そ、そんなぁ…自分の常識が壊れた!
会社ってそんなに簡単に潰れるの?
衝撃の一冊でした。


【あの会社はこうして潰れた】
帝国データバンク情報部 藤森徹さん著

当農園も今年の夏、
前代未聞のメロン除草剤散布事件により
6棟6600玉も全滅してしまった。

精神的・経済的にあまりにもひどい
犯罪被害にあったので、
「あぁ、これで廃業・離農かぁ」

って、夏の間は愕然としていた。
どんだけ頑張っても、
努力を積み重ねていっても
お客様に喜んでもらおうと、
志事に取り組みまくっていても

世の中は不条理で理不尽だ。

そんな努力や積み重ねなんて
あっという間に吹っ飛ぶことを
思いっきり体験してしまいました。

より多くの仕合せを生み続けようと
いろいろ考えながらも
真っ直ぐに自分の道を農業を進んでいても
たった一部の悪意によって
簡単に潰されてしまう経験をしました。

悲しい世の中だ。
自分のことだけを考えて
飛び出さず、周囲に合わせて
大人しく家族経営していた方が
可もなく不可もなく安全で幸せなのかな。

とても悩みました。
その時に出会った一冊がこれ。

 

率直な感想は

「会社ってこんなに簡単に潰れるのか!」
でした。

何十億、何百億と売上をあげてる会社が
有名なベンチャー、老舗に関わらず
社長の舵取り一つで、あっという間に
倒産していく…。

最初っから最後まで
「えーっ!白元って破綻してたの??」
「500年続いた企業が破産なんて…」
「あの有名ブランドも 潰れてたなんて」

驚きの連続でした。
あらゆる倒産劇をしっかりと取材し
その原因まで追求するこの本。

とても勉強になりました。
っていうか、今の自分の立場からだと
なんか力もらえました。

 

会社を経営している限り,リスクだらけなのだ。

誰もやろうとしない仕事をするから
喜ばれ感謝されて、
貨幣という形に変化し売上となる。

詐欺、事件に、ハプニングイベント
外的要因の変化、社内内的要因の変化
為替変動、政治の流れ、時代の変化
流行り廃りの波、病気、派閥争い
連鎖倒産、急な取引停止などなど…

会社ってあっという間に倒産する。
それが事実。
この本を読んで、目からウロコだった。

会社を経営している限り起き続ける
問題・課題・ハプニングイベントを
どうのりこえつづけることができるか?
それが【企業の強さ】なのだろう。

そうだよなぁ。
きっと天才・秀才ばかりが集まっている
東芝、シャープ、日産だって大変なのだ。
それぐらい時代・環境変化は
すごい破壊力がある。

どれだけ変化できるか?
柔軟に軌道修正できるか?
プライドや欲に引っ張られないか?

ほんと、勉強になる本だ。

 

きっと寺坂農園もいつかは

メロンの病気、メロン人気の下降、
火山の噴火、大災害、詐欺事件など
どんな理由になるかはわからないが

いつかは会社をたたむ時がくるのだろう。

そう考えると、
なんか気持ちが楽になってきました。

しかーし!
今は存続にむけて、この志事を続けるのに
全力で取り組んでいきます。
寺坂農園のミッションを遂行するのだ。
お客様の笑顔が続く限りです。


目次を紹介しますね。
1、構造変化に呑まれた企業はこうなる
2、老舗企業の辿った末路
3、あの上場会社はこうして潰れた
4、ベンチャー企業はどこでつまずいたか
5、捨てられる会社、捨てられる社長
6、闇経済、不正、詐欺の舞台裏
7、出版業界のタブーに迫る
8、あなたもその倒産に巻き込まれる

先人たちの経験から学びましょう。
それが読書のいいところ。
謙虚に学ばせていただきました。

この本を読んだら
倒産へのパターンが見えてきますよ!
経営に役立つこと、間違いなし。

経営者、会社役員、管理職、農業経営者
起業したい人、起業した人に
ぜーったいによんでほしい一冊です。

ドキドキ感が止まらない、
衝撃の一冊、ですが、学べます。

寺坂農園も農業継続がんばるよー。
イベント、時代の変化、犯罪被害を乗り越えて
より強い農業経営を目指します!

では今日も農業を通じてたくさんお
仕合せを生み続けましょう。