メロン畑片付け作業の毎日です。
ハウスビニールの巻き上げ作業。

北海道・中富良野町地域では
冬が来る前にビニールハウスのビニールを
全部片付けなければなりません。

積雪により重みで倒壊するからです。
春に33棟苦労してぜーんぶ掛けたのに
もう、ぜーんぶ片付けなければダメ。

北海道の農業って厳しいハンデ戦…
と感じるのですが、メリットもたくさん。
夏に秋に美味しい農産物が
たくさんとれる地理的気候的メリット。

悲観せずに、生きているこの地の恩恵を
最大に活かした
そんな農業を持続していきたいです。

で、掛けたビニールを全部片付けるのですが、方法は2つ。

・下ろして、引っ張ってたたんで
格納庫内に収納する。

・ハウスサイドの換気用巻上げパイプを使って、
そのまま天井まで巻き上げて
天井パイプに縛り付けて冬を越す。

前者は、平均100mの長さがあるビニールを
33棟分も下ろしてたたんで、格納するとなると
ビニール1棟分って重さ80kgあるのかな…
収納場所も含めて現実的に難しい。

で、後者の全て巻き上げる!
という方法をとっています。
これなら雪が降っても積もらないので
ハウスは倒壊しません。

来春、クルクルと巻き下ろせば
ハウスビニールが綺麗にかかるし。

しかし、この方法もなかなか大変で
現在のようにスムーズに巻き上げて
来春は店長できるようになるまでには
たくさんの失敗をしてきたのでした…

このビニール巻き上げ収納法での
たくさんの失敗体験と、その克服した手法、
蓄積したノウハウは、公開OKですが
書くとながーくなるので…
次の機会に!

メロンビニールハウス内に育っているのは

前回紹介した緑肥栽培の
ヒマワリとえん麦です。

ビニールを巻き上げて、雨が当たるようになると
生育が加速します。
土作りが進むのです♪
だから、この仕事もサクサク進めたいのです。

寺坂農園では農POフイルムを
約4年、正確には4シーズンごとに
交換しています。

どの程度まで使って、フィルム劣化と透明度、
防霧性能が続いているかなど
コストを考えながら交換タイミングを
見極めています。

今日も畑のスタッフは全員、
メロン畑片付け作業を頑張ります。
そして、今日はメロン収穫最終日。

心を込めて、お取り寄せ通販でご注文いただいた
お客様にお届けします。
これで今年のメロンも、終了です。
なんか、緊張感が切れるなぁ(^_^;)

では今日も農業を通じてたくさんの
仕合せを生み続けましょう♪(^ ^)