス巻き上げたので、あとは雨が降って緑肥のライ麦がキレイに生えてくるのを待ちましょう。
このメロンハウス、11月末には緑のじゅうたんになっているハズです。
今日はメロンハウス片付けのお話しでした。
では今日も一日、笑顔で元気に!彌榮っ( ^_^)/▢

北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。