毎年毎年、何度でも何度でも
美しく咲かせてみせるぜ。


メロン畑の今をお伝えします。
ヒマワリとエン麦が発芽しました。
かわいいのぉ~。

 

メロンの収穫が終わったら

これまた人海戦術で一気にメロン残渣と
マルチシートなど資材を片付けて

エン麦とヒマワリの種をまき
わざわざ散水チューブで水をかけて
『緑肥』として育てます。

緑肥栽培は、大きく成長させた後、
秋にそのまま畑にトラクターで耕し込み
土作りとする技術です。

大きく育ったヒマワリとエン麦を
土の中に耕し込むと、繊維分、
有機物が大量に土壌混和されます。

そうすると微生物が活性化し
土も軟らかくなって
翌年のメロンが元気に生育するのです。

なので、寺坂農園では
真剣にメロン栽培後の緑肥栽培に…

えっと、
まったくお金に売上げにならないけど
かなり本気にやっています。

我ながら、マジメな農家です()v
はい、自己評価です。
えぇ、土作り大好きです♪

 

人は裏切るけど、土作りは裏切らない!

 

すごーくゆっくりだけど
やった分だけ少しずつ土が良くなり
おいしいメロンが収穫できる!

というリターンがあります。
小さな取り組みの積み重ね、
それが土作りでありメロン作りなんです。

いやぁ、農業っておもしろい。
仮説を元に土作りを粛々と行い
次年度のメロンの生育を見ながら

いろいろ考えて、
土が畑がもっとよくなる取り組みに
思考を巡らせる…

農業はクリエイティブでおもしろい。
なかなかうまくいかないから
困難だからこそ、おもしろいです。

話は戻って、経験からだけど…
ヒマワリ緑肥栽培後、冬を迎え
翌年春からのメロン栽培してみると
なんか生育がいい。

具体的数値とかデータとか
まったくないのだけど…

経験で見た目で、なんとなく
ヒマワリ栽培後のメロン生育はいい感じ。
だから、片付け作業を急いでます。

急ぐ理由は
北海道・富良野地域では
8/15ぐらいまでにヒマワリの種を
まかないと…

10月上旬の耕し込む最終時期までに
(この時期以降は気温低下し雨が多く
畑を耕すことができなくなります。)

ヒマワリがある程度の生育量を
確保することができなくなります。

ヒマワリは寒さに弱いのですね。
エン麦は寒さに強いけど…

ですので、8月15日以降に緑肥栽培
する場合は『エン麦』のみ育てます。
寒い秋でもグングン伸びるからです。

 

「できるだけ緑肥栽培では、ヒマワリの種をまきたいっ!」

それが私の願い(^人^)

だからメロン収穫後の片付け作業を
スピーディーに進めたいのです。
スタッフみんな、頑張ってます!
ありがとうーーー。

↓9月中旬にはこうなる予定(昨年の秋のメロン畑です)


↑去年のメロン畑。今年はうまくいくのか?!

緑肥栽培にマニアックに取り組む
メロン農家のお話でした。
怖くて、どれだけコストと労賃かかって
いるか?計算したくないですー

では今日も農業を通じてたくさんの
仕合わせを生み続けます♪(^^)/