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寺坂農園メールマガジン1206号
令和元年5月19日
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美しいと評価・評判の富良野メロン栽培を目指して！
5月中旬に冷え込み、どうなるかと心配していたネット形成期。
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最近の好天続きに感謝で、順調に網目模様が発生しています。
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この数日前に硬化期があって、メロンの玉の表面が固くなる時期があります。指の爪先でこんこんすると、カンカン！ていう感じに表皮が硬くなるのです。
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そして、果実の中からの肥大が進むと、表皮が硬いためひび割れを起こしします。そのひび割れが『かさぶた』のように、もしくは『コルク状』の様に盛り上がってくるのが、メロンの網目模様になるのです。
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急激な土壌水分変化や、低温に当たり、メロンの果実が大きく割れると網目模様が粗く、酷いときには小指が入るくらい裂果してしまうことも。
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この時期の栽培管理としては、水分は押さえる。気温の急激な変化に注意。日中の気温は30度が目安。最低気温は15度以上を確保します。
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もうひとつ、美しい網目模様を発現させるのに必要栽培管理が。
それは、メロンの玉の上に、うっすらと適度に葉がかぶさっていて、葉陰にメロンがたたずんでいるような感じが､良いんです。
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玉がむき出しとなり、直射日光に当たり続けても美しいメロンにならないし…。
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葉っぱがベタッとメロンの果実にピッタンコにくっついていても、綺麗な網目模様になりません。
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葉陰でメロンが休んでいるような感じ（笑）。写真2枚目がそうなんだけど…(^_^;)
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写真3枚目を見てください。
ぱっと見、富良野メロンの葉だらけで、メロンの玉が見えないけど、よーく見たら葉と葉のスキマにメロンが鎮座しているでしょ。
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この『木漏れ日状態』っていうのかな。メロンの果実の周りに風がながれ､適度に日陰で木漏れ日も当たる…。っていう環境が、美しい北海道メロンに仕上げるポイントなんです。
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これは、ツルや葉を適切に取り除くメロン整枝技術がしっかりしていないと、この理想の環境は実現できない。
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また、整枝作業が遅れてツルがボーボー煮伸びたり、強剪定しているようだと、ツルがねじれて葉がぶつかり合い、メロンにとって居心地の良い環境を作れません。
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メロンに対するやさしさ、愛のある整枝作業を積み重ねることによって、ネット発現期・肥大期にスクスクメロンが大きくなります
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これを、多数のスタッフと共に雇用農業で実現するには…
なぜ？丁寧な整枝作業が必要なのか、なぜ？このような整枝をして、ツルを誘引するのか？
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未来予想図を伝えながら、メロンの整理生態を伝えながら教えて見守っていかないと、初めてメロンを触るスタッフには理解が出来ないので、ツルや葉がぐちゃぐちゃになるんです。
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↑過去に多数、失敗経験あり
だから、寺坂農園では『メロンの整枝管理技術』を伝える力はある方だと自負しています（まだまだこの力を向上させたい）。
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新人スタッフさんが入っても1週間ほどで、上手に美しいメロン整枝できるようになってくれます。基本は『メロンに愛をもった整枝』をお願いしています(^^)
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今年集まった20名ほどの季節スタッフさんは皆優秀で、メロン愛に溢れる人たちばかりなので、今期のメロン畑が綺麗です。
北海道で育った人気のある美味しいメロンへ、評価・評判をドンドン上げていきますっ！
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ですが、ココ連日の好天でツルが伸びまくってきていて、状況はメロン畑の荒れてきています…
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北海道メロン、ネット発現期・ネット形成期についてのうんちくお付き合い、ありがとうございましたー。
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今日は7/1～収穫予定の富良野メロン、3棟の成りツル整枝作業を黙々とやんぞーっ！
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