昭和50年刊行

阿川弘之 著 【軍艦長門の生涯】

読破っ

090611_1925~01

色んな本を読みながら、合間にちょこっとずつ読んでいたんで…
3巻読破に1年かかりました?

戦前?終戦まで、日本で唯一生き残った戦艦 長門。

その生涯を丹念に取材し、歴史・時代背景、関わる人々、
世界の国々の思惑、航空機優勢の流れ、敗戦後、アメリカに接収。
最後はビキニ諸島での核実験で沈むまで

とにかく、すごい。歴史的資料です。

この平和な平成21年を生きている私にとって

たった80?60年前は、こんな世界だったんだと
ぶったまげた次第であります

連合艦隊旗艦として、戦前は世界最高・最強の戦艦だった長門。

戦時中、象徴とも言うべき主砲が、
航空機相手に、ほとんど役に立たず…

最後は、船を動かす燃料すらなく、
ただただ、空爆に耐える話など…
色んな感情がわき上がってきます。

戦艦、長門の生涯…大正9年?昭和20年まで25年間が綴られていますが

ずーっと読んでいて、文中に

いったい、何十万人(何百万人?)の人が死んでいったのか…
日本の船は、どんどんアメリカの攻撃で沈んでいく。
ガダルカナル撤退。
○○島、放棄。
キスカ等玉砕。
サイパン放棄(民間人1万人自決)
南方、沖縄、本土で、どんどん人が死んでいく…
戦争だから、しょうがないのか?

いろいろ考えされましたよ

先人の積み重ねてきた歴史のうえに
今の日本があるんだなぁ?
つくづく感じました。

平和って、ありがたいことなんですね。
意識しないと、気づけません…

今の瞬間、大切に生きるぞっ