ウチは金持ち農家路線なのか?
それとも貧乏農家路線を進んでいるのかっ?!



ドキドキしながらページをめくった農業書でした。

【金持ち農家、貧乏農家】~年収1000万円のプロ農家は「これ」を大切にしている!~
高津佐 和宏 さん著

ここまで明確に「農業じゃなく、”農業経営をする”とは?!」を、貧乏農家と金持ち農家を例に対比して明確に書いた農業書って、いままでなかったんじゃないだろうか。

おはようございます。今日は雨降りでお休み♪何をしたら自分が喜ぶかな?幸せな時間を過ごせるかな?

そうだ、作りかけ4年越しのラジコン戦車を作ろう。んで、ロードバイク乗って汗かいて、その後サウナ行って~♪夕方はアマプラのマニアックなミリタリー映画を見ながらホッピー飲んで~♪

そんな雨降り休日をもくろんでいるメロンおじさん寺坂祐一ですが、朝イチはこの本【金持ち農家、貧乏農家】の紹介投稿を書きたくってしょうがなくなったアチキであります。


■東京お上りさん旅行中に一気読み。

だって!金持ち農家になりたいじゃないですかっ!(笑)若い頃は散々貧乏農家(時給換算で200~300円)をしていて苦しんでいたんで、もう貧乏は嫌だっ!!なのだ。

当農園も今ではありがたいことに、ある程度社会的評価をいただけるようになりましたが、本当に農業経営が楽になってきた、資金繰りで苦労しなくなったのはここ5年ぐらいなんです。

やっと儲かるようになったなー、と思ったら除草剤散布事件があったり、やっと経営が軌道に乗ったかなー、と思ったらうつ病になったり社員の使い込みがあったり・・・と、年商1億超えてからもなかなかしんどかったです。

んでね、やっぱり今でも農業経営はドキドキもんなのさ。育てて出荷すればいい、そんなわけなくって経理・経営戦略・カスタマーハピネスの追求、マーケティングや労務管理、資金繰りなどなど…

360度やることがあって、毎日がバタバタ。そうなると自身の経営を俯瞰することができず作業と社長業に追われつづけて「これでいいのだろうか…」不安に襲われる…。

そんなメンタル状況の中、この本。とっても良かった!😄

各項目事で「金持ち農家は~、貧乏農家は~、」と対比しながら具体的事例をあげ、「生産」「販売」「お金と時間」「農業経営」「貧乏農家はどうやってお金持ち農家になるのか?」5章にわたって解説してくれています。

「金持ち農家は~、貧乏農家は~、」で取り上げる項目数はなんと50事例も!(数えてみた)

■例えば、79p。
金持ち農家は、自分で売らないが
・貧乏農家は、何でも自分で売ろうとする

ドキッとすんな!😅当農園はお客様パビネスのためには何でも売る農園です~。なぬっ!と私、がん読みした項目であります。

次の例は168p
金持ち農家は、農繁期と農閑期を上手に過ごし
・貧乏農家は、農繁期に稼げないので農閑期が不安になる

わかるっ~😱ズバリですー。昔はずーっと農閑期は不安だらけでしたーっ。

全国各地の事例を取り上げて農閑期・農繁期についての経営が書かれていてなるほどでした。

こんな感じで全項目が「金持ち農家は~、貧乏農家は~、」と比較しながら書かれているので、稼げる農業経営についてわかりやすく学べます。

さすが高津佐さん。農業コンサルタントとして全国の農業者と関わり経営支援をしてきたからこそ書ける農業経営書ですね。

「金持ち農家は~、貧乏農家は~、」50事例。ページをめくるたびに

「うぉっ!これは当農園はできているかな」
「やばいっ!これは貧乏農家に当てはまるっ😱」
「わかる~っ!昔はそうだったぁ・・・」

心がグラグラと揺さぶられる農業経営書でございました😅あなたが農業経営者ならこの本、きっとドキドキしながら読み進めるハズです。

■表帯に「サラリーマンで稼ぐより案外、カンタンです」ちょっと挑発的?!なコピーが書かれていますが・・・

私の経験からも、そうかも!☝️
もし、私が32年前に地方田舎でサラリーマン始めたとしたら・・・年収1000万円を超えるなんてまず不可能です。

農業なら世帯年収1000万越えの可能性アリです。地道にしっかりと農業経営していけば時間かかったとしても、確かに可能性ある。

これは気づかなかったな…🤔
目からうろこでした。
そう考えると農業って夢がありますね♪
(もちろん難しく困難な業種です)

■こんな方にオススメの本
・農業ではなく、農業経営を学びたい!方
・貧乏農家から抜け出したい!方
・農業を始めたい方

・もっと農業で稼ぎたい方
・全国の農業成功事例を知りたい方
・経営とは何か?学びたい方

・農業者ではなく、農業経営者になりたい方
・お金の問題を解決したい方
・農業で幸せ豊かな人生を送りたい方

そんなあなたにオススメ必読本です。いままでたくさんの農業書を読んできましたが、群を抜いてとても読みやすくわかりやすい。

でもでも、この本はどうしても読んで耳が痛い感覚を覚えます。読み進めながら、どうしても自分と自分の農業経営と向き合わざるえない。

ですが、そういう耳が痛い本こそ!しっかり読んで農業経営改善に生かすべき、と私は考えます。良い本ってそうなんですよね。

最後に、私が一番しびれたところ256p
金持ち農家は、目標に向かって進み
・貧乏農家は、目標がどこかわからず道に迷っている

この項目に書かれている「経営をしている、と、道に迷っている」の違いが明確にわかる3つの質問があったんです。

これにはしびれました。しばらく考えにふけりました。ぜひ、あなたも読んで自信の農業経営について向き合って欲しいな。

今日は、【金持ち農家、貧乏農家】~年収1000万円のプロ農家は「これ」を大切にしている!~ 高津佐 和宏 さん著の熱烈ご紹介でした♪

では今日も一日、いつ完成するか見通しのつかないラジコン戦車を組み立てながらも、自分と自分の周囲の人がより一層幸せに豊かになるよう自分の能力を発揮します!弥栄っ(^^)/