『満天の星』という映画を観てきました。
泣きました。心が震えました。



これは「おもしろい映画」ではない。
けれど、「大切な映画」です。
エンタメ性まったくなし。
だけど、知っておきたいドキュメンタリー作品です。

昨日は所用で札幌へ。その足で妻と映画デートをしてきたメロンおじさん寺坂祐一です。

■戦後80年。
なぜ、戦争はなくならないのか?
この映画を通して、大陸国家という存在と、人間の「男性性のサガ」について、深く考えさせられました。

対馬丸事件――
たった一夜で海に消えた784人の子どもたち。
戦後最大の学童死亡事件。
しかもこの事件は闇に葬られ
日米両国で極秘とされる。

凄惨を極めた沖縄戦。
米軍上陸前、女子供1400人を「戦闘で足手まといになる女子供1400人を貨物船に乗せ、内地に移送した」と、ナレーションでは語られます。

でも私は、こう思った。
「戦後の復興を見据えて、国の宝である子どもたちを守るために命がけで内地へ送った」
そう信じたい。いや、それが真実だと感じました。

「雪を見たい」「汽車に乗りたい」
集団疎開で親から離れ、内地行きにそんな夢を抱いて、ギュウギュウ詰めの貨物船に乗り込んだ子どもたち。
その証言に、胸が張り裂けそうになった。涙がとまらなかったよ…。

■一方、戦争中だ。潜水艦と魚雷を手にした若い男たちは、広大な海の中で敵船を発見したら…。撃ちたくなるよね。力を手に入れると、使いたくなる。

それが戦争。
それが人間。
弱いな…人間(自分を含む)。
でも、だからこそ、命の重さを知るべきだと思う。

この事件を知ることができてよかった。
これからの人生、大切に生きようと思った。

■戦後80年で戦争映画が目白押し。ミリタリーファン歴史好きな私にはうれしい限りだ。んで、『雪風』も流行ってるけど、まずはこの映画からスタートしてよかった。

これは大人の宿題だ。
そして年に一度、全国の中学校で土曜の午前に上映すべきだと思う。
国民みんなが知るべきだ。私が文部科学大臣になったらぜったいそうする!必須科目だ。

この夏公開の映画『満天の星』、あなたもぜひ観てほしい。

ミサイルが落ちてこない、爆弾が降ってこない平和な日々。毎日安心して畑に立ちメロンを育てられる「当たり前」に感謝を込めて。
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ドキュメンタリー映画「満天の星」

一夜にして海に消えた784人の子どもたち。 史上最大の学童死亡事件といわれる「対馬丸事件」 極秘とされた、その真相に迫る。

ナレーションは田中真弓さん『ONE PIECE』(ルフィ役)
8月全国の劇場で順次公開
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さぁ、次は「雪風」観に行くぞっ✊
そん次は「木の上の軍隊」だ。
(そんな時間あるのか?トウモロコシ戦争中・・・)

では今日も一日、笑顔で元気に!彌榮っ( ^_^)/▢