【キレイゴトぬきの農業論】 久松達央さん著

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新書なだけあって、知的でございました(^^;)
よくこんなに、農業のこと、栽培のこと、販売のこと
既存農家さんのこと、有機農業のこと・・・

良く考え抜いて、しかも客観視しながら、農業をしっかりやっていることに感心しました(^^)

とくに、茨城県で新規就農した著者ですが、原発がやられて放射能汚染のときの緊迫感伝わるお話は、印象的です。
私は遠く北海道で農業をしていますが、同じ農業者として、ほんとうに大変だったんだと、ひどいことだったんだと(まだ進行形ですが)感じました。

そう言った出来事から
お客様と直接つながって交流していくこと、お客様が喜ぶおいしい野菜作りを続けていくことの大切さをひしひしと感じました。

同じ農業者として、読んで良かったです。
私も既存の農業とまったく違う、産地直送の道を進んだだけに、すごく共感しました。

ただ、私の場合は、著者の久松さんほど考え抜いていないです(-_-;)
刺激受けまくりでした。