今年の講演日程、すべて終了!
同友会札幌支部 農業経営部会 望年会
昨夜の
講演が最後でした。
振り返れば一年で11回講演しました。
ふぅ~、一安心♪(^^;)
これから年末にかけて
自分の仕事に集中します。
ディスクワークたんまりあるぞー。
40名もの参加者がいて、
札幌は熱かったです!
同友会の農経部会に入っているぐらいだから
個性も主張も尖った人ばかり(^o^)
めっちゃ面白い人、ばかりです。
懇親会ではいろんな人と
お話しさせていただきましたが
いやぁ~、面白い人ばかりでした!
知見は広く、視野も広い。
感性も鋭く、会話もジョークもステキ。
そんな農業者・農業関係者が
たくさんいらっしゃいます。
すっごく勉強になった!
さすが札幌近郊の方々。
今まで講演してきたところと、
ひと味もふた味も違いますわ。
講演をやらせていただいた
私自身がが勉強になりました。
昨夜での気づきを2つ。
一つは、
『都市近郊農業の競争の激しさ』。
私、昔、15年前かな、
直売所ブームが起こる前から
「直売所はいける!」
と思い、周囲の反対を押し切って始めました。
まぁ、いろいろとありましたが・・そのころ
「田舎に生まれた時点で、
一生貧乏人生、決定…」
と絶望していました。本気で。
だってだって、
富良野は札幌から何個も山を越えて
やっとたどりつく北海道の奥地。
自分で作った野菜・メロンを
自分で売るなんてほぼ不可能。
既存の委託販売流通で、なるがままです。
いったい、いくらで売れるのかも分からず
相場に卸先におまかせです。
そして精算書が来て
「こんだけ…」
がっかりしたこと、無限大。
札幌とか旭川の近くで農業やっている人って
いいなぁ~って、うらやましく思っていました。
都市近郊だと、売り先がいっぱいあるよね。
富良野や、地方の農家だと
情報が少ない、バイヤーも来ない
輸送費がかかる、お客様から遠い、
生産組織・団体縛り(暗黙)がつよい。
地理的条件によってだいたい、
「自分で売る」
という発想は生まれません。
それで必死になって取り組んだのが
メロンの通販であり、
ダイレクト・マーケティングでした。
したっけ、昨夜講演直前に
札幌農経部会に参加している農家さんと
お話ししていたら
「札幌周辺なんて、直売所乱立さ~。
すごいよ、安売り競争で。
ほかの直売所とも競争だけど
直売所の中でも、価格競争だよ。」
うわぁ~、そ、そうなんだっ(^^;)
野菜の安売り合戦とは、なんと大変な!
直売所ブームが来て、ピークが過ぎて
過当競争時代に入っているんですね…
わー、そんなのやだ-。
安売りはつらい!
お客様には喜ばれるんですが…
「札幌周辺の農家って、いいなー」
って昔は思っていましたが
逆に農業・農家さんの競争が進みすぎて
大変なんですねっ(>_<)
たった10年ほどで
こんなにまで激変するとは…
昨日の私の講演の中で
どうすれば、お客様から選ばれ
価格競争に巻き込まれないか?
私の取り組みをお話しさせていただきましたが
すこしでも参考になったかな…。
そして私も、現状に甘んじることなく
お客様ももっと喜んでもらえるように
農業生産、そして直販に取り組んでいこう
と、思ったしだいです。
10年後、農業の直販や流通って
いったいどうなっているんだろー
「農協の代わりにイオンが全部やるんじゃないか?」
とか、昨夜冗談で話していましたが…(-_-;)
イオンさんの小作人になるのかな?
未来はわからないから、人生はおもしろい!
ということで、長くなりましたが
あと一つの気づきは後ほどアップしますね。
同友会札幌支部 農経部会の皆様、
ご静聴いただきまして
本当にありがとうございました!<(_ _)>
北海道・富良野からおいしいメロン・野菜を全国にお届けし、お客様に「おいしいっ」と喜んでほしい』を理念と据え、産地直送に取り組む農業を続けています。