これまた、めんどくさい作業でして…。
こだわりの5面色違い張り。
それには狙った意図がありまして。
【メロン畑準備作業⑫】は!マルチフィルム敷き作業です。
おはようございます。今日は日中に親戚の法事に参列。お経を聞きながら瞑想する時間がいいんだよなぁ…。
とか言いながら、昼からお膳にお酒♪が楽しみなアル中メロンおじさん寺坂祐一です。
■ほんとは、幅270~300cmのライトグリーンマルチを左右2列で敷いていったらラクなのですが…
【わざわざ色違いでマルチフィルムを張る4つの理由】
・定植時の地温確保
本当はライトグリーンの全面張りをしたいのですが、透明マルチに比べて地温が1.5度下がってしまう(寺坂祐一調べ)。
春が寒くて低温の時、この地温1.5度の差がすごく大きくて、地温13度になってメロン苗が枯れてしまいますが、透明マルチだと地温14.5度が確保できて助かる!のです。
●通路の雑草防止
透明マルチの欠点はマルチフィルム内での雑草繁茂。とくにU字に掘ってある通路は日が陰るので雑草がすごく伸びる!
そのため、通路だけはライトグリーンを使用。
●ハウス内外側の雑草防止
ここもパイプハウスの構造上、そしてトンネルパイプとフィルムの影響で影になりやすい=透明マルチだと雑草が繁茂する。
そのため、この部分のみライトグリーンを使用する。
●メロンが萎れた時の葉焼け防止
メロンの収穫期に、強い日差しの時は茎葉が萎れてマルチフィルムにベターッとくっつくことがあります。
ライトグリーンだと太陽熱を吸収し表面温度が高く、萎れてマルチにくっついた葉に与える高温ダメージが大きい。
それに比べて透明マルチだと、土まで熱線を通すのでライトグリーンほどフィルム表面温度が上がりません。よって、萎れてマルチにくっついた葉に与える高温ダメージが低い。
以上に理由で、この5面色違いでマルチフィルムを張っているのであります。あー、めんど😩
【デメリット】
メロンを植えるベット部分を透明マルチを使うことによって太陽光を土に取り込み地温を上げる施策ですが・・・。
ガンガンに晴れると地温上昇がすごくって、有機物分解が急激に進みその「ガス害」によって根痛みするという…、うぅ…。
生の有機物施用は危険だし、当農園はボカシ肥にして有機物肥料を施し、かつ、堆肥も再発酵させた菌活堆肥を前年秋に施用、と気を遣っていますが…。
かんっ!と晴れるとガス害が若干出る😅これ、気をつけなければなりません。
あー、地温が上がって、かつ、ガス害の弊害が少ないマルチフィルムってないのかな…。赤外線透過型透明マルチ、試験してみようかな…(雑草繁茂がすごそう)、っていうところです。
悩めるメロン農家・生産者でございます😅
すべては、あまいおいしい人気なメロンを育てる為に!ですっ。
今日は朝の管理作業が終わったので、これから親戚の法事に参列してきますー。昼から飲み過ぎないように気をつけますー。
では今日も一日、笑顔で元気に!彌榮っ( ^_^)/▢

北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。