微生物の力を最大限に活用。
菌活堆肥をメロン畑に散布作業です。
来年にむけて、甘くて大きくて食べて感動とろけるジュウシィー脳みそまでとろけるような感激レベルのメロン作りを目指して。
おはようございます。急に寒くなって自律神経が乱れ睡眠障害中なのですが今朝は珍しく6時前に起床。今日は気分がすごくよいメロンおじさん寺坂祐一です。
う~ん。季節の変わり目に弱いおっさんになってもーた
メロン農家である寺坂農園、秋のメインイベント。菌活堆肥撒きまき作業です。
春に十勝・清水町のコスモスファーム産から購入した約33tのEM菌発酵させた牛糞おかくず堆肥。
これに米ぬか・魚カス・カニガラ・もみ殻くん炭と種菌を加え、時折切り返しをし空気をまぜながら再発酵。
3ヶ月間ほど約60度の高温発酵させ続けて堆肥が真っ黒になるまで仕上げた菌活堆肥が完成ですP(^o^)q
10月になり再発酵処理5ヶ月目。
発酵温度も40度以下に下がってきているので、いいあんばいになっているのかなー、と。
アンモニア臭はもちろんしません。嫌な臭いもほとんどしなくなっていて黒い土のようになっています。気になる木片やおかくずも真っ黒に炭化したようになっています。
もう2ヶ月ぐらい発酵させてより完熟に仕上げたいところですが、雪が降るのもちかいので時間切れ、メロン畑に散布しちゃいます。
堆肥散布で活躍する農機が【マニアスプレッダー】。トラクターの後ろに装着牽引して堆肥を均一に散布してくれるめんこい農機です。
小さなマニアスプレッダーに巨大なバケットで堆肥をドカッと投入する絵は、御愛嬌です(笑)サイズ感違いすぎ~。
パイプハウスにに入れるため、800kg仕様というとても小さいかわいいマニアスプレッダーなのですが、上部に手作りの足し枠を装着。自称1000kg積みだ!と虚勢張っています。
昨年はメロン畑に10a(1000平方メートル)当たり約1tの菌活堆肥を散布したのですが、今年はこの足し枠改造にて10a当たり1.5tを1工程で散布することが出来るようになりました。
今年の堆肥散布係は2年目のS岡さん。
一年を通じて一番難易度高い牽引作業。
ハウスに「バキッ!」と、ぶつけないようよろしくです!
まずはトラクターにマニアスプレッダーを取り付けて、広いところで牽引運転の練習から。
前進・直線後進、ハウスの入り口に90度曲がりながら後進侵入など2時間練習してもらって、と。
それから28棟あるメロンハウスへの菌活堆肥散布、実戦投入です。
おおー。やるじゃないか!
90度曲がりながら後進してハウスの入り口2.2m幅に入れる!上手~♪
100~120mの直線バックも、最初のころは時々ジャックナイフのように『くの字』になったりしてたけど、スムーズに後進できるようになった(^^)
ハウスの一番奥まで牽引バックできれば、後はマニアスプレッダーを回転させてバーッと撒きながら前進するだけで、きれいに10a当たり1.5tの菌活堆肥散布ができます。
この作業をするたびに、昔は母さんと2人で堆肥を永遠とスコップ手撒きしていた時代を思い出しますわ~(遠い目)。
S岡さん、2日かけてばっちり菌活堆肥散布作業を完遂。ありがとうございました!
この後メロン畑には、緑肥としてライ麦とヘアリーベッチの種を散布してロータリーかけて耕し込んで転圧したら、土作り作業は終了です。
それからハウスにかかっている農POフィルムを巻き上げたり、降ろして廃棄したりして、冬を迎えることが出来ます。まだまだやることてんこ盛りじゃ。
今日は菌活堆肥をメロン畑に散布、微生物の力を最大限に活用する!というお話しでした。
では今日も一日、来年もメロンが生き生きと育つのを妄想しながらも、自分と自分の周囲の人がより一層幸せに豊かになるよう、自分の能力を発揮します(^^)/
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。